しいたけのパッケージに描かれた婦人 名前に「吹いた」「元気が出る」
公開: 更新:
臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
大掃除後に出したコタツ 中を覗くと?「滝のような涙が出た」「一生見ていたい」寒くなってきた日、部屋にこたつを導入。その結果、心も温まる最高の展開に!
日頃、スーパーマーケットやネット通販などで、多くの人が買う食料品。
食べ物自体には関心を抱いても、パッケージのデザインにまで目を向ける人は多くないでしょう。
SNS上で、ある食料品のパッケージのデザインが話題を呼んでいます。
独特な雰囲気をかもし出しているデザインがこちらです。
『うま味しいたけ』という商品のパッケージに描かれているのは、『マッシュルーム婦人』というキャラクター。
しいたけがデザインされたイヤリングを着けた、18世紀のフランス宮廷にいた貴婦人のような女性が印象的ですよね。
ほかにも、『うま味メンマ』には高く盛られた髪型をしている『メンマー婦人』というキャラクターがパッケージに描かれています。
『マッシュルーム婦人』の由来は?
インパクトあるパッケージの商品を製造しているのは、兵庫県たつの市に本社を置く食品メーカーのブンセン株式会社。
同社の担当者に、パッケージのデザインについて話を聞きました。
従来、『うま味しいたけ』『うま味メンマ』は、それぞれ『味付けしいたけ』『味付けメンマ』として販売されていました。
当時のパッケージデザインは、商品を使った料理写真といった、一般的なものだったそうです。
2018年9月、『味付けしいたけ』『味付けメンマ』が『うま味しいたけ』『うま味メンマ』にリニューアルし、『マッシュルーム婦人』『メンマー婦人』のデザインが採用されました。
両婦人とも、同社の担当者がデザインした、オリジナルキャラクターです。
モチーフにしたのは、フランス近世にいた貴婦人。
しいたけの総称であるきのこを英訳すると『マッシュルーム』になることから、『マッシュルーム婦人』と名前が付けられたそうです。
『気になるキャラクター『むちゃン』
『米麴あまざけ』のパッケージにも、気になるキャラクターが載っています。その名も『むちゃン』。
独特な名前について、同社の担当者は、音の響きと覚えやすさを重視した結果、生まれた名前だと明かしました。
「めっぽうおいしい」から、「むちゃくちゃおいしい⇒むちゃンくちゃンおいしい⇒むちゃン」と変化。
『ン』をつけることで、響きに軽みを持たせつつも、強調させています。
そのため、『むちゃん』ではなく、『むちゃン』が正式名称です。
ブンセン社内の反応は?
ユーモアあふれる商品名で展開している同社。ほかにも、『のりつくだ煮アラ!』『塩っぺしいたけ』など個性豊かな商品名ばかりで、ネーミングへのこだわりを感じます。
ですが、『マッシュルーム婦人』『メンマー婦人』の提案が上がってきた時、社内では「賛否両論があった」とのことです。
クセが強すぎるために、さまざまな意見が飛び交ったのかもしれませんね…!
SNSで、「声を出して笑った」「婦人名に吹いた」「元気が出てくる」と、注目を浴びた同社の商品。
話題になったことに対し、同社は、「マッシュルーム婦人が喜んでいると思います」とコメントしています。
『味付けしいたけ』『味付けメンマ』は、関西地方のスーパーマーケットのほか、ネット通販でも販売中です。
ちなみに、デザインを婦人に変えてから、2022年2月17日時点では売上に変化は見られないとのこと。
SNSで話題となったことがきっかけで、より多くの人が購入するといいですね!
[文・構成/grape編集部]