極寒のトルコ・シリア被災地 野口健が寝袋の寄付を呼びかけ 「日本にとってトルコは恩人」
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2023年2月6日、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生。
地震によってトルコやシリア国境付近で多数の建物が倒壊し、同月9日時点で、1万5千人以上が死亡したと明かされています。
大きな被害を受けた現地の気温は連日氷点下と冷え込んでおり、雪が降る中での救出活動が続いているそうです。
野口健が『寝袋』の寄付を呼びかけ
登山家の野口健さんは、同月8日にTwitterを更新。
極寒の中避難をしている被災者のため、寝袋の寄付を呼びかけました。
2011年に発生した東日本大震災や2015年のネパール地震、2016年の熊本地震などにおいて、被災地で支援活動を行ってきた、野口さん。
これまでの経験から極限状態で寒さにさらされることが、心身に与える影響の大きさを危惧し、一刻も早く寝袋をはじめ必要な物資を現地に届けたいとつづっていました。
今回の呼びかけで募集しているものは、氷点下対応の冬用、もしくは3シーズン用の寝袋。使用に問題がなければ、新品でなくても構わないそうです。
窓口になっている、野口さんが代表を務めるNPO法人『ピーク・エイド』のウェブサイトから、送り先など詳細を確認できます。
投稿を見た人たちからは「微力ながら、1つ送りました」「いい取り組みをありがとう」などの声が上がっていました。
また、野口さんは今後、寝袋の購入や配送費などにあてるため、トルコ地震支援の募金募集も開始するとのこと。
東日本大震災の際は、トルコから救助隊が駆け付け、行方不明者の捜索や物資の支援を受けました。
被災したトルコの人たちの無事を祈りつつ、それぞれができる支援をしていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]