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断水時、トイレはこう流して! LIXILが解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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トイレの写真

※写真はイメージ

2024年7月28日現在、東北地方の山形県や秋田県などで豪雨による水害などが相次いでいます。

豪雨により生じる水害の1例として挙げられるのは、断水被害。

断水すると、飲料水の確保が難しくなるだけでなく、トイレを流すのが困難になる場合もあります。

万が一の事態に備えて、断水によりトイレが流れなくなってしまった際の対処法を、身に付けておくことは大切でしょう。

断水時のトイレの流し方を、メーカーが解説

住宅用設備機器メーカーの株式会社LIXIL(以下、LIXIL)はウェブサイトにて、トイレ製品に関する『よくある質問』を公開。

断水時のトイレの流し方について「用意するものはバケツです」とし、以下のように解説しています。

バケツ1杯(6~8L)の水を、水跳ねに注意しながら一気に流し込み、汚物を排出します。

最後に、便器内の水位が通常の高さになるように、3~4Lの水をゆっくりと注ぎます。

ただしこの水量では、配水管の途中に汚物が停滞する場合があります。2〜3回に一度は、バケツ2杯程度の水を流してください。

※うまく汚物が流れない場合は、より早く(短時間に一気に)流し込んでください。小洗浄も同じように流してください。

※トイレの種類によっては、5~6Lの水量で汚物を排出できます。取扱説明書をご確認ください。

株式会社LIXIL ーより引用

トイレを流すには、6~8ℓの水が必要です。もし浴槽内に残り湯などがあり、確保できる場合は、その水をバケツに用意しましょう。

水跳ねに注意しつつバケツの中身を一気に流し込み、汚物を排出してください。

最後に、便器内の水位が通常の高さになるように、3~4ℓの水をゆっくりと注ぎましょう

ただし、この量では、排水管に汚物が詰まってしまう可能性も。そのため、2~3回に一度は、バケツ2杯程度の水を流し込むとよいそうです。

また、LIXILによると、トイレの種類によって汚物の排出に必要な水量は異なるとか。

取扱説明書をよく読んだ上で、正しい方法でトイレを流すようにしてください。

加えて、LIXILは断水時にトイレを流す際の注意点についても、こう明かしています。

地震などの災害時に排水管が壊れている場合、水洗トイレを使うと、汚水があふれたり、逆流したり、階下に漏れたりする危険性があります。トイレに水を流さないでください。

断水の復旧後の使用上の注意として、エアーハンマーという現象が起こる場合があります。この衝撃により器具が破損することがあります。詳しくは「断水の復旧後のトイレ洗浄における注意事項( エアーハンマー)」 をご確認ください。

コンセント部分に水がかからないようにご注意ください。

株式会社LIXIL ーより引用

災害時には、排水管が壊れている場合も。そうした状況で水洗トイレを使うと、汚水があふれたり逆流したりする危険性があるため注意してください。

また、万が一コンセントに水がかかってしまうと、漏電などの原因となりかねません。バケツの水を流し込む際は、時に勢いも大切ですが、外に水がはねないような工夫も必要でしょう。

LIXILの解説を頭に入れておき、断水時に安全かつ正しい方法でトイレを流せるようにしましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
株式会社LIXIL

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