店長「当店にお越しのお母さんへ」 飲食店の貼り紙に「泣いた」「これぞ粋」
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @ellg562
幼い子供を育てている間、親の生活は何をするにも子供が中心になってしまうもの。
例えば、家族で外食をするだけでも、「子供が食べられるメニューはあるか」や「我が子の面倒を見ながら食事ができるか」といった悩みが付きまといます。
中でも、「子供は静かにしてくれるだろうか」というのは、大半の人が抱く不安。子供が店内で騒いだり、食べこぼしたりすると、親は申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。
ラーメン店で目にした『子連れ客へのメッセージ』
ある日の夜、ラーメン店を訪れたTOMO(@ellg562)さん。
おいしいラーメンを味わい、店内のトイレを利用した際、壁に貼り紙が掲示されていることに気付きました。
つづられていたのは、店長から子連れ客への『お願い』。しかし、その内容は「静かにしてほしい」などといった、親を畏縮させるものではありませんでした。
なぜならば、店側の『お願い』は子連れ客への思いやりにあふれたものだったのです。
小さなお子様が食べこぼしをしても、どうか気になさらないでください。
そのままの状態でお帰りください。決してスタッフに謝らないでください。
いつも育児を頑張っているお母さん、当店にいらっしゃる間くらいは、ゆっくりくつろいで食事を楽しんでください。
店からの『お願い』は、「子供が粗相をしても気にせず、この店ではゆっくりとくつろいで、楽しい食事のひと時を過ごしてください」というもの。
前述したように、幼い子供は基本的に落ち着きがありません。また、食器の扱いにもまだ慣れていないため、自宅の食事でもよく食べ物をこぼしてしまいます。
そのため、親がいくらすぐ横で気を付けていても、時には机の上などを汚してしまうことも。対応に追われては、せっかくの外食でも心身が休まらないでしょう。
2児の父親である店長は、自らの経験を元に、その気持ちをしっかりとくみ取っている模様。これまで、子連れ客が肩身の狭い思いをしているのを見て、胸を痛めていたのかもしれません。
貼り紙を見て、心が温まったというTOMOさん。Xに写真を投稿したところ、店の取り組みを称賛する声が集まりました。
・泣いた。こんなにも優しい店があるだなんて…。
・幼い子供がいる親には、本当にありがたい貼り紙。この言葉があるだけで安心できる。
・自分も昔、同様の貼り紙を飲食店で見たことがある。これぞ粋。
子供の世話を母親が担うことが多いためか、この貼り紙は母親に宛てたものになっていますが、多くの父親も同様の苦労をしているはず。
子連れで同店を訪れた人は、誰もがこの貼り紙を見て胸をなで下ろし、家族と一緒に思い出に残る楽しいひと時を過ごしたことでしょう!
[文・構成/grape編集部]