「貴重」「涙が止まらない」 志茂田景樹が公開した『1通のハガキ』に反響 By - grape編集部 公開:2019-02-26 更新:2019-02-26 志茂田景樹戦争泣ける話 Share Post LINE はてな コメント 作家であり、タレントの志茂田景樹さんが、2019年2月24日に自身のTwitterを更新。 74年前に兄からもらった1通のハガキを公開し、注目を集めています。 志茂田景樹が、74年前に戦死した兄からもらったハガキ 当時、5歳だったという志茂田さん。出征前だった20歳の兄が、結露により文字が書けるようになっていたガラス窓を使い、カタカナを教えてくれたといいます。 その後、戦地へおもむいた兄に、教わったカタカナを使ってハガキを書いたところ、次のような返事がきました。 忠男、兄チャンハ忠男ノ書イたジヲミマシタヨ。 兄チャンハ マンシュウヘクルトキ オサケヲノミスギテ ヨッテ忠男ニ ケイレイヲシタネ。 忠男ハ ヒカウキノリニ ナリナサイ。マンシュウヘ キタイトイッタネ。 忠男ガ ゲンキデベンキャウヲシテイルノデ 兄チャンハウレシイデス。 テキノヒカウキハ マイニチキテヰルデセウネ。 忠男、ハヤクヘイタイサンニナッテ テキノ(飛行機の絵)ヲ オトシナサイ。 オトウサンヤ オカアサンノイフコトヲ ヨクキキナサイ。 デハマタ テガミヲクダサイ。サヨウナラ。 忠男ノ兄チャンヨリ @kagekineko ーより引用 5歳の僕に出征前の20歳の兄が結露したガラス窓にカタカナを書いて教えてくれた。戦地の兄にカタカナでハガキを書いたら返事がきた。やがて兄は戦死した。その返事のハガキを見る度に兄の心と僕の心は1つになる。74年前に身は滅んでもその心は滅びずに折りに触れ息づく。これが生きるということなのか。 pic.twitter.com/1bgaUClrvl— 志茂田景樹 (@kagekineko) 2019年2月24日 弟である志茂田さんのことを『忠男』と呼び、飛行機乗りになってほしいと望んでいた兄。志茂田さんに両親のいうことを聞くようさとし、「また手紙をください」と呼びかけています。 戦死した兄が遺した1通のハガキを見るたびに、志茂田さんは兄と心が1つになれたような心地がするというのです。 ネット上では、志茂田さんの投稿に対し、さまざまなコメントが寄せられています。 ・素敵なハガキですね。美しい字から、弟への深い愛情が伝わってきます。 ・20歳の息子を持つ母親です。ハガキから当時の状況を想像し、涙が止まらなくなりました。 ・自分が教えたカタカナで書かれた手紙が届いた時、お兄さんはどんなに戦地で心を癒されたことでしょう。 ・覚えている人がいる限り、亡くなった人は心の中で生き続けるということを実感しました。 74年の時を経ても、なお志茂田さんの心に息づく兄との思い出。 「これが生きるということなのか」という志茂田さんのつぶやきは、命にいずれ終わりがきても、誰かの心の中で生き続けることもあるということを、多くの人に教えています。 [文・構成/grape編集部] 出典 @kagekineko Share Post LINE はてな コメント
作家であり、タレントの志茂田景樹さんが、2019年2月24日に自身のTwitterを更新。
74年前に兄からもらった1通のハガキを公開し、注目を集めています。
志茂田景樹が、74年前に戦死した兄からもらったハガキ
当時、5歳だったという志茂田さん。出征前だった20歳の兄が、結露により文字が書けるようになっていたガラス窓を使い、カタカナを教えてくれたといいます。
その後、戦地へおもむいた兄に、教わったカタカナを使ってハガキを書いたところ、次のような返事がきました。
弟である志茂田さんのことを『忠男』と呼び、飛行機乗りになってほしいと望んでいた兄。志茂田さんに両親のいうことを聞くようさとし、「また手紙をください」と呼びかけています。
戦死した兄が遺した1通のハガキを見るたびに、志茂田さんは兄と心が1つになれたような心地がするというのです。
ネット上では、志茂田さんの投稿に対し、さまざまなコメントが寄せられています。
・素敵なハガキですね。美しい字から、弟への深い愛情が伝わってきます。
・20歳の息子を持つ母親です。ハガキから当時の状況を想像し、涙が止まらなくなりました。
・自分が教えたカタカナで書かれた手紙が届いた時、お兄さんはどんなに戦地で心を癒されたことでしょう。
・覚えている人がいる限り、亡くなった人は心の中で生き続けるということを実感しました。
74年の時を経ても、なお志茂田さんの心に息づく兄との思い出。
「これが生きるということなのか」という志茂田さんのつぶやきは、命にいずれ終わりがきても、誰かの心の中で生き続けることもあるということを、多くの人に教えています。
[文・構成/grape編集部]