パウンドケーキ型の代用品9選! 活用する前に確認したい3つの注意点も解説
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「パウンドケーキを作ろうと思ったけれど、型を持っていない」「今から型を買いに行くのは面倒くさい」「パウンドケーキの型の代用品が知りたい」と、お悩みの人はいるのではないでしょうか。
パウンドケーキの型は、新聞紙やアルミホイルなど、自宅にあるもので代用できます。代用品を使うことで、型を買う必要がなくなるため、節約にもつながるでしょう。
そこで本記事では、パウンドケーキの型の代用品を紹介します。代用する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
パウンドケーキ型の代用品10選
ここでは、パウンドケーキの型の代用品を10個紹介します。
「パウンドケーキの型がなくて困っている」という人は、ぜひ参考にしてください。
新聞紙
新聞紙を数枚重ねて箱型にすれば、パウンドケーキの型として代用できます。新聞紙でパウンドケーキの型を作る方法は、以下のとおりです。
新聞紙を使えば、好きなサイズのパウンドケーキ型を作れます。型を作る際の自由度が高い点が特徴です。生地を流し込むので、クッキングシートかアルミホイルで覆いましょう。新聞紙は食用ではないため、そのまま使用すると、衛生面の問題が生じるためです。新聞紙を多く重ねると、頑丈な型を作れます。
アルミホイル
アルミホイルも、パウンドケーキの型の代用品として活躍するアイテムの1つです。アルミホイルでパウンドケーキの型を作る方法は、以下のとおり。
アルミホイル1枚だけでは強度が低いため、複数重ねましょう。丸型や長方形など、形を好きなように変形できる点がメリットです。アルミホイルは、紙や新聞紙よりも熱伝導率が高いアイテム。熱を通しやすいため、焼く時はパウンドケーキが焦げないように、温度や時間に注意してください。
グラタン皿
グラタン皿などの耐熱容器も、パウンドケーキの型の代用品として活躍します。パウンドケーキの作り方は、グラタン皿にバターや油を塗り、小麦粉を振ってから、生地を流し込んで焼くだけです。クッキングシートやアルミホイルを敷いて焼いても問題ありませんが、そのまま焼くほうが見栄えがよくなります。
生地がくっつかないように、バターや油を塗り、小麦粉を振っておくのがポイントです。パウンドケーキの型と形が異なるため、焼く温度や時間には注意してください。
炊飯器
炊飯器も、パウンドケーキの型の代用としておすすめなアイテムです。丸型のパウンドケーキが簡単に作れます。炊飯器でパウンドケーキを作る手順は以下のとおり。
炊飯器をパウンドケーキの型として代用する際は、オーブンは使いません。炊飯器で焼き上げます。また炊飯器を使うと、蒸しパンのようにしっとりとした仕上がりのパウンドケーキを作れます。ホットケーキミックスを使うと、生地も簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
丸形
パウンドケーキは、丸い形の型でも問題なく焼けます。ただし、大きさに注意しましょう。型が小さいと生焼け、大きいと焼きすぎの原因になります。できるだけ底面積が同じくらいの型の使用をおすすめします。パウンドケーキを作る際の定番の型は、17〜18cmです。定番の大きさのパウンドケーキを作るなら、丸型の5号サイズ(15cm)の型を選択しましょう。
バット
クッキーなどのお菓子作りに使うバットも、パウンドケーキの型として代用可能です。バットの形状は長方形か正方形のため、パウンドケーキの型として適しています。クッキングシートを敷いて、生地を流し込むだけで、簡単にパウンドケーキが完成。しかし、バットの素材次第では、焼いている時に変形してしまう可能性があります。ステンレスかアルミの素材を使用した耐熱性のバットで、パウンドケーキを焼きましょう。
バットは高さがないため、トッピングした状態で焼くと生地が吹きこぼれてしまう可能性があります。バットを使う場合は、パウンドケーキが焼き上がってからトッピングしましょう。
鍋
鍋もパウンドケーキの型として代用可能です。ただし、オーブン対応でない鍋の使用は避けましょう。取っ手にプラスチックを使用しているものが多く、オーブンに入れると溶けてしまう可能性が高いためです。
例えば『ティファール 取っ手のとれるシリーズ』は、オーブンでも使用できる鍋として販売されています。ティファールの鍋は熱伝導率もいいため、ムラなく均一にパウンドケーキが焼けるでしょう。
また『ホーロー鍋』もオーブンでの使用が可能です。ホーロー鍋とは、アルミや鉄などの金属素材の鍋に、ガラスを高温で焼き付けてコーティングした鍋のこと。電子レンジでの使用は不可ですが、オーブンでは使えます。
