地震発生時にコインランドリーにいた親子 11歳の少年の行動が称賛される
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2019年7月上旬、アメリカ・カリフォルニア州の砂漠地帯で地震が発生。アメリカ地質調査所によると、5日に起きた本震はマグニチュード7.1で、現地で発生した過去20年間の地震のうち最大規模となりました。
震源地からもっとも近いリッジクレスト市では住宅の火災や倒壊などの被害があり、複数の負傷者も出ました。
地震の後、この突然の大きな揺れにパニックになる人々の様子がニュース番組などで放送され、現地の混乱ぶりが明らかになる中、1人の少年の行動が称賛されています。
リッジクレスト市内に住む11歳のアルマンドくんは地震が起きた時、コインランドリーにいました。
こちらが地震発生時の様子をとらえた監視カメラの映像です。
地震に気付いて慌てて外へ逃げ出す人たち。少し遅れて、建物の奥のほうからアルマンドくんが2歳の妹アリアンナちゃんを抱きかかえて走ってくる姿が映っています。彼らのすぐ後ろにいるのが2人の母親です。
アルマンドくんたちが建物を出ようとした時、天井の一部がはがれて落ちてきました。もしその下にアリアンナちゃんがいたら、大きなケガをしていたかもしれません。
アルマンドくんは海外メディア『ABC7』の取材でその時のことを振り返りました。
動画を見た人たちからは「素晴らしいお兄ちゃん」「真のヒーローだ」などのコメントが寄せられています。
災害時には一瞬の判断ミスが命取りになります。
大人でもパニックになるほどの揺れの中で冷静さを保ち、幼い妹を守った頼もしいアルマンドくんに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]