「もとに戻してください」 車いす利用者の投稿に「これは酷い」「もっと広まって」
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お湯の温度は… 消防局の注意喚起に「知らなかった」「本当に怖い」兵庫県尼崎市にある、尼崎市消防局のInstagramアカウントは同月1日、『ヒートショック予防法5選』と題して、動画を公開しました。
もしヒートショックが起こったら? 政府が教える5つの手順とは寒さが厳しくなってきた、2024年12月現在。冷めた身体を温めるために、シャワーの時間が長くなったり、湯船に浸かる機会が増えたりするという人は多いでしょう。1日の疲れを取ることができる入浴ですが、事故につながる可能性があるのはご存じでしょうか。
「今日、一番困ったこと」
Xでそんなコメントを添えて、写真を投稿したのは、車いすで生活をしている浅葱(@hachiware0418)さん。
多目的トイレを使おうとした際の出来事に、大きな反響が上がりました。
多目的トイレは、車いすを利用する人や小さな子供を連れた親、介助が必要な人たちに配慮した、特別な設備が備えられています。
2024年11月5日、多目的トイレを使おうと扉を開けた浅葱さんは、困ってしまったそうです。
こちらの写真をご覧ください。
なんと、多目的トイレに設置してある、折りたたみ式ベッドが出しっぱなしで放置されていたのです。
一部の多目的トイレには、オムツの介助が必要な人などが使用できるように、折りたたみ式ベッドが設置されています。
浅葱さんより前に入った人が、折りたたみ式ベッドをたたみ忘れたてしまったのでしょう。
この状態だと、トイレ内の通路をふさいでしまい、浅葱さんは多目的トイレを使うことができません。また、車いすを使う人が1人で折りたたみ式ベッドを収納するのは困難で、転倒の危険もあります。
すっかり困り果ててしまった、浅葱さん。この時は幸いにも、通りかかった人が代わりにたたんでくれたといいます。
先述したように多目的トイレは、身体が不自由な人が多く利用するため、十分な配慮が必要です。
「自分が使い終わったらもういいや」や「ほかの人が戻してくれるだろう」という安易な気持ちが、後に使う人を困らせてしまうことを、忘れてはいけませんね。
浅葱さんのエピソードには、さまざまな意見が寄せられました。
・これはマナーとしてダメでしょ。使ったら戻すのが当たり前。
・普段、多目的トイレを使わないので知らないことも多いけど、こういった情報は広まってほしい。
・私も車いすで生活していますが、よくあります。大変でしたね…。
・これは酷い。もし見かけたら戻すようにします。
・もっと周囲の人のことを考えるべき。親切な人が通りかかって本当によかった。
浅葱さんが体験したようなことが少しでも減るように、私たち一人ひとりの心掛けがとても大切です。
周囲に気を配り、支え合うことで、誰もが住みやすい、思いやりにあふれた社会を築いていけるでしょう。
[文・構成/grape編集部]