図書館に来た老女「謝りたい」と古びた本を差し出す 職員は驚いた
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ニュージーランドにあるエプソム図書館。
この図書館で、驚きの出来事がありました。
窓口にやってきた年老いた女性。彼女は謝りたいと言って一冊の本を差し出します。それは彼女が少女の頃、なんと67年前に借りてそのまま返却する事ができなかった本だったのです。
出典:@Auckland_Libs
子供の頃によくエプソム図書館を利用していた女性。しかしオークランドから引っ越す際に、誤って借りていた本も一緒に持って行ってしまったのです。貸出履歴を見ると本を借りたのは1948年12月17日、約67年前の出来事でした。
出典:@Auckland_Libs
そして2016年、ようやく本は図書館へ戻ってきたのでした。ニュージーランドの歴史や神話について書かれていて、イラストが綺麗なことでも知られている有名な本です。
出典:@Auckland_Libs
年数が経ってしまったため、どうしても劣化は避けられませんでした。ですが、女性が「その本をいつか返却しようと大切に持っていた」ことが感じられる綺麗な状態だったと図書館のスタッフは語ります。
通常、延滞料金は1日1ドルが相場なので、2万5千日間延滞していた今回の場合、米ドルで換算すると17,500ドル(約185万円!!)にもなります。
しかし、エプソム図書館は最大でも本の値段以上の罰金は取らないとFacebookで書いていたので、女性が支払ったのは7ドル程度の料金ですみました。そして、今回は特別に、料金は一切受けとらなかったそうです。図書館にしてみればなにより、女性が返却に来てくれたことが嬉しかったんでしょうね。
図書館は返却された本をどうするかまだ決めていないそうです。もしかすると、図書館内で飾られることになるかもしれないそうですよ!