小銭を一枚ずつ出す障がい者の客 すると、強面の男性が後ろから?
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※写真はイメージ

配達員の『接客態度』を本社に伝えた女性 ポストに投函されていたのは…佐川急便の配達員から感じのよい接客を受けた女性。サイトで報告すると、後日投函されていた不在通知に「お褒めいただきありがとうございます」とメッセージが書かれていました。

トイレから戻ったら、カーテンレールにいたのは… 目にした光景に、ゾットルクメニアンワシミミズクの鼓珀(こはく)さんと暮らす飼い主(@SiO2_ORio)さんが、Xに投稿した1枚に、戦慄する人が続出しています。ネットをざわつかせた衝撃の1枚とは…?
- 出典
- @kenny_gby
「俺の地元最高だな!」
そうコメントをつけて、コンビニでの出来事をTwitterに投稿した、小山けんいち(@kenny_gby)さん。
その内容に、「世の中、捨てたもんじゃない」「勉強になりました」とさまざまなコメントが寄せられています。
コンビニのレジでコワモテ風の男性が…?
小山さんがコンビニで会計の順番を待っていた時のことでした。
レジでは、障がいを持つ客と、そのヘルパーらしき人が会計をしていたといいます。
客は、小さい財布から一つひとつ小銭を出しており、はたから見ても大変そうな様子。
すると、後ろから1人の男性客が声をかけました。
男性はいわゆる『強面』な風貌で、会計に時間がかかっていることに対して「遅い」と指摘するのではないかと、内心ヒヤヒヤだったという小山さん。
しかし、すぐに小山さんは自身の心配が深読みだったことに気付きます。
声をかけた男性は、「もう1個トレーを出して」というと、さらにこうも続けたのでした。
「小銭さ、出しにくいんだよ。広げて分けたら出しやすいでしょ」
相手の事情を理解し、見守ろうとするその姿勢に「すごい」と感動したという、小山さん。
男性だけでなく、店員や、その場にいた誰もが同じ思いであることが分かったからこそ、小山さんはさらに驚きを覚えたのでしょう。
小山さん自身、介護の現場に立つプロ。「私たちは『自分でやりたい』を支える仕事ですが、あらゆるバランスが崩れるとそれが叶わなくなることもある」と語ります。
小山さんがいう『あらゆるバランス』は、当事者たちが調整できるものばかりではないでしょう。
だからこそ、男性のアドバイスは、ヘルパーや、何より『やりたい』という思いを抱く客自身を助けたはず。
小山さんの投稿は反響を呼び、「柔軟な考えができる人って素敵」「こういう男性のような人が増えたらいいな」「相手の『やりたい』を尊重するのも大切」とさまざまなコメントが寄せられました。
事情を理解し、さらに適切なアドバイスをするのは、そう簡単なことではありません。
しかし、誰かの思いを尊重するということは、私たち一人ひとりの心がけ次第でできるはず。
小山さんがコンビニで出会った男性や店員の姿勢を、見習いたいと思わされます。
[文・構成/grape編集部]