ケーキ型がなくても大丈夫! 代用できるものと作れるケーキの種類を紹介
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「ケーキを作りたいけど、ケーキ型がない」「1回のお菓子作りのためにケーキ型を買うのはもったいない」「代用したもので、どのようなケーキが作れるのか知りたい」という人は多いのではないでしょうか。
ケーキ型は代用できますが、物によって耐熱性が足りなかったり、オーブンに対応していなかったりします。事前に確認して使用しないと、発火や代用品が溶けることもあり、注意が必要です。
そこで本記事では『ケーキ型の代用になるもの』について紹介します。ケーキ型の代用にできるものだけでなく、注意点や作れるお菓子の種類も分かる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
ケーキ型がなくてもお菓子作りはできる
ケーキ型が家になくても、ほかの物で代用してお菓子作りはできます。ケーキ型を代用できるものは、フライパンや炊飯器などさまざまです。
ケーキ型を購入すると、その形のお菓子しか作れません。
焼きたいケーキの種類にサイズや型をそれぞれそろえようとすると、費用も収納場所も必要です。普段お菓子作りをしない人にとっては、1回のお菓子作りのためにわざわざケーキ型を購入するのは、もったいないと感じるでしょう。
ケーキ型が手元にない場合は、無理して買う必要はありません。ほかのものを選んでも対応できます。
ケーキ型の代用になるもの5選
ケーキ型の代用として使用できるものを、5つ紹介します。
代用できるものとしては、炊飯器やマグカップなどさまざまです。ケーキ型の代用でお菓子作りをする際は、必ず耐熱性があるかを確認して使用しましょう。
1.グラタン皿
グラタン皿は耐熱容器なので、ケーキ型の代用として使いやすいです。
形は細長く丸みを帯びているものが多いので、ホールのようなきれいな丸いケーキは作れません。パウンドケーキなど長方形の種類や、形が異なっても問題がない場合は、グラタン皿を活用できます。
グラタン皿を使用する時は、取り出す際にお皿にくっつかないように、クッキングシートを敷くかバターやマーガリンを塗りましょう。焼き上がった際にきれいに取り出せます。小麦粉を振ってから、生地を流し込んでもいいでしょう。
グラタン皿は耐熱性のものが多いので、お菓子作りには活躍するでしょう。
2.耐熱容器
耐熱性のあるお皿やガラス容器は、形を問わなければ問題なくケーキ型の代用として使用できます。ガラス製の耐熱容器を使えば、焼き上がる過程も見られるので、よりお菓子作りを楽しめるでしょう。
丸い耐熱容器のお皿であればホール型のケーキが作れ、長方形であればパウンドケーキが作れます。
耐熱といっても、オーブン非対応のものもあります。お菓子作りに耐熱容器を代用する際は、オーブンに対応しているかを事前に確認した上で使用しましょう。
3.炊飯器
炊飯器はお菓子作りにも利用できます。家にケーキの型もなく、オーブンやトースターもない場合は、炊飯器を使ってケーキを焼いてみましょう。意外に思われた人も多いと思います。炊飯器は生地を流し込んでボタンを押すだけなので、難しいお菓子作りも失敗しにくいです。
生地を混ぜたら、バターやオイルを炊飯器の表面に薄く塗って、流しこんでボタンを押すだけです。お菓子作りにあまり手をかけたくないけれど、本格的なケーキを作ってみたいと思っている人は、炊飯器で作ってみましょう。
型とオーブン機能の両方を炊飯器が担ってくれるので、洗い物も少なく、後片付けも楽ちん。お菓子作り初心者には特におすすめです。
4.マグカップ
マグカップを使用して作れるお菓子には、カップケーキがあります。カップケーキは電子レンジで作れるレシピもあり、オーブンがない家庭でも挑戦できます。
オーブンで使う場合には、対応しているかの確認を忘れずに。
一般的なカップケーキの型とは熱の伝わりほうが違うため、焼く時間は調整しましょう。生地を作って流し込んで焼けば、手軽にマグカップでお菓子作りを楽しめます。洗い物も少なくて済むので、ぜひ活用してみましょう。
