片栗粉のとろみは小麦粉でも代用できる？注意点や適した料理例をご紹介
公開： 更新：
※写真はイメージ
森昌子の現在に、黒柳徹子がドン引き！？ 引退を惜しむ声 森昌子（もりまさこ）さんは、日本を代表する女性歌手の一人で、女優としても活躍しています。６０歳となった森昌子さんは２０１９年３月に、２０１９年末で芸能生活から引退することを発表。そんな森昌子さんのこれまでの活躍や、ネット上で話題となった黒柳徹子さんとの共演について詳しく見ていきましょう。
真中瞳の現在の姿に衝撃！ 『東風万智子』に改名した理由や、結婚は？女優として活躍している真中瞳さん。２００９年に、芸名を真中瞳から東風万智子に変更し、改名後も数多くの作品に出演しています。そんな真中瞳さんが結婚しているかどうかや、改名した理由、これまで出演した映画やドラマ、舞台、現在の姿など、さまざまな情報をご紹介します！
料理中に「片栗粉を切らしていた」という経験がある人もいるのではないでしょうか。とろみを付ける代用品として、家にある小麦粉が使えます。
本記事では、小麦粉で片栗粉を代用する方法や、仕上がりの違いについて解説。ほかにも代用できる食材やそれぞれ適している料理をご紹介します。
片栗粉の代用に小麦粉でとろみ付けしたい人は、ぜひ参考にしてください。
片栗粉の代用として小麦粉でとろみは付けられる？
※写真はイメージ
片栗粉の代用として、水溶き片栗粉と同じように同量の水で小麦粉を溶かすととろみを付けられます。
ただし、小麦粉の粘度は片栗粉の１０分の１程度のため、ねばりの強いとろみ付けには向かないでしょう。
本来の片栗粉の主成分は、東アジアを原産とするユリ科の多年草『カタクリ』の地下茎から取れるデンプンです。
ただ、自生する量が減少して名称のみが残っているため、今はジャガイモから取れたデンプンが主流です。
水を加えて加熱することで糊状になるデンプンは、原材料となる食材ごとに含有量が異なり、粘性や透明性などの性質に違いがあります。
片栗粉と小麦粉の仕上がりの違いは以下の通りです。
片栗粉の代わりに小麦粉でとろみを付ける方法
※写真はイメージ
片栗粉の代わりに小麦粉でとろみを付ける方法は、以下の通りです。
カレーの場合は、１０皿分のカレーに対して小麦粉大さじ２杯を目安に同量の水で溶き、沸騰した鍋の火を止めてから加えましょう。
とろみが付くまで、鍋底が焦げないように時々混ぜながら弱火で約１０分煮込みます。
片栗粉のとろみ付けの代用食材と適した料理例
※写真はイメージ
小麦粉は片栗粉よりもデンプンの量が少ないため、料理に合わせて代わりとなる食材を使い分けることがおすすめです。
片栗粉の代用食材と適した料理例について解説します。
小麦粉｜カレーやシチュー
片栗粉にはおよばないものの、小麦粉に水分を加えて加熱することでとろみ付けできます。
仕上がりが乳白色に濁るため、カレー、シチュー、スープ、ポタージュ、チャウダーなどの料理に最適です。
また、小麦粉は、カレーやシチュー以外にも揚げ物の衣やつなぎとしても使えます。
小麦粉を使用した、から揚げは衣がしっとりと仕上がり、グルテンの量が少ない薄力粉を使うとサクサクした食感を出せるでしょう。
グルテンが多すぎると仕上がりが硬くなってしまうため、つなぎに使う場合は、少量の小麦粉を加えて混ぜすぎないことが大切です。
小麦粉は、加熱すると焦げやすい性質を利用して、キツネ色に仕上げたいソテーやムニエルにも向いています。
葛粉｜あんかけ
葛粉は、水で溶かしてから具材と合わせると、和風だしのあんかけ料理のとろみ付けに向いています。
高価な本葛粉ではなく、ジャガイモやサツマイモを原料にした安価な葛粉は手軽に加えられておすすめです。
また、鍋に葛粉と牛乳を入れて加熱しながら混ぜるだけでホワイトソースも作れます。
ただし、葛粉は冷めると固くなるため、翌日まで保存することもあるカレーやシチューなどには向かないでしょう。
米粉｜スープや汁物
米粉は、料理の仕上がりが白くても構わないスープや汁物のとろみ付けに最適です。水で溶かしてから具材と合わせると、冷めてもとろみが持続する特徴があります。
また、米粉はハンバーグやつくねなどのつなぎとしてタネに混ぜ込むと、ふっくらとした食感に仕上がるでしょう。
さらに米粉は、吸う油の量が少ないことから、ヘルシーなから揚げ作りにもおすすめです。しかし、焦げやすいため注意しましょう。
ねばりのある食材｜スープや汁物
ねばりのある食材を、料理の具材として活用することでとろみを付けることもできます。
ただし、食材の味や香りが強いものもあり、料理によっては仕上がりの味わいを変えてしまうことがあるため、注意が必要です。
ねばりのある食材は、料理の粘度や色みが変わるため、スープや汁物のとろみ付けに活用しましょう。
