突然の雨で少し濡れた服、洗い直し?そのまま乾かす? 洗濯のプロが教える対処法
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洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として、毎日の洗濯に向き合っています。
先日、grape編集部からこんな相談がありました。
「突然のゲリラ豪雨で服がびしょ濡れになりました。雨水だから乾かせば大丈夫ですよね?」
傘がなくてびしょ濡れに…。帰宅後、そのままハンガーにかけて乾かしていませんか。
「雨だし、乾けば大丈夫でしょ」と思いがちですが、実はこれ、NGなんです。
雨水は意外と汚い
「雨で濡れただけでしょ?」と思いがちですが、実は違います。
考えてみてください。雨水って、飲まないですよね。それは、空気中のチリやホコリ、排気ガスなどが含まれていて、きれいな水ではないからです。
その雨水を、服が吸い込んでいる状態。そのまま乾かしても、汚れは繊維に残ったままです。
『着てから洗えばいい』が通用しない理由
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「どうせ着たら洗濯するし、雨の汚れくらい大丈夫でしょ」と思うかもしれません。
しかし問題は、今すぐ洗い直さないと、生乾き臭が発生する可能性が高いということなんです。
脱水後の服は水分がしっかり絞られていますが、雨に打たれた服は水をたっぷり含んだまま。酷い時は、脱水する前と同じくらいびしょびしょという状態です。
その状態で何時間も放置すると、雑菌が繁殖して生乾き臭が発生します。
だから、濡れたら早めに洗い直すことが大切なんです。
状況別の対処法
ここからは、3つの状況別の対処法をお伝えします。
少し濡れた程度の場合
小雨に少し濡れた程度なら、帰宅後に風通しのよい場所で早めに乾かせば大丈夫です。エアコンやサーキュレーターの風を当てて、乾燥時間を短くしましょう。
びしょ濡れになった場合
ゲリラ豪雨でびしょ濡れになった場合は、残念ですが洗い直しをしましょう。雨水の汚れが繊維に付着しているので、洗剤を使って洗います。
帰宅まで時間が空いた場合
濡れた状態で何時間も過ごした場合は、雑菌が繁殖している可能性が高いです。必ず洗い直しを。酸素系漂白剤をプラスすると、ニオイ対策に効果的です。
洗い直しのポイント
洗い直しをする際は以下のポイントを押さえましょう。
・洗剤を使ってしっかり洗う(すすぎだけではNG)。
・すすぎは2回以上。
・ニオイが気になる場合は酸素系漂白剤をプラス。
・洗った後は早めに干す。
撮影:Heulie
ゲリラ豪雨で濡れた服は『乾かせば大丈夫』ではありません。
雨水の汚れと、濡れた状態が続くことによる雑菌の繁殖。この2つが重なると、生乾き臭が発生しやすくなります。
びしょ濡れになったら、迷わず洗い直し。これが一番の対策です。
[文・構成/平島利恵]