5.鍋・フライパン
取っ手が外せて、オーブンでも使用できる鍋やプライパンは、ケーキ型の代用としてお菓子作りに使えます。ケーキ型の代用として使用する際は、クッキングシートを敷くか、バターや油を塗ってから使ってください。
シフォンケーキを作る際は、中央の丸い空洞が必要です。フライパンや鍋の中央に、オープンに対応している湯呑など、円柱状のものを置いて使用すると作れます。フライパンや鍋は、1つは家庭にあるものなので、オーブンに対応していたら選択肢の1つになるでしょう。
ケーキ型の代用として使うには注意が必要なもの3つ
お菓子づくりに使えるものは多くありますが、ケーキ型の代用として使用するには注意が必要な物もあります。
特によくお菓子作りで活躍するシリコンカップやタッパーなどは、耐熱性が低かったりオーブン非対応だったりするものが多いので要注意です。
ここでは、使用する前に確認が必要な物を3つ解説します。
1.シリコンカップ
シリコンカップを使う際は、オーブンに対応しているか事前に確認しましょう。販売されているシリコンの多くは、耐熱温度が230度〜マイナス40度まで対応している商品が多いです。注意すべき点は、すべてのシリコンが熱や冷凍に対応しているわけではありません。
耐熱温度は、メーカーによって異なるので事前に確認しましょう。熱に弱いものをオーブンで使用してしまうと、シリコンカップが溶け出すトラブルもあります。
お菓子作りには活躍するシリコンカップですが、事前に耐熱温度を確認しましょう。
2.バット
お菓子作りだけでなく料理にも活躍するバット。素材によっては加熱すると変質するケースもあるため、耐熱性のオーブン対応バッドに限って使用できます。
バットの形状は、ほとんどが長方形もしくは正方形なので、パウンドケーキを作る際に使用します。お菓子作りに使用する際は、バットの材質をよく確認してから使用しましょう。
3.タッパー
保存容器としてだけでなく、料理やお菓子作りの際にも活躍するタッパー。特に100円ショップで販売されているプラスチック製のタッパーは、電子レンジには使えますが、オーブンには対応していない商品が多いです。
タッパーは耐熱性が低いため、高温での使用には適していません。また、使用する際は、タッパーの形状や材質によっては均等に火が入らず、うまくケーキが焼けない場合もあります。
ケーキ型の代用品として使用する際は、オーブン対応かを確認した上で、簡単なレシピや低温で焼くお菓子作りからはじめてみるのがいいでしょう。
ケーキ型を代用する際に準備が必要なもの2つ
ケーキ型を代用する際は、クッキングシートやアルミホイルを活用しましょう。
生地を流し込む際にくっつきにくくなるからです。どちらも安く手に入るので、お菓子作りをする際は、ケーキ型の代用と併せて用意しましょう。
1.クッキングシート
お菓子作りをする際に使用頻度が高いのが、クッキングシートです。
生地を流し込む際に、バターや油だけでなくクッキングシートを敷くのがおすすめ。生地がくっつきにくくなり、型から取り出す時にケーキの表面がボロボロになるのを防げます。
2.アルミホイル
アルミホイルも、お菓子作りには欠かせない道具の1つです。クッキングシート同様に、生地がつかないようにするために使用します。
また、焼き上がったケーキに余熱で火を通す際に、アルミホイルをかぶせて時間を置くなどの使い方もあります。お菓子作りをする際は、活用方法の幅が広いアルミホイルは万能です。
代用の型で作れるケーキの種類5つ
代用の型で作れるケーキを5つ紹介します。王道のデコレーションケーキ型や、マグカップで作れるマフィン型などさまざまです。ケーキの型を購入しなくても、代用の物でさまざまなお菓子作りを楽しめます。
1.デコレーション型
デコレーション型とは、ショートケーキなどのホールケーキを指します。ショートケーキ以外にも、さまざまなケーキを作れます。例えば、以下のケーキです。
