採血に何度も失敗する医学部生 指導医が代わろうとすると、患者が一喝! しかし…
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- @cocomed4CC
何事も、最初から完璧にこなせる人はいません。失敗を繰り返す中で、学べることのほうが多いでしょう。
しかし、何度も失敗をすれば、周囲の目が気になり、自分への自信もなくなっていき、再び挑戦することが怖くなってしまう場合も。
医学部生の、いがくと(@cocomed4CC)さんは、実習の際、患者の採血に3回失敗し、見かねた指導医が代わろうとしてくれたことがありました。
すると、採血を受けていた患者の男性が、怒り始めたといいます。しかしそれは、失敗したことに対してではありませんでした。
「何回でも俺の身体で失敗したらいいけん、逃げるな!」
指導医を一喝し、諦めずに成功するまで続けることをうながした患者に、いがくとさんは感銘を受けたといいます。
自分の実習に付き合ってくれる患者との出会いに、「もっと、うまくなれるように実習頑張ります」と、改めて決意したのでした。
採血は針を身体に刺すため、多少なりとも痛みを感じるもの。患者の身体を気遣い、代わりに採血を行おうとした指導医の気持ちも、決して間違いではないでしょう。
それでも、実習生の成長を優先した患者は、終始、いがくとさんに「最後成功したとき嬉しかっただろ。それを忘れんなよ」「若い奴の成長に自分の身体が役に立つなら、年を取るのも案外悪くねぇな」など、多くの言葉をかけてくれたといいます。
その姿に感銘を受けたのは、いがくとさんだけでなく、投稿に「素敵だ」と多くのコメントが寄せられました。
・いい患者さんに出会えたんですね。情景が浮かんできました。本当に素敵な患者さんです。
・こういう応援があると、少々つらくても頑張ろうという気になれますね。
・漫画の1コマかと思うような話。
人の命を預かる医者という立場は、数々の経験と知識を積まなければなりません。
こうした患者との出会いもまた、医者になるうえで、きっと大切な学びの1つ。
いがくとさんにとって、自分の身体を差し出してまで、向き合ってくれた患者との出会いは、忘れられない出来事になったはずです。
[文・構成/grape編集部]