「空飛ぶドラゴンだ!」 『夢の乗り物』の正体は、小回りの利く福祉用具?
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配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。

トイレから戻ったら、カーテンレールにいたのは… 目にした光景に、ゾットルクメニアンワシミミズクの鼓珀(こはく)さんと暮らす飼い主(@SiO2_ORio)さんが、Xに投稿した1枚に、戦慄する人が続出しています。ネットをざわつかせた衝撃の1枚とは…?
ハロウィンは、みんなが楽しめるイベント。
服だけでなく、車いすだって『こんなアレンジ』が施されて、魅力的な仮装の一部になるのです。
夢の乗り物に大変身!
ライアン・ワイマーさんは、妻のラナさんと共に、5人の子どもを育てるお父さん。長男のキートンくんは、生まれて9か月の時に、脊髄性筋萎縮症と診断されます。
脊髄性筋萎縮症とは、筋力が低下して、歩行の困難や、手の震え、呼吸不全などの症状が現れる病気。キートンくんも筋力がなく、移動には車いすが必要でした。
※写真はイメージ
2008年のハロウィンで、ライアンさんは「何の仮装をしたい?」とキートンくんに尋ねました。すると、「海賊になりたい」という返事が返ってきます。
どんな仮装を作ってあげようかと考えていると、1つのアイデアがひらめきます。
いつも乗っている車いすを、海賊船にしたらいいんじゃないか。
試行錯誤を重ねて完成させた海賊船をキートンくんにプレゼントすると、大喜び!それだけでなく、ライアンさんの作品は、新聞の一面を飾りました。
その後、ニュースを見た人たちから「どこで手に入るのか」「私の子どもにも作ってほしい」という問い合わせが殺到します。
要望に応える形で、ワイマーさん夫婦は、2015年に非営利団体『Magic Wheelchair』を設立。ハロウィンだけでなく、お祝い、イベントなどに向けた制作も請け負っています。
『魔法』で変身する車いす
いままで『Magic Wheelchair』が手掛けた作品をご覧ください!
ドラゴンに乗った少年。電動車いすが、彼だけを乗せて飛ぶ特別な乗り物になりました!
こちらは、光るソリに乗った少女。車いすに座りながら、ほかの乗り物に乗っている気分を味わえるのは素敵ですね。
オブジェを先頭に飾って、乗り物が動物にひかれているような演出もしてくれます。クオリティーの高さに、少女も大満足!
車いすに乗った子どもたちを笑顔にする、ワイマーさん夫婦の活動に、たくさんのコメントが寄せられています。
車いすを、誰もが憧れる乗り物に変身させる『Magic Wheelchair』。
子どもたちの素敵なパレードを、見てみたくなりますね!
[文・構成/grape編集部]