デコレーション型のケーキを作る際は、食べる人数によって大きさを決めましょう。大きいサイズのケーキを作ってしまうと、食べきれず残してしまう場合もあります。あらかじめ食べる人の好みを聞いてから作ると、お菓子作りもより楽しく、効率的に進むでしょう。
2.シフォン型
シフォン型は、デコレーション型の真ん中に丸い空洞があるもの。シフォンケーキだけでなく、パンも作れるかたちです。
代用する時は、既存の型に、円筒型のものをもう1つ立てるのがポイントです。焼き上がったあとにひっくり返して冷ませるように、円筒の方が長くなるような物を選び、飛び出すようにしましょう。
また、ふわふわとしたカサを出すために、高さのある容器を選ぶのがおすすめです。
3.パウンド型
パウンド型は、長方形や台形などの深さがあるケーキを指します。パウンドケーキだけでなく、食パンやプリンなどケーキ以外のお菓子や料理も作れます。
大きいサイズでパウンドケーキを作ったら、切り分けてみんなで食事を楽しめますし、小さいサイズで作ると、焼き上がりがしっかりしてこだわったお菓子作りを楽しめるでしょう。食べる人数によって、どういったケーキや料理を作るかを考えるのも楽しみの1つです。
お菓子作りだけでなく、さまざまなバウンド型の料理も楽しめます。
4.スクエア型
スクエア型は、正方形でパウンド型より少し浅めなのが特徴です。ブラウニーや食パンなど、四角いケーキや料理を作れます。スクエア型も、作るお菓子の大きさによって、さまざまなレシピを楽しめるでしょう。
トッピングをしやすく、カットもしやすいケーキ作りが楽しめます。
5.マフィン型
マフィン型のお菓子も、代用した物で作れます。マグカップを使用すれば、好みのサイズでマフィンを焼けます。ほかのケーキと違ってサイズが小さいので、オーブンも保管するスペースも場所を取りません。
プレゼントとして渡したい場合は、グラシンカップを使うのもおすすめ。耐熱性の紙カップであり、食品の容器に使われるものですが、マフィン型のかわりにも使えます。
ケーキ型を代用するメリットは物を買わずにおいしく焼き上げられること
ケーキ型を代用するメリットは、買う手間やお金を節約できることです。お菓子作りをする際は、ケーキの型を購入しないと作れないと思っている人も多いでしょう。自宅にある物で、おいしいケーキは十分に作れます。
例えば、炊飯器は型とオーブン機能の両方の役割を備えており、マグカップは1人用などの少量ずつ作れるので食べ残しの心配もありません。
ケーキ型を代用するもう1つのメリットは、お菓子作りのアイディアや創造性を膨らませることです。
家にあるもので、お菓子作りを楽しもうとするからです。新しい道具を買う必要はありませんし、購入したものを家で保管するスペースも必要ないので、ぜひ紹介した代用品をお家で探してみてください。
ケーキ型を代用するデメリットは焼き時間の調整が必要なこと
ケーキ型を代用する際のデメリットは、均一に焼き上がらないこともあり、こまめな時間管理や調整が必要なこと。
代用した型の場合、レシピで紹介されているものと形や厚さが異なります。そのため、お菓子作りに大切な分量と焼き時間がレシピと変わってしまい、調整が必要です。
お菓子作り初心者にとっては、初めはうまくいかないこともあるかもしれません。失敗しないためには、竹串などで焼け具合を確認しながら作りましょう。
代用品をうまく活用してケーキ作りを楽しもう!
お菓子作りは、ケーキ型がなくても代用品で作れます。
ケーキ型がないからといって、わざわざ購入する必要はありません。すべてのお菓子作りの型をそろえるのは、お金もかかりますし、保管するスペースも必要です。代用品をうまく活用すれば、家にあるものでおいしいお菓子作りが楽しめます。
代用品でお菓子を作る際の注意点としては、耐熱性やオーブンに対応しているかを事前に確認しましょう。耐熱性が弱い物は、発火し溶けてしまうこともあります。正しく代用品を活用して、おいしいケーキ作りを楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]