濡れた傘、パタパタするの待った! プロが教える『乾かし方の正解』
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撮影:grapeライフハック編集部
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- 協力
- 傘ソムリエ土屋






雨の日に傘を閉じる時、ついバサバサと横に振って水を切ることはありませんか。
実はその動作は、傘の骨をゆがませたり、生地を傷めたりする原因になっているかもしれません。
そこで、傘ソムリエの土屋博勇喜さんに、傘を傷めない水の切り方や長持ちさせる方法を聞いてみました。
傘の水を切る時は上下の動作だけでOK
土屋さんによると、傘の柄を手で支えながら開閉する動作を2〜3回するのが、正しい水切りの方法だそうです。
※写真はイメージ
左右に振る方法は水しぶきが飛ぶだけで、内側の水分までは取れていません。
特に折りたたみ傘は、折りたたんだ部分に水が溜まりやすく、本当に取りたい水分が切れにくくなります。
傘の内側の開閉ボタン周辺には骨をつなぐ細い金属の芯が通っており、横へ動かすと骨のゆがみにつながるため、上下の動きを意識することが大切です。
骨を傷めやすいNG行動
傘を使用する時、傘をまとめるベルトを外して一気に広げる人がいます。
特に折りたたみ傘は生地と骨がくっついている場合が多く、傘の中心棒を伸ばした勢いでそのまま開くと骨が折れやすくなるため注意が必要です。
※写真はイメージ
長傘も折りたたみ傘も開く前に軽く振って、必ず生地をほぐすようにしましょう。
また、生地や骨を握り、回しながらたたむ行為も傘の骨を傷めます。
きれいにたたもうとするその行動は、傘の骨がずれる原因になるからです。
傘のベルトは、ふんわりと巻くのがポイントといえます。
※写真はイメージ
傘を長持ちさせる手入れの方法
使用後は傘を完全に開いた状態で、風通しのよい日陰に置いて乾かすのが理想的です。
屋外で干すのが難しい時は、お風呂場でS字フックなどにかけて、ベルトを留めない状態でたたんで干すとよいでしょう。
時々、窓の格子などに引っかけて干す人もいますが、直射日光が当たりやすく生地を傷めます。
風で飛ばされて人に当たる危険性もあるため、避けてください。
※写真はイメージ
また、2か月に1回程度、38〜40℃の湯を傘の表面に10秒ほどかけて、手の油やほこりを洗い流し、完全に乾かしてから防水スプレーをかけましょう。
ドライヤーで乾かして防水効果を維持させる方法も知られていますが、最近の撥水加工は以前と変わってきており、一部の傘は撥水機能が戻りにくくなっています。
傘を長持ちさせるたたみ方
傘を長持ちさせるには、生地の表面をこすらないようにすることが大切です。
折りたたみ傘は、骨の先端をまとめたら生地の外側だけを軽くつまみ、力を入れずにふんわりと巻くのがコツになります。
※写真はイメージ
長傘は生地が大きいぶん、すでに折り目がついているので、その折り目に沿ってたたむだけで十分きれいに仕上がるでしょう。
強風時に傘を傷めずに使用するには
風が強い時は、傘を平行に持つか、風向きに合わせて角度を調整するのが基本です。
傘の内側で風を受け止めるような持ち方をすると、骨が壊れる大きな原因になります。
また、飛ばされないようにと、傘と頭を密着させるのも避けたい行動です。
特に髪が長い人は骨の先端に髪が引っかかり、引っ張られて怪我をするおそれがあります。
多少の風にも強い傘を選ぶことも、骨を傷めない工夫の1つといえるでしょう。
※写真はイメージ
状況に応じた傘選びも大切
傘には、晴雨兼用タイプのほか、耐風性に優れたものや全自動開閉機能を備えたものなど、さまざまな種類があるそうです。
実は傘についている下げ札には、使用方法や機能が記載されています。
気に入った傘を使い続けるためにも、水切りや保管方法を少し見直すとよいでしょう。
それに加えて機能面も考慮した傘選びをすることで、傘を傷めずに使い続けることができそうです。
取材協力 土屋 博勇喜(つちや ひろゆき)
世界に1人だけの『傘ソムリエ』。22歳から大手ホームセンターでレイングッズを担当し、傘の魅力の虜になる。
2019年、株式会社ウォーターフロントに入社し、世界初の「傘ソムリエ」として活動を開始する。
傘の開発・監修や商品紹介動画の配信、テレビ出演など幅広く活躍中。コレクションの傘は230本を超える。
悪天候時の耐風性・撥水性テストも自ら行うなど、傘への情熱を注ぎ続けている。
⇒ウェブサイト
[文・取材/ブリジア 構成/grapeライフハック編集部]