ねばりのある食材の例としては、納豆、なめこ、わかめ、こんぶなどがあります。
ジャガイモ、レンコン、里芋、山芋はすりおろし、オクラ、モロヘイヤは細かく刻むとねばりが出やすくなりおすすめです。
コーンスターチ｜味の濃いスープや汁物
コーンスターチは、小麦粉と同じように水で溶いて少しずつ加えると、カレーやシチューなどの味の濃いスープや汁物のとろみ付けに使えます。
ただし、料理の仕上がりが白くなるため使用シーンが限られてしまうでしょう。
菓子作りに使用されるコーンスターチの原料はトウモロコシで、冷えた状態で粘度を保つ性質を持つデンプンの含有量が多いことが特徴です。
また、から揚げの衣の代用として使用すると、油切れがよいサクサクの食感が楽しめるでしょう。
小麦粉でとろみを付ける際の注意点
※写真はイメージ
小麦粉にはデンプン以外の成分も含まれているため、とろみを付ける際の注意点を覚えておきましょう。
長時間加熱しすぎない
小麦粉をとろみ目的で代用する時は、長時間加熱しすぎると焦げやすいため注意が必要です。
一度火を止めてから、水に溶いた小麦粉を加えるとよいでしょう。
水分量を間違えない
小麦粉は粒子が細かいためダマになりやすく、水の量を誤ると白い粒が料理に浮いて粉っぽい食感になってしまいます。
小麦粉を水で溶く際はダマにならないように少しずつ混ぜて、溶け残りが生じないようにしましょう。
片栗粉に比べて粘度が低い小麦粉は、水分の多い料理だととろみが付きにくいため、料理の水分量を事前に調整することも大切です。
アミラーゼを含む調味料を入れない
小麦粉は、とろみのもとになるテンプンを分解する作用を持つ『アミラーゼ』が含まれた食材や調味料と一緒に加熱すると、とろみが付きません。
アミラーゼを含む食材や調味料は、ハチミツ、生姜、大根、カブ、キャベツ、パプリカ、山芋、バナナ、キウイ、梨などです。
これらの食材にとろみを付ける場合には、小麦粉以外の代用品を使用しましょう。
片栗粉をジャガイモから作る方法
※写真はイメージ
手間と時間はかかるものの、ジャガイモの総重量の約１０%を目安に片栗粉をジャガイモから作ることができます。
【片栗粉をジャガイモから作る方法】
つなぎとして使う場合は、ジャガイモをすりおろして、５分の１の重量になるまで水分をしぼると、薄力粉や米粉と同じデンプン含有量に近付きます。
片栗粉のとろみ付けの代用に関する質問
片栗粉のとろみ付けの代用に関する質問についてまとめました。
小麦粉でとろみを付ける温度は何℃ですか？
小麦粉でとろみを付ける場合の温度は約５０～７０℃です。食材ごとの糊化開始温度を表にまとめました。
片栗粉の代用品でとろみを付ける場合は、上記表を参考にしてください。
片栗粉の代用であんかけのとろみ付けに小麦粉は使えますか？
片栗粉の代用であんかけのとろみ付けに小麦粉は向いていません。なぜなら、片栗粉に比べて粘度は１０分の１程度のため、あんかけのとろみを再現できないためです。
小麦粉は、カレーやシチューなどの軽いとろみを付けたい料理の時に代用するとよいでしょう。
あんかけを作る時の片栗粉の代用としては、米粉、葛粉、コーンスターチなどがおすすめです。
ただし、米粉やコーンスターチは白く濁るため、仕上がりの色に影響をおよぼす点は留意しましょう。
片栗粉の代用でとろみ付けにゼラチンは使えますか？
片栗粉の代用でとろみ付けはゼラチンでも可能です。
ただし、沸騰するまで加熱するととろみがつかないため、沸騰しない程度の約８０℃で火を止め、料理の仕上げに水でふやかしたゼラチンを入れましょう。
ゼラチンの原料は動物の骨や皮などで『コラーゲン』と呼ばれるタンパク質です。
そのため、あんかけの調味料に鶏の骨を入れて煮込み、ゼラチン質を溶かし込むのもとろみ付けに有効です。
片栗粉の代用でとろみ付けに天ぷら粉は使えますか？
天ぷら粉も片栗粉の代用としてとろみ付けに使えます。ただし、ダマができやすく白濁しやすいため、あまりおすすめはできません。
天ぷら粉は、タンパク質の少ない薄力粉にデンプンなどをバランスよく配合しており、小麦粉に比べてねばりが出にくい特徴があります。
片栗粉のとろみ付けの代用には葛粉が最適で、仕上がりの色みを気にしない場合は、米粉やコーンスターチも有効です。
片栗粉のとろみ付けの代用として小麦粉以外も使える
片栗粉の代用として、小麦粉でとろみは付けられます。
片栗粉よりも粘度が低い小麦粉は、カレーやシチューなどのサラッとしたとろみが欲しい料理の時におすすめです。
小麦粉以外にも、とろみ付けの片栗粉の代用となる食材に葛粉や米粉、コーンスターチなどがあります。
食材の性質によって仕上がりの色やとろみ具合が異なるため、料理に合わせて使い分けましょう。
[文・構成／grape編集部]