ハロウィンの日、多目的トイレに入った車いすの女性 目に入った光景に絶句
公開: 更新:
バターは焼いた後?先? 正しい塗り方に「ゾッとした」朝食の定番である、バタートースト。バターの濃厚なコクが染み込んだトーストは、何度食べても飽きないおいしさですよね。 筆者も朝ごはんは毎日といっていいほど、バタートーストを食べています。 そんなバタートーストですが、焼く前...
餅を食べる前に… 消防本部の呼びかけに「盲点でした」「気を付けます」山形県新庄市にある最上広域市町村圏事務組合消防本部(以下、消防本部)のInstagramアカウントは、『餅の食べ方』について、注意を呼び掛けしました。
2017年10月31日の夜、多くの繁華街でハロウィンイベントが行われていました。
ハロウィンをテーマにした店に行ったり、ハロウィンパレードに参加したりするため、この日の新宿は仮装した人で賑わっていたそうです。
年に1度のイベントを楽しみ、笑顔と活気であふれる街…しかし、その裏には悲惨な光景が繰り広げられていたのです。
ハロウィンの日、多目的トイレを見て絶句
31日の23時ごろ、JR新宿駅にいたRose Dawson(@NakashimaMinion)さん。車いすを使用しているため、駅で多目的トイレを探していました。
構内にある2つの多目的トイレに向かったものの、1つ目は使用中、2つ目は汚れていたため、東口構内にある多目的トイレを訪れたといいます。
トイレの中に入ったDawsonさんは絶句します。そこには、信じられない光景が広がっていたのです。
手洗い場に広がった血のり、床やベビーベッドの上に散らかったゴミ、放置されたペーパー…落ちているゴミを見るに、ハロウィンイベントに参加する人が出したゴミなのでしょう。
近くに多目的トイレがないため、仕方なくこのトイレを利用したDawsonさん。しかし、ゴミで水が詰まってしまったのか、この手洗い場を使用することはできなかったといいます。
また、ノックをされたため急いで出ると、そこにはハロウィンの衣装を着た女性たちが立っていたのだそうです。
『多目的トイレ』の本来の意味を考えて
着替えやメイクをするために多目的トイレを使用し、汚したまま遊びに行ってしまう人たち。そういった人たちのせいで、本来使用するはずの人がトイレを使うことができませんでした。
多目的トイレは設置されている場所と個数が限られているため、利用者はトイレを探すのに苦労します。また、人によってはトイレの利用にも時間がかかってしまいます。
多目的トイレ使用のマナーについて、自治体のウェブサイトにはこのように書かれています。
また、『多目的トイレ特有のマナー』として、「便座を下げること」「ベビーベットを元に戻すこと」「トイレットペーパーが切れたら補充すること」「優先されるべき人のため、短時間の利用を心がけること」を挙げています。
確かに、多目的トイレはあくまでも『優先』であり、『専用』ではありません。ですが、今回のように『ハロウィンの衣装を着たり、メイクをしたりすること』を目的とした利用は、明らかに間違った利用方法だと考えられます。
そのうえ、自分の出したゴミをしかるべき場所に捨てずに放置するという行為は、多目的トイレに限らず公共の場においてのマナー違反です。
多目的トイレが汚されたまま放置されていたり、時には中で性行為をしている人がいたり…ということもありました。
自由にトイレに行けないため我慢し続けて、ようやく見つけた多目的トイレが使用中…そんな状況で仕方なく待っていなくてはならない人の気持ちを考えてほしいです。
grapeの取材に対し、そうコメントするDawsonさん。
トイレを我慢している状態でやっと見つけたトイレがこの有様では、誰だって怒りを覚えることでしょう。
年々話題になる『ハロウィンのマナー問題』
悲しいことに、ハロウィンの翌日は毎年、ポイ捨てされた大量のゴミで汚れた街の写真がネット上で話題になります。
もちろん、中にはしっかりとマナーを守ったうえでハロウィンイベントに参加している人もいることでしょう。ですが、マナーを守らない一部の人たちが目立ってしまうことは事実です。
この後のことを考えれば、放置されたゴミを見てほかの人が嫌な思いをすることや、掃除する人の仕事が増えてしまうことは容易に想像できるはず。
『自分がよければそれでいい』という考えは正しいのでしょうか。思いやりの心を持って行動してほしいですね。
[文・構成/grape編集部]