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トルコ地震後の『デマ投稿』に「絶対に許されることではない」「信じられない」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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日本時間2023年2月6日に発生した、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の地震による被害を受け、日本政府は即日で国際緊急援助隊・救助チームの第1陣を派遣しました。

翌7日には第2陣として、国際緊急援助隊55名と救助犬4頭を派遣し、夜を徹した懸命な捜索活動が行われています。

同月8日までに、死者はトルコと隣国のシリア両国で計7千800人を超えており、1995年に日本で発生した阪神大震災を上回る犠牲者数となっています。

多くの人がショックを受けるなか、SNS上には故意にデマ情報を流す人が出現。

情報の正確性が重要な非常時での、軽率な行動に非難の声が噴出しています。

デマ情報拡散についての注意喚起

地震発生後、SNS上には地震による津波の発生や、原子力発電所の爆発など、人々の不安をあおる投稿が複数ありました。

動画や画像を調べて、過去の無関係なものだと看破した人たちがいる一方、投稿の内容をよく確認しないまま、拡散に協力してしまった人たちも。

デマを拡散すると、内容によっては社会にダメージを与えたり、人命救助の支障になったりするため、決して面白半分に行うものではありません。

ネット上では、デマについて怒りの声が上がっています。

・こんな時にデマを流して楽しむのは、人でなしだと思う。

・災害のたびにデマが流れるけど、絶対に許されることではない。

・数秒を争う現場で、命を助けようと尽力する人がいる一方で、こんなデマを流す人がいるなんて…信じられない。

また、「デマツイートだとテレビで知りました。拡散してしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と後悔している人の声もありました。

加担してしまわないよう改めて参考にしたいのが、警視庁がウェブサイト上で公開している『疑わしい情報を判断するヒント』。

災害後のデマ情報を判断する時以外にも役立つので、今後のためにもチェックしておきたい内容です。

情報源が記載されていない
本当のように記載されていても、リンク(情報源のURL)や根拠が記載されていない場合は、必ず自分で検索して情報源を確かめましょう。官公庁や企業に関するものであれば、公式ホームページや公式ブログ等を確認してください。
また気象情報など、内容によってはテレビやラジオ等を確認することも有効です。

伝聞形式で書かれている
記載されている情報に、「らしい」「みたい」「だそうです」等の伝聞形式が含まれている場合も注意が必要です。「友人が」「知り合いが」「芸能人が」など情報源があいまいな場合は、当事者と直接話をしたり、公式ホームページを検索するなどして確認するようにしてください。

警視庁 ーより引用

AI(人工知能)による画像の生成技術も発達し、これからはデマと見破ることがより困難な時代となっていくでしょう。

だからこそ一層、情報の拡散には慎重になりたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
警視庁@jica_direct

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