深夜1時にドアベルが反応 映っていたのは?「信じられない」「賢すぎる」
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アメリカのテキサス州にある動物保護施設『アニマル・レスキュー・リーグ・オブ・エルパソ』(以下、ARL)に、なかなか里親が決まらない犬がいました。
メス犬のベイリーはとても人懐っこい性格で、スタッフからも大人気でしたが、なぜか長い間家族ができなかったのです。
ウェブメディア『The Dodo』によると、気付いたらベイリーは『ARL』でもっとも長く暮らしている犬になっていたとのこと。
しかし、2022年の冬、ついにベイリーの里親が決定。施設のスタッフたちは大喜びでベイリーを送り出しました。
迷子になった元保護犬が向かった場所は?
ベイリーが『ARL』を出てから約1か月後、里親の男性がベイリーに新しいハーネスを試そうとしていた時に、予想外の出来事が起きます。
ベイリーが何かに驚いて走り出し、そのままどこかへ行ってしまったのです。
飼い主さんは必死で追いかけましたが追いつけず、見失ってしまいました。
飼い主さんから連絡を受けた『ARL』は心配し、SNSでベイリーの目撃情報を募ったといいます。
すると、「ベイリーを見かけた」という情報が続々と寄せられたとのこと。
『ARL』の創設者であるロレッタ・ハイドさんは、直感で「ベイリーはここに戻って来る」と感じたといいます。
数日後の午前1時15分、『ARL』の入口に設置されたドアベルから『誰かが立っている』というアラーム通知が来ます。
ドアベルのカメラに映っていたのは…ベイリー!
スタッフがカメラに向かって「ベイリーなの?」と叫ぶと、ベイリーは「私よ!中に入れて」というように吠えて返事をしたそうです。
スタッフは急いで車で施設へ向かい、ベイリーを中に入れてあげました。
ベイリーは疲れていて、お腹を空かせていましたが、ケガなどはなく無事だったといいます。
『ARL』のFacebookでベイリーが見つかったことが報告されると、「信じられない。よく道が分かったね」「なんて賢い犬だ!」などの声が寄せられました。
ベイリーの家から『ARL』の施設までは16kmも離れているのだそう。
ロレッタさんはベイリーが施設までの道を知っていたことに驚き、「犬は私たちが思っている以上に賢いのです」と語っています。
その日の朝、飼い主さんが迎えに来て、ベイリーは家に帰って行きました。
飼い主さんはベイリーをとてもかわいがっていて、ベイリーは決して意図的に逃げ出したのではないと思われるとのこと。
迷子になったベイリーは、長い間暮らした施設への道のりが本能的に分かったのでしょうか。
犬の賢さには本当に驚かされますね。
[文・構成/grape編集部]