カビの生えた部屋で寝るとどうなる?赤ちゃんや家族の健康を守る対処法を解説
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寝ている間に咳き込んだり、鼻がムズムズしたりすることはありませんか。
カビの生えた部屋で寝ると、アレルギー性の症状や呼吸器疾患を引き起こす可能性があるといわれています。赤ちゃんや高齢者の場合は、重症化する可能性もあるそうなので、注意が必要です。
本記事では、カビの生えた部屋で寝ることで起こる不調や、寝室にカビが発生する原因を解説します。寝室に生えたカビの対処法や予防策も紹介しますので、赤ちゃんや家族の健康を守りたい人は参考にしてください。
カビの生えた部屋で寝るとどうなる?
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カビが生えた部屋で寝ることで、健康に悪影響をおよぼす可能性があります。
ここでは、アレルギーや感染症などのリスクを、分かりやすく解説していきましょう。
アレルギー、感染症、呼吸器疾患が起こる可能性がある
カビの胞子は空気中を漂っているため、寝ている間に無意識に吸い込んでしまう恐れがあります。
カビを吸い込むことで免疫反応が過敏になり、くしゃみや鼻水、鼻づまり、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすことがあるようです。
また、咳や呼吸困難といった、呼吸器系のトラブルにつながるケースもあるそうなので注意してください。さらに、カビのある環境に長時間いることで免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなるリスクも指摘されています。
中には頭痛やめまい、倦怠感といった体調不良を引き起こす場合もあるようです。不調が続く場合は、室内環境を見直してみましょう。
睡眠の質の低下や、慢性的な疲労感を招く可能性がある
カビが発生している部屋では、特有のにおいがしたり、空気中に漂うカビの胞子が睡眠に悪影響をおよぼしたりすることがあります。
カビの胞子が、鼻やノドの粘膜を刺激してアレルギー反応を引き起こし、熟睡できなくなる場合もあるようです。
このような状態が続くと睡眠の質が低下し、十分な休息が得られなくなるかもしれません。その結果、日中も疲労感が残り、集中力や活動意欲の低下につながることもあるでしょう。
免疫力の低下や生活習慣病のリスクなど、健康への悪影響も懸念されます。心身の疲れが抜けにくいと感じたら、寝室の環境を見直してみてください。
赤ちゃんや高齢者の身体に影響をおよぼす可能性がある
赤ちゃんや高齢者の場合は、カビによる健康リスクに対して、特に注意が必要です。
赤ちゃんは空気中のカビの胞子を吸い込んだり、カビが付着した床や布団、家具などを舐めてしまったりする恐れがあります。その結果、アレルギー性鼻炎や呼吸器トラブル、皮膚炎などを引き起こすリスクがあるようです。
また高齢者で呼吸機能が低下している場合は、肺炎や気管支炎の発症リスクが高まる可能性があるといわれています。高齢者で皮膚のバリア機能が弱い人の場合は、かゆみや湿疹の悪化も懸念されるのだとか。
ご家庭に赤ちゃんや高齢者がいる場合は、寝室など、長時間過ごす場所のカビ対策を徹底することが大切です。
寝室にカビが発生する3つの原因
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寝室は、カビが発生しやすい場所の1つです。寝室にカビが繁殖する原因としては、以下の3つが考えられます。
それぞれについて、詳しく解説していきましょう。
1.湿気がこもりやすいため
寝室は、夜間に扉を閉め切ることが多く風通しも悪いため、湿気がこもりやすい場所です。人は、睡眠中にコップ1杯分の汗をかくといわれており、その汗は寝具に吸収されます。
また、掃除が行き届きにくい部屋のすみや家具の裏、布団やベッドの下などは湿気が逃げにくく、カビが繁殖しやすい状態です。
こうした場所はカビの発生源になりやすいため、定期的な換気や湿気対策が欠かせません。
2.カビが発生しやすい温度であるため
寝室は、夜間に締め切ることが多く、室温が上がりやすい場所でもあります。
カビは20〜30℃で繁殖しやすいといわれており、寝室がこの温度に保たれていると、カビにとって快適な環境になってしまうでしょう。
また、外気温との差によって発生する結露も、カビの成長を促進する大きな要因です。窓際や壁などにたまった水分が栄養源となり、気付かないうちにカビが繁殖していることもあります。
室温管理と結露対策は、カビ予防に欠かせないポイントです。
3.カビが好む栄養源が豊富であるため
寝室には、カビが好む栄養源が数多く存在しています。寝具に付着した皮脂や垢、髪の毛、ホコリ、さらにダニの死骸やフンなども、カビにとっては格好の栄養源といえるでしょう。
