白血病で亡くなった18歳の少女 彼女がもらった『最高の卒業アルバム』
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店主がお礼をいっても無言で帰る客 テーブルにあったメモ書きに「枠な人だね」「涙が出てきた」2025年7月31日、東京都墨田区の飲食店『かどや』の店主は、同店のXアカウント(@kadoya1)にエピソードを投稿。35万件もの『いいね』が付くなど、話題になりました。

重度のつわりで苦しむ女性 父親からもらった手紙に「朝から泣いた」「愛が伝わる」体調を崩すと、身体だけでなく気持ちまで沈んでしまうことがあります。 そんな時、周囲の人の支えがあると、心が救われることがあるでしょう。 入院中の、gumi(@m19400102)さんも、気持ちが沈んでいる時期がありました。
カナダに住む18歳の少女、ローラ・ヒリアーさんは、2016年1月20日にその短い生涯を終えました。
急性骨髄性白血病を患っていたローラさん。抗がん剤を用いた治療を受け、自慢のロングヘアが抜け落ちてしまっても、彼女はいつも笑顔だったそうです。
ローラさんは移植手術を受けるため、長い間手術の順番を待っていましたが、なかなか順番はまわってきません。
「まだ次のステップに進めないの、早く順番がまわってこないかしら」
手術の順番を待ち続けながらも、ローラさんは1月1日に高校を卒業。これから訪れるであろう輝かしい未来に、彼女と家族たちは目を輝かせていました。
しかしその願いも虚しく、1月20日、ローラさんはこの世を去ってしまったのです。
そして10日後、ローラさんのお葬式に参列したクラスメイトたちには、とある考えがありました。
「卒業アルバムをもらうことができなかったローラに、寄せ書きをしたい」
そう思ったクラスメイトたちは、ローラさんに『最高の卒業アルバム』をプレゼントすることにしました。
なんと、アルバムの代わりに棺桶にローラさんへの寄せ書きをしてあげたのです!
一面に広がる、カラフルな寄せ書き。この棺桶は卒業アルバムの代わりとなったのです。無念にもローラさんは亡くなってしまいましたが、この寄せ書きは彼女の心を慰めてくれたのではないでしょうか。
現在、移植手術の順番待ちは問題になっています。ローラさんのように、助かるはずの命を落としてしまう人がなくなることを願います。