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「余命数日の愛犬に、最高の思い出を…」飼い主との旅が奇跡を起こした

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:pohthedogsbigadventure

アメリカのニューヨークに住んでいるロドリゲスさんには、大切な相棒がいます。それは、愛犬のポー

動物保護施設で出会って以来、ロドリゲスさんとポーは15年間ずっと一緒でした。しかしある日、悲しい現実が2人を襲います。

それは、ある日動物病院で検査を受けた日のこと。医師から告げられたポーの診断結果に、ロドリゲスさんは言葉を失いました。

「ポーの腹部に、治療不能なほど成長した2つの腫瘍があります。残念ですが、余命はあと数日ほどでしょう」

なんと、ポーの体は末期がんに蝕まれていたのです。

ポーの年齢は、人間に換算するとおよそ95歳…。老体でがんを患った彼の命は残り数日だと、医師に宣告されてしまいます。

「最期に、素敵な思い出をポーに贈ることはできないだろうか…」

愛犬・ポーに、最後まで楽しく生きてほしいと思ったロドリゲスさん。悩んだ末、彼はこんな『贈り物』をすることにしたのです。

「そうだ、ポーと一緒に旅をしよう!」

ロドリゲスさんが選んだポーへの贈り物は、『最高の景色と、最高の思い出』。

自分と妻、ポーの3人で1900km横断し、アメリカの35都市を巡る旅に出ることに!

余命わずかの愛犬に贈る、『ポーの大冒険』

ロドリゲスさんと奥さんは、車にポーを乗せて旅を開始。ポーが疲れたら車いすに乗せ、時には抱きかかえ、いろいろな場所を巡りました。

外で遊ぶことが大好きだったポーは、新たに見る景色に興味津々!その表情は、日に日に明るくなっていったそうです。

医師に「余命は数日ほどだろう」と宣告されたポー。しかし、ノースカロライナやテキサス、アリゾナ、ワシントン…と、多くの場所を巡っているうちにポーの容態はどんどん良くなっていました。

なんと、気づけばポーは1ヶ月半の旅を完走したのです!

それから1年後…ついに別れの時が

『ポーの大冒険』からおよそ1年後…2016年2月12日、ついにその時はやってきてしまいました。ポーは、永遠の眠りについてしまったのです。

最初は1週間も生きることができなかったかもしれなかったポー。しかし1年も元気に生き続け、家族に看取られながらこの世から去っていきました。

ポーがこの世から去ってしまった後、ロドリゲスさんはポーの描かれたイラストと一緒にいろいろな場所へ足を運びました。

たとえ写真越しでも、彼に素敵な風景を見てもらいたいと思ったのでしょう。

そしてロドリゲスさんは『ポーの大冒険』を見れくれた人たちへ、こうコメントを綴りました。

「僕たちは、最後までポーを心から愛していました。
この旅の記録を見てくれた人たちの心に、ポーはずっと生き続けるはずです」

大好きな家族に最高の思い出をたくさんもらって、ポーは本当に幸せだったことでしょう。

自宅にあるポーのお墓には、周囲に旅の思い出の品がずらりと並んでいるそうです。もしかしたら、空の上で嬉しそうに眺めているかもしれませんね。

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出典
pohthedogsbigadventure

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