ブドウの鮮度をキープする保存の知恵 JA全農が教える正しい長持ち術
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甘くてみずみずしいブドウ。皮の表面についている白い粉を見て「農薬やカビではないか」と気になったことはありませんか。
白い粉の正体や洗う必要があるのか、鮮度を保つ保存方法について、全国農業協同組合連合会山梨県本部(以下、JA全農やまなし)に話を聞きました。
ブドウの表面につく白い粉の正体は『ブルーム』
JA全農やまなしによると、ブドウの表面を覆う白い粉は『ブルーム』と呼ばれるものだそうです。
ブルームは、ブドウが自らを守るために分泌しており、雨などの水分をはじくほか、果実に含まれる水分の蒸発を防ぐ役割があります。
食べても害はないため、強くこすったり無理に洗い落としたりする必要はありません。
むしろ、ブルームがしっかり残っていることは、ブドウが新鮮である証です。
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ブルームとカビを見分けるポイント
JAから出荷されるブドウは、出荷時に検査が行われています。カビなどの異常が確認されたものは、基本的に出荷されません。
農薬についても、国が定めた残留基準や使用時期などのルールに基づいて管理されています。
そのため、購入したばかりのブドウの表面全体を薄く覆っている白い粉は、基本的にカビや農薬ではなくブルームと考えてよいでしょう。
ただし、出荷後に時間が経つと、カビが発生する場合があります。
カビは一部分にまとまって発生し、異臭をともなうこともあるそうです。
白いものが局所的についていたり、普段とは異なるにおいがしたりする場合は注意してください。
ブドウを新鮮なまま保存するコツ
ブドウを保存する場合は、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
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通常の冷蔵室は冷気が強く、果実が乾燥してしまいますが、野菜室であれば、比較的乾燥を防ぎやすくなります。
房のまま野菜室で保存する場合、保存期間は2~3日程度が目安です。
時間が経つと粒から水分が抜け、シワが寄るなど、徐々に鮮度が落ちていきます。
もう少し長く保存したい場合は、粒のつけ根にある『軸』と呼ばれる部分を数mm残し、ハサミで1粒ずつ切り離してください。
キッチンペーパーを敷いた密閉容器や保存袋に入れ、野菜室に入れておくと、10日程度保存できます。
新鮮なブドウの見極め方
新鮮なブドウを選ぶ時は、ブルームのつき方と軸の色を確認しましょう。
収穫して間もないブドウの軸は緑色です。時間が経って水分が抜けるにつれて、軸は徐々に茶色く変化していきます。
画像提供:JA全農やまなし
軸の上部が少し茶色くなっていても、粒に近い部分に緑色が残っているかを確認してみてください。
果実全体にブルームが残っており、軸が緑色のものを選ぶことが、新鮮なブドウを見分けるポイントです。
おいしくて新鮮なブドウを楽しもう
保存方法の工夫で鮮度はある程度保てるものの、ブドウのおいしさを存分に味わうなら、購入後できるだけ早く食べましょう。
新鮮なうちに、ブドウのみずみずしさや豊かな香りを楽しんでください。
[文・構成・取材/ブリジア]