台湾で物件を探す日本人 ある家の『間取り』に「どういう状況!?」 By - キジカク 公開:2023-02-27 更新:2023-02-27 トイレ台湾 Share Post LINE はてな コメント ライターチーム『キジカク』で執筆活動をしている、うーかさん。 アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことを日課にしています。 そんなうーかさんが、実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介します! 春の訪れを感じる季節になると、新生活のための引っ越しを考える人も多いのではないでしょうか。家探しは大変と思いつつも、新たな門出に胸が弾みますよね! そんな家探しですが、国が変われば住宅事情も変わるもの。筆者が住んでいる台湾には、「どういうこと?」と思わず目を疑ってしまうような間取りの家があるのです。今回は引っ越しの際の物件探しで、筆者が驚いた台湾の不思議な間取りを紹介します。 日本人が困惑する台湾の家の間取りとは? まず筆者が驚いたのは、キッチンがない家があるということ。夜市などの屋台文化が盛んな台湾では、家で料理はせず、すべて外食で済ませるという人が多いといいます。そのため、特に一人暮らし向けのワンルームには、そもそもキッチンがなく、トイレとシャワーだけの家が多いのです。設置されていたとしても、簡易的なものがほとんどだそう。 ファミリー向けの大きな家にはキッチンはあるけれど、ほとんど使用しないという人もいるようです。筆者の友人も「キッチン?あるけど、お湯を沸かすか電子レンジしか使わないよ!キッチンはほぼ倉庫」と、当たり前のように話していたことに驚愕した記憶があります。 「筆者の友人1人だけでしょ?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。話を聞いた時、その場にいた、ほかの台湾人の友人たちも声をそろえて「うちも同じ!」といい出したので、筆者はさらに困惑してしまったのでした…。 台湾の家の簡易キッチン 次に紹介するエピソードは、筆者が引っ越しのために物件探しをしていた時のこと。思わず「えっ?なにこれ!?」と驚いた間取りがありました。その間取りとは…なんとトイレのすぐ近くにシャワーが付いていたのです! しかも、シャワーカーテンなどの仕切りになるものも一切なし。日本のユニットバスのような浴槽もなく、シャワーだけが設置されているのです。 意味が分からず、物件を紹介してくれた不動産会社の人に「どのようにシャワーを浴びるのですか?」と聞きました。 トイレの近くにシャワーがある台湾の間取り 不動産会社の人いわく、台湾ではお風呂に毎日浸かるというような文化はなく、シャワーのみ。それも水浴びのようにサッと済ませる人が多いとのことです。そのためシャワーがトイレの近くに設置されている物件が多いのだとか。 また、台湾の人は特にカーテンなど何もつけずそのままシャワーを浴びるので、シャワーを浴びた際は必然的にトイレがずぶ濡れになることが予想されます。 シャワーを浴びるたびにトイレが丸洗いのような状況になっても気にしないとは…文化の違いに筆者の思考は追いつきませんでした。 そんなこともあり、台湾での新居探しはかなり苦労することに…。さらに、日本では当たり前のキッチン付きの物件や、シャワーとトイレの間に境目がある物件が少なく、なかなか希望の家に出会うのが難しかったです。 必死に物件探しした筆者が以前住んでいた家 ご飯もおいしく親日家も多い台湾ですが、実際に暮らすとなると、物件探しの際は少々の覚悟を決めなくてはいけないかもしれません…! [文/キジカク・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな コメント
ライターチーム『キジカク』で執筆活動をしている、うーかさん。
アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことを日課にしています。
そんなうーかさんが、実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介します!
春の訪れを感じる季節になると、新生活のための引っ越しを考える人も多いのではないでしょうか。
家探しは大変と思いつつも、新たな門出に胸が弾みますよね!
そんな家探しですが、国が変われば住宅事情も変わるもの。
筆者が住んでいる台湾には、「どういうこと?」と思わず目を疑ってしまうような間取りの家があるのです。
今回は引っ越しの際の物件探しで、筆者が驚いた台湾の不思議な間取りを紹介します。
日本人が困惑する台湾の家の間取りとは?
まず筆者が驚いたのは、キッチンがない家があるということ。
夜市などの屋台文化が盛んな台湾では、家で料理はせず、すべて外食で済ませるという人が多いといいます。
そのため、特に一人暮らし向けのワンルームには、そもそもキッチンがなく、トイレとシャワーだけの家が多いのです。設置されていたとしても、簡易的なものがほとんどだそう。
ファミリー向けの大きな家にはキッチンはあるけれど、ほとんど使用しないという人もいるようです。
筆者の友人も「キッチン?あるけど、お湯を沸かすか電子レンジしか使わないよ!キッチンはほぼ倉庫」と、当たり前のように話していたことに驚愕した記憶があります。
「筆者の友人1人だけでしょ?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
話を聞いた時、その場にいた、ほかの台湾人の友人たちも声をそろえて「うちも同じ!」といい出したので、筆者はさらに困惑してしまったのでした…。
台湾の家の簡易キッチン
次に紹介するエピソードは、筆者が引っ越しのために物件探しをしていた時のこと。
思わず「えっ?なにこれ!?」と驚いた間取りがありました。その間取りとは…なんとトイレのすぐ近くにシャワーが付いていたのです!
しかも、シャワーカーテンなどの仕切りになるものも一切なし。日本のユニットバスのような浴槽もなく、シャワーだけが設置されているのです。
意味が分からず、物件を紹介してくれた不動産会社の人に「どのようにシャワーを浴びるのですか?」と聞きました。
トイレの近くにシャワーがある台湾の間取り
不動産会社の人いわく、台湾ではお風呂に毎日浸かるというような文化はなく、シャワーのみ。
それも水浴びのようにサッと済ませる人が多いとのことです。そのためシャワーがトイレの近くに設置されている物件が多いのだとか。
また、台湾の人は特にカーテンなど何もつけずそのままシャワーを浴びるので、シャワーを浴びた際は必然的にトイレがずぶ濡れになることが予想されます。
シャワーを浴びるたびにトイレが丸洗いのような状況になっても気にしないとは…文化の違いに筆者の思考は追いつきませんでした。
そんなこともあり、台湾での新居探しはかなり苦労することに…。さらに、日本では当たり前のキッチン付きの物件や、シャワーとトイレの間に境目がある物件が少なく、なかなか希望の家に出会うのが難しかったです。
必死に物件探しした筆者が以前住んでいた家
ご飯もおいしく親日家も多い台湾ですが、実際に暮らすとなると、物件探しの際は少々の覚悟を決めなくてはいけないかもしれません…!
[文/キジカク・構成/grape編集部]