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熊本で震度6強、気象庁「これが本震」 各地で甚大な被害 阿蘇大橋が崩落

By - grape編集部  公開:  更新:

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16日午前1時25分ごろから、熊本県を中心とした地域で、震度6強、震度6弱の地震が発生しました。気象庁は、14日に震度7を観測した地震が「前震」で、今回の地震が「本震」の可能性があると発表。各地で甚大な被害が発生しています。

閉じ込め53件、生き埋め23件

菅義偉官房長官は16日早朝に会見し、16日未明に発生した熊本県を震源とする地震について、「各地で火災が発生し、閉じ込め53件、生き埋め23件、家屋の倒壊、トンネルの崩落などが発生している。広い範囲で甚大な被害が発生している」と述べた。

学生寮が倒壊

震度6強を観測した南阿蘇村にある東海大学農学部の学生寮が倒壊して、学生とみられる11人が生き埋めになっているという。アパートの1階部分がつぶされており、現在、救出活動が続いています。

アパート火災で1人死亡

震度6弱を観測した八代市では、アパートの火災により1人の方がお亡くなりになりました。同市八代総合体育館で吊り天井が一部落下しているとのことです。

阿蘇大橋 崩落

震度6強を観測した南阿蘇村では、大規模な崖崩れが発生し、国道57号が寸断、阿蘇大橋がのみ込まれ崩落しました。JR豊肥本線の線路も土砂の下敷きになっています。また、多数の家屋が倒壊し、村にある温泉施設では50人以上が孤立状態、また生き埋めが発生している可能性があるとのことです。

大切畑ダム 決壊の恐れ

熊本県によると、熊本県西原村でダムの決壊の恐れがあるとして、鳥子川流域の約300世帯に避難指示を出しています。

市役所庁舎が崩落の恐れ

震度6強を観測した宇土市、市役所庁舎が崩壊の恐れがあります。14日の地震発生後、庁舎の損壊があったため、使用はしていなかったとのことで、けが人などは出ていません。

その他、各地で家屋の倒壊が多数あり、複数の生き埋めが発生しているとのことです。懸命な救助活動が続いています。

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