道路が凍結し、家に帰れなくなった配達員の女性 すると配達先の夫婦が?
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2021年2月、アメリカ・テキサス州を記録的な寒波が襲いました。
同月14日朝、副業として週末のみ食料品の配達の仕事をしているチェルシー・ティモンズさんは仕事に出発。
この日の夜は吹雪が予想されていたため、彼女は午前中には配達を終えて帰宅するつもりでした。
ところがその予定は大きく狂うことになります。
配達先から家に帰れない!
午前11時頃、その日最後の配達を引き受けたチェルシーさんは急いで依頼人の家に向かいます。
その家は坂の下にあったため、彼女は慎重に坂を車で降りていきますが、ブレーキが効かないのです。
なぜなら路面が凍結してスリップしていたのです。
パニックになった彼女がブレーキを踏んでも車はどんどんスピードを増していきます。
そして車は花壇に突っ込み、大きな木にぶつかって停止。
木は倒れてしまいましたが、幸いチェルシーさんも車も無事でした。
彼女は配達先の家に食料品を届けた後、凍結した坂を車が登れないことに気が付きます。
「家に帰れない!」と思った彼女はロードサービスを呼びますが数時間待っても助けは来ません。夕方になってようやくロードサービスに電話がつながると、「道路状況が悪くそこには行けない」といわれてしまいます。
彼女はせめて近くのホテルまで移動できないかと配車サービスを呼ぼうとしますが、それらの車も彼女がいる場所までは来ることができませんでした。
すると困り果てたチェルシーさんを見た配達先の家の夫婦が「よかったらうちに泊まってください」といってきたのです。
こうしてチェルシーさんはその夫婦の家に泊めてもらうことになりました。この日はバレンタインデーだったため、夕食にはステーキをご馳走になったそう!
この時テキサス州では大規模な停電や断水が発生していましたが、彼女を泊めてくれた家は影響がなかったのだとか。
チェルシーさんは迷惑をかけたくないという思いから毎朝、ホテルへ泊まることを申し出ましたが、親切な夫婦は彼女を心配して家に泊まるように説得したのだそう。
そして彼女は天候が回復して安全に車が走行できるようになるまで、6日間も夫婦の家にお世話になったのです。
数日間一緒に過ごすうちにチェルシーさんと夫婦はすっかり仲よくなったのだとか。
ケーキ作りが得意な彼女は滞在中にお礼としてココナッツケーキを作ったそうです。
5日目の夜、チェルシーさんはFacebookにこの出来事について投稿し、夫婦への感謝をつづりました。
6日目の朝、チェルシーさんは夫婦の家を出発し、無事に自宅に帰ることできました。
彼女の投稿には1万2千件を超える『いいね』が集まり、夫婦の優しさに感動する声が寄せられています。
もし夫婦がチェルシーさんを助けてあげていなかったら、彼女は水も食べ物もなく、命にかかわるほどの寒さの中で何日間も車の中で過ごさなければならなかったかもしれません。
親切な夫婦のおかげで心温まる交流が生まれてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]