広島マツダ従業員の動画が炎上 車椅子の障がい者を真似し、謝罪 「揶揄したつもりはない」
公開: 更新:
乗客「えー」 新幹線で、窓際のコンセントを見たら?年末に新幹線を利用した、えび沢(@ebisawade)さん。『N700系』の新幹線に乗車した際、自分の座席の横にあるコンセントを、別の人がすでに使用していて、困ったことをXに投稿すると、さまざまな意見が集まりました。
餅がノドに詰まったら? 日本赤十字社が教える『まずやること』に「これは大事」餅がノドに詰まったらどうすればいいのでしょうか。落ち着いて対応するために、日本赤十字社が教える応急手当の方法を確認しておきましょう。
- 出典
- 広島マツダ
自動車メーカー『マツダ』のカーディーラーである『株式会社広島マツダ』の従業員が、TikTokに障がい者の真似をした動画を投稿。
その内容に非難の声が上がっています。
2023年4月下旬に投稿されたという動画には、『MAZDA』のロゴが入った作業服姿の従業員が、舌を出し頭を傾けて電動車椅子を操作する様子が映し出され、周囲の笑い声や「もう1回」とリクエストする音声なども入っていました。
『障がい者揶揄動画』について、広島マツダが謝罪
動画に対しネット上では「障がい者を揶揄している」「障がい者を侮辱する差別行為に当たるのでは」という批判が続出。
これを受け、同月30日に同社はウェブサイト上に謝罪文を掲載しました。
同社は従業員に事実確認の上、軽率な行動に対し厳重注意を行ったとつづりました。
謝罪文では、従業員が動画作成の動機や経緯などは記されておらず、ネット上ではさらなる批判が噴出しています。
・息子が車いすユーザーです。あんな風に見ているのかと思うと、ただただ悲しかった。
・「揶揄するつもりはなかった」というけれど、どんな意図だったのかを説明してほしい。
・明らかに茶化してるのに、それを認めない一文に違和感がある。すべての人がマツダ車に乗る機会があるのにね。
この社会には心身の機能に障がいがあり、日常生活や社会生活において、制限を受けざるを得ない人たちが、多く暮らしています。
実際に障がいを抱えている人や、障がいのある家族がいる人たちなどが、今回の動画を見た時に「揶揄ではない」と思えるのか、疑問に感じた人は多いようです。
障がいは、個人の心身機能によるものだけではなく、社会の理解や配慮の欠如が生み出す障壁によって、創り出されているものでもあります。
障がいを抱える人々への社会全体の理解がすすむことで、軽率な行動で誰かを深く傷つけるようなケースが減っていくのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]