「余命数日の愛犬に、最高の思い出を…」飼い主との旅が奇跡を起こした By - grape編集部 公開:2016-06-12 更新:2018-05-31 がん旅泣ける話犬 Share Post LINE はてな コメント 出典:pohthedogsbigadventure アメリカのニューヨークに住んでいるロドリゲスさんには、大切な相棒がいます。それは、愛犬のポー。 動物保護施設で出会って以来、ロドリゲスさんとポーは15年間ずっと一緒でした。しかしある日、悲しい現実が2人を襲います。 poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 3月 10 8:17午後 PST それは、ある日動物病院で検査を受けた日のこと。医師から告げられたポーの診断結果に、ロドリゲスさんは言葉を失いました。 「ポーの腹部に、治療不能なほど成長した2つの腫瘍があります。残念ですが、余命はあと数日ほどでしょう」 なんと、ポーの体は末期がんに蝕まれていたのです。 ポーの年齢は、人間に換算するとおよそ95歳…。老体でがんを患った彼の命は残り数日だと、医師に宣告されてしまいます。 「最期に、素敵な思い出をポーに贈ることはできないだろうか…」 愛犬・ポーに、最後まで楽しく生きてほしいと思ったロドリゲスさん。悩んだ末、彼はこんな『贈り物』をすることにしたのです。 「そうだ、ポーと一緒に旅をしよう!」 ロドリゲスさんが選んだポーへの贈り物は、『最高の景色と、最高の思い出』。 自分と妻、ポーの3人で1900km横断し、アメリカの35都市を巡る旅に出ることに! 余命わずかの愛犬に贈る、『ポーの大冒険』 ロドリゲスさんと奥さんは、車にポーを乗せて旅を開始。ポーが疲れたら車いすに乗せ、時には抱きかかえ、いろいろな場所を巡りました。 外で遊ぶことが大好きだったポーは、新たに見る景色に興味津々!その表情は、日に日に明るくなっていったそうです。 poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 2月 11 10:47午前 PST poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 4月 6 5:11午後 PDT poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 2月 14 5:56午前 PST poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 4月 14 11:52午前 PDT poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 3月 14 7:52午後 PDT poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 2月 28 5:56午後 PST poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 4月 22 10:07午前 PDT poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 12月 23 1:15午後 PST poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2015 8月 25 10:40午前 PDT 医師に「余命は数日ほどだろう」と宣告されたポー。しかし、ノースカロライナやテキサス、アリゾナ、ワシントン…と、多くの場所を巡っているうちにポーの容態はどんどん良くなっていました。 なんと、気づけばポーは1ヶ月半の旅を完走したのです! それから1年後…ついに別れの時が 『ポーの大冒険』からおよそ1年後…2016年2月12日、ついにその時はやってきてしまいました。ポーは、永遠の眠りについてしまったのです。 最初は1週間も生きることができなかったかもしれなかったポー。しかし1年も元気に生き続け、家族に看取られながらこの世から去っていきました。 poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 2月 19 5:20午後 PST ポーがこの世から去ってしまった後、ロドリゲスさんはポーの描かれたイラストと一緒にいろいろな場所へ足を運びました。 たとえ写真越しでも、彼に素敵な風景を見てもらいたいと思ったのでしょう。 poh the dogさん(@pohthedogsbigadventure)が投稿した写真 – 2016 2月 20 9:42午前 PST そしてロドリゲスさんは『ポーの大冒険』を見れくれた人たちへ、こうコメントを綴りました。 「僕たちは、最後までポーを心から愛していました。 この旅の記録を見てくれた人たちの心に、ポーはずっと生き続けるはずです」 大好きな家族に最高の思い出をたくさんもらって、ポーは本当に幸せだったことでしょう。 自宅にあるポーのお墓には、周囲に旅の思い出の品がずらりと並んでいるそうです。もしかしたら、空の上で嬉しそうに眺めているかもしれませんね。 <
アメリカのニューヨークに住んでいるロドリゲスさんには、大切な相棒がいます。それは、愛犬のポー。
動物保護施設で出会って以来、ロドリゲスさんとポーは15年間ずっと一緒でした。しかしある日、悲しい現実が2人を襲います。
それは、ある日動物病院で検査を受けた日のこと。医師から告げられたポーの診断結果に、ロドリゲスさんは言葉を失いました。
「ポーの腹部に、治療不能なほど成長した2つの腫瘍があります。残念ですが、余命はあと数日ほどでしょう」
なんと、ポーの体は末期がんに蝕まれていたのです。
ポーの年齢は、人間に換算するとおよそ95歳…。老体でがんを患った彼の命は残り数日だと、医師に宣告されてしまいます。
「最期に、素敵な思い出をポーに贈ることはできないだろうか…」
愛犬・ポーに、最後まで楽しく生きてほしいと思ったロドリゲスさん。悩んだ末、彼はこんな『贈り物』をすることにしたのです。
「そうだ、ポーと一緒に旅をしよう!」
ロドリゲスさんが選んだポーへの贈り物は、『最高の景色と、最高の思い出』。
自分と妻、ポーの3人で1900km横断し、アメリカの35都市を巡る旅に出ることに!
余命わずかの愛犬に贈る、『ポーの大冒険』
ロドリゲスさんと奥さんは、車にポーを乗せて旅を開始。ポーが疲れたら車いすに乗せ、時には抱きかかえ、いろいろな場所を巡りました。
外で遊ぶことが大好きだったポーは、新たに見る景色に興味津々!その表情は、日に日に明るくなっていったそうです。
医師に「余命は数日ほどだろう」と宣告されたポー。しかし、ノースカロライナやテキサス、アリゾナ、ワシントン…と、多くの場所を巡っているうちにポーの容態はどんどん良くなっていました。
なんと、気づけばポーは1ヶ月半の旅を完走したのです!
それから1年後…ついに別れの時が
『ポーの大冒険』からおよそ1年後…2016年2月12日、ついにその時はやってきてしまいました。ポーは、永遠の眠りについてしまったのです。
最初は1週間も生きることができなかったかもしれなかったポー。しかし1年も元気に生き続け、家族に看取られながらこの世から去っていきました。
ポーがこの世から去ってしまった後、ロドリゲスさんはポーの描かれたイラストと一緒にいろいろな場所へ足を運びました。
たとえ写真越しでも、彼に素敵な風景を見てもらいたいと思ったのでしょう。
そしてロドリゲスさんは『ポーの大冒険』を見れくれた人たちへ、こうコメントを綴りました。
「僕たちは、最後までポーを心から愛していました。
この旅の記録を見てくれた人たちの心に、ポーはずっと生き続けるはずです」
大好きな家族に最高の思い出をたくさんもらって、ポーは本当に幸せだったことでしょう。
自宅にあるポーのお墓には、周囲に旅の思い出の品がずらりと並んでいるそうです。もしかしたら、空の上で嬉しそうに眺めているかもしれませんね。
<