歩けないウサギに与えた『手作りの車いす』…懸命に歩くその姿に、心うたれる
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アメリカのニューヨークに住む、農家のジェイソン・アンブロッシモさん。
ある日農場で作業をしていると、とある動物を発見したのです。
真冬の農場で見つけたのは…凍えた小さなウサギ
ジェイソンさんの目に飛び込んできたのは、弱りきったウサギの赤ちゃんでした。
きっとなにかの拍子に巣から出てしまって、帰れなくなったんだ…。
ピクリとも動かないウサギを見た彼は、家に連れ帰り保護することにしました。
ウサギの冷えた体を家で温め続けたジェイソンさん。その甲斐あって、ウサギは少しずつ元気を取り戻していったのです。
しかし、彼にはひとつ気がかりなことがありました。ウサギの後ろ足がまったく動かないのです。
寒い中凍えていたせいか、後ろ足がマヒしてしまったウサギ。
元気になったものの、歩くことができない姿を見て、ジェイソンさんは心を痛めていました。
なんとか、この子を自由に動かせてあげられないだろうか。
そう考えた彼は、ひとつのアイディアを思いついたのです。
ジェイソンさんが与えた『新しい足』
スケートボードのおもちゃを買い、小さな靴下をくっつけると…。
なんと、ウサギサイズの『スケボー車いす』になったのです!
車いすを装着したウサギは、前足を使って動きまわり始めました。そんな姿を見て、ジェイソンさんはウサギを『ホイールズ』(車輪)と名付けることにしたのです。
今では、すっかりやんちゃな子に成長したホイールズ。他のウサギやボーダーコリーとチワワのお友達に囲まれ、毎日おいかけっこをして遊んでいるのだそうです!
ホイールズの姿を見て、ジェイソンさんはこうコメントしています。
家には何匹かウサギがいるけど、どの子よりもホイールズは速く走るんだ!
車いすでもひたむきに生きるその姿は、世界中の人の心をうちました。彼の元には、数多くのホイールズのファンアートが送られてくるのだとか。
より多くの人たちに知ってもらうため、ジェイソンさんは子ども向けの絵本を作る計画を立てているそうです。日本の本屋に、ホイールズのかわいらしい姿が並ぶ日も近いかもしれませんね!