朝一踏切に引っかかり、がっかりしていた母親 すると1人の女性が話しかけてきて?
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ウェブサイトの閲覧者やSNSのフォロワーから寄せられた実体験を元にした、西山ともこ(nishiyama_tomoko07)さんの漫画をご紹介します。
今回ご紹介するのは、幼い息子さんを育てる母親のエピソードです。
息子さんが1歳半だった当時、仕事復帰のために保育園を利用していた母親。
しかし、自宅近所の保育園には入れず、1つ隣の駅の保育園まで自転車を漕ぎ、送り迎えをしていたといいます。
通勤するにも1時間半かかる女性の朝は早く、毎日時間に追われていました。
『たった数分間の素敵な思い出』
ある日の朝、電車を見るのが好きな息子さんに大泣きされた母親は、踏切まで戻り、電車が通過するのを待ちました。
一部始終を見ていた女性に褒められるも、仕方なく戻ったため、恥ずかしい気持ちになった母親。
そんな母親に気付いたのか、女性はこう続けたのです。
「今は数分のタイムロスだと思うかもしれないけど、後になって振り返った時にとっても素敵な思い出になるから」
母親は、女性の言葉に嬉しくなると同時に、我が子が大きくなった未来を想像して涙が出そうになったといいます。
息子さんが5歳になった今は、徒歩で通える距離の保育園に転園。あの時自転車で通っていた道は、女性のいう通り、母親の大切な思い出になったそうです。
【ネットの声】
・我が子が小さい時は本当にあっという間だから、今は懐かしく感じるなあ。こんな素敵な言葉をかけられる人になりたい。
・私も同じような思い出があります。保育園の帰り道に寄り道させられた公園も、遠回りさせられた川の道も、今は一緒には行かないけど大切な思い出。
・泣ける…。その女性と出会えたのも、息子さんの意思を尊重して戻った母親が作った縁ですね。
母親によると、踏切で出会った女性とはその日以降一度も再会していないとのこと。
「私も将来、頑張っている親を見かけたら、そんな言葉をかけられる人になりたいです」とつづっていました。
女性の言葉は、母親のエピソードを通して、多くの親の心に届いたことでしょう。
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[文・構成/grape編集部]