駅員からの『卒業証書』に涙 その内容に「涙が止まらない」「めっちゃ素敵」
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3月は卒業シーズン。多くの人が、苦楽をともにした学友と別れ、新たな道を歩み出します。
人生において大きな分岐点を前に、未来への希望を感じることもあれば、新しい環境への不安を覚えることもあるでしょう。
春が来るたび、そんな卒業生たちの背中を押してくれる、心優しい人たちを知っていますか。
駅に置かれた『卒業証書』に称賛の声
X(Twitter)に1枚の写真を投稿したのは、鹿児島県に住むKamoKamo(@sakusaku_kamoik)さん。
2024年3月1日、同県の鹿児島市にある、鹿児島中央駅に立ち寄ったところ、卒業証書が置かれていることに気付きました。
その卒業証書は、誰かが忘れていったものではありません。同駅の駅員が、多くの卒業生に向けて用意したものだったのです。
今日まで列車を利用してくれて、ありがとう!
決して使い勝手のいい駅ではなかったかもしれないけど、元気に通学するみなさんを見て、私たちも元気をもらっていました。
これからの人生は列車と同じで、曲がったり下ったり上がったりでも、最後には目的地につながっています。
明るい未来に向かって、歩みを進めてください。ふるさと鹿児島で、みなさんの成長を応援しています。
黒板に書かれていたのは、駅員たちによる、卒業生へのメッセージ。
これまで通学で鹿児島中央駅を利用していた人たちに向けて、人生を線路に見立て、今後歩む道を応援してくれていたのです。
投稿者さんがこの光景を目にしたのは、鹿児島県内の各校で卒業式が行われた日。きっと多くの人が、卒業式に向かう途中で、この『卒業証書』を目にしたはずです。
これまでも卒業シーズンを迎えるたび、構内に『卒業証書』を設置してきた、鹿児島中央駅。駅員たちの温かい行動に、投稿者さんは「さらにこの駅が好きになった」と想いを明かしています。
鹿児島中央駅が授与した、優しさの詰まった『卒業証書』に、全国から称賛の声が上がりました。
・歳のせいか、涙が止まらない。なんて心に響く卒業証書なのだろう。
・泣いたし、地元民として誇らしい。卒業生のみなさんも、この温かさを忘れずにいてほしい。
・めっちゃ素敵!駅員さん、毎年ありがとうございます。
中には、卒業後に鹿児島県を離れ、遠く離れた地へと旅立っていく人もいることでしょう。
新しい環境で不安を感じた時も、「ふるさとには見守ってくれる人がいる」と思うと、人生という名の線路を進んで行けそうですね。
[文・構成/grape編集部]