作り方は、生地を鍋に流し込み、オーブンで焼くだけです。オーブン対応の鍋で焼けば、丸型のパウンドケーキが簡単に作れます。
ココット
パウンドケーキの型は、ココットでも代用できます。ココットとは、円形や楕円形をした耐熱性のある容器・型のことです。ココットに生地を流し込むだけで、簡単に丸形のパウンドケーキを作れます。ココットにバターを塗っておいたり、クッキングシートを敷いたりすることで、焼いた時に生地がくっつくのを防止可能です。
ココットには、陶器製のものやガラス製のものがあり、耐熱温度が120〜250℃と材質によって異なります。パウンドケーキの型として使用する際は、200℃以上の耐熱性があるココットを使いましょう。
パウンドケーキの型として使用するなら、陶器製や鉄製のココットがおすすめです。250℃の耐熱温度になっていることが多いため、オーブンに入れても、溶け出す心配がありません。ココットには、大きいものから小さいものまでさまざまな種類があるので、いろんな形のパウンドケーキを作ってみてください。
セルクル
パウンドケーキの型は、セルクルでも代用可能です。セルクルとは、底なしの円形の型のこと。底にクッキングシートを敷いて、生地を流し込むことで、丸型のパウンドケーキが作れます。
セルクルでパウンドケーキを作る時は、内側ではなく、外側にクッキングシートをセットしてください。オーブンで焼いている時に、生地が漏れないようにするためです。外側にセットすると、セルクルの重みでクッキングシートが動かずに型として一体化してくれます。
また焼き上がったパウンドケーキを、きれいに型から外したい人にもおすすめです。底なしのセルクルなら、ひっくり返したりナイフを入れたりせずとも、簡単に型から外せます。フルーツやホイップクリームなど、ケーキの上にトッピングしたい時に向いているアイテムです。自宅にセルクルがある人は、ぜひ一度試してみてください。
パウンドケーキ型を代用する際の3つの注意点
ここでは、パウンドケーキの型に代用品を使用する際の注意点を3つ解説します。
パウンドケーキの型の代用品を使用する前に、目を通しておきましょう。
ポリエチレンが含まれているものは使わない
パウンドケーキの型の代用として、牛乳パックや紙コップなど、ポリエチレンが含まれているものは使わないようにしてください。本来の目的とは異なる使用方法のためです。牛乳パックや紙コップは、加熱することを想定して作られていません。
ポリエチレンとは、プラスチックの一種でポリ袋や食品の保存容器などに使用されている合成樹脂です。耐熱温度が70〜110℃のため、オーブンで焼いている途中に溶け出して、食品に付着する可能性があります。
ポリエチレンは規格が法律で定められていて、食品容器としての安全性は確立されています。体内に取り込んでも無害ではありますが、口に入れないように対策したほうがよいでしょう。ポリエチレンが含まれているもので、パウンドケーキの型を代用するのは避けてください。
レシピのサイズに合わせた型にする
パウンドケーキの型に代用品を使う際は、作ろうとしているレシピのサイズに合わせた型を用意しましょう。パウンドケーキの型は、主に以下のサイズがあります。
コンパクトサイズなら小さいココット、大きいサイズならバットなど、レシピのサイズに合わせた代用品を使うことが大切。レシピのサイズにぴったり合わせたいなら、新聞紙やアルミホイルなどの、サイズを自由に決められる代用品がおすすめです。
代用品を活用する際は、自分が作ろうと思っているレシピのサイズに合わせた型を選択しましょう。
トッピングをする場合は高さのある型にする
パウンドケーキにトッピングをする際は、高さのある型で作りましょう。生地の上に載るトッピングの量が多いと、型から吹きこぼれてしまう可能性があります。紹介した代用品から選ぶなら、炊飯器や鍋がおすすめです。トッピングを載せる際は、生地が吹きこぼれないように、高さのある型で作りましょう。高さのある型がない場合は、生地の量を調整してください。
型を代用しておいしいパウンドケーキを作ろう
パウンドケーキの型が自宅になくても、新聞紙やアルミホイルなどを使って代用可能です。買いに行く手間が省けて、節約につながります。
炊飯器を使えば、オーブンを使わずにパウンドケーキを作れます。トッピングをするなら、高さのある型を使うなど、自分が作りたいパウンドケーキのレシピに合わせて型を選択しましょう。
しかし、牛乳パックや紙コップなど、ポリエチレンが含まれているものでパウンドケーキの型を代用するのは避けてください。オーブンで焼いている時にポリエチレンが溶け出し、生地に付着してしまう可能性があるためです。型を代用して、おいしいパウンドケーキを作ってみましょう。
[文・構成/grape編集部]