これらが蓄積されたまま放置されると、カビの繁殖をうながす恐れがあります。特に、マットレスや敷布団などは湿気もたまりやすく、カビの温床になりやすいです。
カビの発生を防ぐためには、栄養となる汚れを取り除くことが重要であるため、こまめな掃除が欠かせません。
寝室のカビを防ぐ3つの方法
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寝室のカビを防ぐには、日々のちょっとした工夫が大切です。ここでは、カビの発生を抑えるために、すぐに実践できる3つの予防方法を紹介します。
1.こまめに換気をする
カビを防ぐためには、湿気がこもらないよう、こまめに換気をすることが大切です。天気のよい日は窓を開け、空気の流れを作ることで、室内の湿度を下げる効果が期待できます。
特に寝室は、閉め切って過ごす時間が長いため、朝晩の換気を習慣にするのがおすすめです。
また、空気清浄機や除湿機、エアコンの除湿機能の活用も効果的といわれています。外気の影響で窓を開けにくい日は、これらの家電をうまく取り入れて湿度を調整しましょう。
2.こまめに掃除をする
布団や毛布などの布製品が多い寝室はホコリが発生しやすくなるため、カビの栄養源が蓄積されがちです。ホコリや髪の毛、ダニの死骸はカビの繁殖をうながす要因となるため、こまめな掃除が欠かせません。
床だけでなく、壁や天井、家具の裏なども、見落とさずに清掃しましょう。定期的に掃除をすることで、カビの原因となる汚れを取り除けて、清潔な空間を保ちやすくなります。
目に見えにくい汚れにも意識を向けるのが、カビ予防の第一歩です。
3.寝具の天日干しをする
寝具は湿気をため込みやすいため、定期的な天日干しがカビ対策に効果的だといわれています。
布団やマットレス、枕は、日光に当ててしっかりと乾燥させましょう。シーツや枕カバーをこまめに洗濯することも大切です。
マットレスや布団を敷きっぱなしにしていると、湿気がこもる原因になります。ベッドを使用している場合も、マットレスを時折立てかけて通気性をよくしましょう。
『ベッドフレーム』や『すのこ』にも風を通すことで、寝具全体の湿気を効率よく逃がせます。
寝室にカビが発生した場合の対処法
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寝室でカビを見つけたら、早めの対処が重要です。ここでは、寝室にカビが発生した場合に自分でできる対処法や、寝具の適切な扱い方について紹介します。
漂白剤やエタノールで拭き取る
カビを見つけたら、まずはエタノールを含ませた布でやさしく拭き取ります。拭き取った後は、風通しのよい場所で天日干しをすると、乾燥と殺菌の効果が期待できるでしょう。
カビが広範囲に広がっている場合は、市販の漂白剤やカビ取り剤を薄め、霧吹きで吹き付ける方法もおすすめです。使用後にはしっかりと拭き取り、再度乾燥させてください。
なお、一度掃除に使用したタオルや雑巾を使い回すと、カビを広げる恐れがあるため、使い捨てを推奨します。
布団やマットレスはクリーニングや買い替えを検討する
布団やマットレスにカビが発生した場合は、専門業者によるクリーニングもおすすめです。
業者に依頼することにより、カビだけでなくダニやホコリも含めた洗浄が可能でしょう。ただし、依頼する際には、カビ除去に対応しているかどうかを確認してください。
カビが奥まで浸透している場合や、状態がひどくて業者のクリーニングでも除去が難しいと判断された場合は、衛生面を考慮して買い替えも視野に入れましょう。
寝室にカビが繰り返し生える場合はプロへの依頼も検討する
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寝室にカビが繰り返し生える場合や、広範囲におよぶ場合は、カビ取りの専門業者やハウスクリーニング業者に依頼するのもよい方法です。
寝室のカビは、壁や床の内部にまで根を張っていることがあり、自力で対策した場合は再発を防げないケースもあります。
専門業者に依頼することで、カビの除去に加えて、防カビ処理や再発防止のアドバイスも受けられるでしょう。費用はかかりますが、衛生的で快適な睡眠環境を維持するためには有効な対策です。
カビの生えた部屋で寝ると、健康を損なう場合もあるため気を付けよう
カビの生えた寝室で寝ることにより、アレルギーや呼吸器疾患、睡眠の質の低下など、健康にさまざまな悪影響をおよぼす恐れがあります。
特に赤ちゃんや高齢者など、免疫力の低い人にとっては深刻なリスクとなるため、早めの対策が重要です。カビを発生させないための予防と、発生後の対応を意識することで、清潔な睡眠環境を維持できるでしょう。
自力での対処が難しい場合は、専門業者への相談も検討してみてください。
[文・構成/grape編集部]