電車の中で、スマホを見せてきた若い女性 画面を見て目を疑った
公開: 更新:


特殊詐欺に遭いかけた30代男性 冷静さを失った電話内容に「巧妙だ…」警察官を名乗る相手から「『マネーロンダリング』の事件の捜査線上にあなたの名前が上がっている」と告げられたら…。筆者にかかってきた電話の事例と、警察庁への取材内容をもとに、特殊詐欺の巧妙な手口と被害を防ぐための対策を解説します。

京急電鉄「多額の現金をお持ちのお客様へ」 貼り紙の意味深いメッセージに「天才だ…」京浜急行電鉄の北品川駅構内で『オレオレ詐欺』への注意を呼び掛ける貼り紙が、SNS上で「秀逸」「天才」などと注目を集めました。広報担当者への取材で判明した、貼り紙に込められた優しい思いが…?
- 出典
- @ozoekkk
相手の合意なく、身体に触れる痴漢行為はれっきとした犯罪です。
しかし被害者の多くが、恐怖心から声を出せず、その場から逃げることはもちろん、被害を訴えることもできずにいるといいます。
尾添椿(@ozoekkk)さんは、かつて痴漢被害に遭遇した際の経験から、「もし痴漢にあったらどうすればいいか」を漫画に描き、Twitterに投稿しました。
スマホの画面を見せてきた見知らぬ女性
込み合う電車の中で、見知らぬ女性からスマホの画面を見せられた、尾添さん。
震える手で差し出されたスマホ画面には、女性からの『SOS』がつづられていました。
痴漢にあっている自身の状況を知らせるとともに、助けをもとめるメッセージが打ち込まれたスマホの画面を見て、尾添さんはすぐさま行動に出ます。
一部始終を動画で撮影していたこともあり、被害者の女性も尾添さんもケガなく、痴漢の犯人を引き渡すことができました。
痴漢被害に遭遇した際、被害者や目撃者がすべきこととして伝えられたことは2つ。
『スマホを使って助けを求めること』と『助けを求められた側は、状況証拠を動画で撮影する』でした。
痴漢被害を目の当たりにし、「実際は怖くて声も出ないんだな…と、被害に遭った人の隣にいて思いました」と、被害者が置かれている状況を痛感したという、尾添さん。
だからこそ、声を出すことなく、被害を周囲に知らせる方法としてスマホを利用するのは有効な方法です。
そもそも痴漢という犯罪行為がなくなることが一番ですが、万が一にも遭遇してしまった際には、スマホを使い被害を知らせ、その場の状況を撮影することを思い出したいもの。
そして、犯人にはしかるべき裁きを受けてほしいものです。
尾添椿さんの書籍はこちら
漫画家として活躍している尾添さんの作品が発売中です。気になった人はこちらもご覧ください。
[文・構成/grape編集部]