寺の手水で2度も盗難被害にあった寺 優しい人が救いの手を差し伸べ、数日後に急展開!
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
京都府京都市左京区にある金戒光明寺(@kurodani1175)。京都守護職本陣、新選組発祥の寺として知られています。
金戒光明寺では、2020年12月6日頃から手水に花と50匹ほどのカメを浮かべて飾っていました。
しかし、事件が起こったのです。
2021年2月7日、50匹のカメがこつぜんと姿を消してしまいました。
「鳥の仕業かと思った」という担当者。しかし、50匹すべてを持っていかれるのは不自然です。
犯人捜しはせず、ただ悲痛な想いを投稿したところ、なんと善意でカメを持ってきてくれた人がいたといいます。
これでひと安心かと思えば…。
同年3月2日、2回目の盗難に遭いました。
もちろん、「持って行っていい」などとはどこにも記載されていません。悪意ある行動に、「ただ悲しかった」という担当者。
この出来事を午前9時過ぎにTwitterに投稿したところ、なんと同日の午後3時にはカメに代わってアヒルが寄進されたといいます。
たくさんのアヒルたちが、手水のあちこちにいて、なんだか楽しそうですね。
翌3日にはさらに追加で、カメとアヒルの寄進があったのだとか。
担当者がお礼を伝えると「写真も投稿も、陰ながら応援したいので、特に何もされなくて結構です。もしまた盗られても、また持ってきますので…」といって去っていったといいます。
持ってきた人は、1回目から同じ人で「盗った人が、カメがいないと返しづらいと思ったから…」と、盗難した犯人のためにもカメを寄進してくれたそうです。
担当者は「また来たいと思ってくれる方が1人でも多くいたらという想いで飾った」と話していました。
【ネットの声】
・かわいい!癒されますね。今度行ってみたいです。
・素敵です。行方不明になった子たちが無事に戻ってきてほしいですね。
・優しい方がいらっしゃったのですね。もう盗まれませんように!
寄進をした人は、盗んだ犯人が返してくれることを願って150匹を超えるカメやアヒルを持ってきてくれたはず。
そして、同月4日、ついに盗まれたカメたちが返ってきたといいます!
お地蔵さんの足元に置かれたバケツに、盗まれたカメがたくさん入っていたそうです。
無事に戻って来たカメたち。きっと、寄進されたアヒルとともに、寺を訪れた多くの人に笑顔をもたらしてくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]