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カビが発生したニンニクは食べられる?カビの原因や適切な保存方法などを解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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かびたニンニクの画像

※写真はイメージ

ニンニクは一度に使用する量が少なく、すぐに使い切れないことも多いでしょう。

「ニンニクはカビが発生しにくい」といわれることもありますが、保存方法によっては注意が必要です。特に、梅雨時や夏場はカビが生えやすいといわれています。

本記事では、ニンニクにカビが発生する原因や対処法、カビを予防するための保存方法などを解説。さらに、新鮮なニンニクと腐敗している状態の見分け方についてもまとめました。

ニンニクにカビが発生して困っている人や適切な保存方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

カビが生えたニンニクは食べられる?

カビが生えたニンニクは食べられる?

※写真はイメージ

ニンニクにカビが発生しても、カビの部分を取り除けば食べられると考える人もいるかもしれませんが、基本的に食べないほうが安全です。

カビは、根を張る性質を持つため、細胞が中まで入り込んでいる可能性があり、目に見えなくても腐敗が進んでいるかもしれません。

万が一カビを食べてしまうと、アレルギー症状などを誘発してしまうおそれがあるため、健康へのリスクを考慮してカビが生えたニンニクは食べずに処分しましょう。

ニンニクにカビが生える理由

ニンニクにカビが生える理由

※写真はイメージ

ニンニクには抗菌作用を持つ『アリシン』が含まれることから、一般的にカビが生えづらいといわれています。

しかし、保存条件によっては、ニンニクにカビが発生してしまう可能性もゼロではありません。ここでは、ニンニクにカビが生える原因について見てみましょう。

カビが生える条件について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

湿度や室温が高い

ニンニクにカビが発生する理由の1つとして考えられることは、湿度や室温が高い点です。

カビは湿度が高い環境を好み、湿度60%以上、温度は20〜30℃で発生しやすいといわれています。

特に、湿度の高い梅雨時や気温が高い夏場は、ニンニク以外の食材にもカビが繁殖しやすくなるでしょう。

高温環境下ではカビが繁殖するスピードが速まるため、適切な温度と湿度で食品を保存し、腐敗の進行をおさえることが重要です。

風通しが悪い

風通しが悪い環境でも、ニンニクにカビが生えやすくなります。

特にビニール袋に入れて保存すると、ニンニクから自然に出た水分が蒸発して通気性が悪い状態となり、前述した多湿状態を引き起こす可能性があるのだとか。

カビの繁殖を助長してしまわないように、ニンニクをすぐに使わない場合は、ネットの袋に入れて吊るしたり、網目のあるカゴやザルなどに入れたりして、風通しをよくすることが大切です。

水分量が多い

ニンニクは保存性を高めるために、収穫後にしっかりと乾燥させてから出荷されます。そのため、表面の皮が乾いている状態で売られることが一般的です。

しかし、乾燥が不十分だと、ニンニク内部の水分が多くなってしまい、カビが生えやすくなるでしょう。

特に『新ニンニク』は収穫後、乾燥させずに販売されているため、通常のニンニクに比べて多くの水分を含んでおり、カビが生えやすいといわれています。

ニンニクでカビが生えやすい場所

ニンニクでカビが生えやすい場所

※写真はイメージ

ニンニクでカビが生えやすい場所は、根元や外皮、実、茎の部分だといわれているようです。

根元の部分は水分を吸収しやすいため、根元を下にして保存すると、通気性が悪くなってしまいます。外皮も同じく、外気からの湿気が付着しやすく、カビが発生しやすいのだとか。

なお外皮が傷付いていると、皮の内側に位置する実の部分まで湿気が入り込み、カビが発生するリスクが高まります。そのため購入時には、外皮に傷がないか確認しましょう。

また、実自体にも水分が含まれるため、ニンニクの乾燥が不十分な場合、実の部分にもカビが生えることもあるようです。

そして茎の切り口は、表面が露出しているため微生物が侵入しやすいことから、保存環境によってはカビが発生しやすいといわれています。

新鮮なニンニクと腐敗したニンニクの見分け方

新鮮なニンニクと腐敗したニンニクの見分け方

※写真はイメージ

新鮮なニンニクと腐敗したニンニクの見分け方を表にまとめました。

新鮮なニンニク 腐敗したニンニク

・外皮は白く乾燥している。

・芽が出ていない。

・1かけずつ均等に膨らみがある。

・大粒で硬く、重い。

・実の1粒1粒がすべて茎にくっ付いている。

・外皮が変色している。

・皮を剥くとネバりがあり糸を引いている。

・身がやわらかい。

・中身がスカスカ。

・酸っぱい臭いや発酵したような異臭がする。

ただし、ニンニクに含まれる『アントシアニン』という色素によって、赤やピンク、紫に色が変化する品種があるため、変色していても問題ないケースもあります。

皮が黄色やオレンジ、茶色っぽい変色に加えて、臭いや感触に変化がある場合は注意が必要です。

ニンニクにカビが生えた時の対処法【状況別】

ニンニクにカビが生えた時の対処法【状況別】

※写真はイメージ

ニンニクにカビが生えた時の対処法を状況別に解説します。

カビを食べてしまった時

カビが発生したニンニクを誤って食べてしまった場合は、それ以上食べることをやめてうがいをしましょう。

少量のカビであれば身体に影響が出ない場合もありますが、下痢や嘔吐などの症状が出る可能性もゼロではありません。

上記のような症状が見られた場合や、身体に異常がある場合は速やかに医療機関を受診してください。食べる前に少しでも不安に感じる場合は、そのニンニクは食べずに処分しましょう。

保存していたニンニクにカビが生えた時

保存していたニンニクにカビが生えているのを見つけた時は、密閉された袋に入れて速やかに処分してください。

目に見えなくても、カビの胞子が拡散してアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性があります。カビが生えた時はポリ袋などに入れ、口をしっかり閉じて捨てましょう。

なお、カビが生えたニンニクと同じ袋や空間でほかの食材を保存している場合は、カビが移っていることも考えられます。ほかの食材もカビが生えていないかを、よく確認することが大切です。

ニンニクの適切な保存方法と目安期間

ニンニクの適切な保存方法と目安期間

※写真はイメージ

ここでは、ニンニクを無駄なく効率的に使い切るための、適切な保存方法や保存の目安期間について解説します。

常温保存

ニンニクは、購入直後であれば約1週間、秋や冬の涼しい季節で約2~3週間、常温で保存できるようです。

通気性のよい根菜用のネットやザルなどにニンニクの外皮を剥かずに入れて、風通しがよく、直射日光の当たらない場所に吊るしてください。

ただし、使いかけの場合は湿気などの影響を受けやすいため、常温保存には向きません。

また、湿気の多い梅雨や気温が高い夏場での常温保存はカビが生えやすく、10日ほどをすぎると芽が出てくる場合があるのだとか。

ニンニクを日持ちさせたい場合は、天日干しをしたり電子レンジを使ったりして、しっかりと乾燥させた状態で密閉容器に入れると長持ちしやすくなるでしょう。

冷蔵保存

ニンニクを冷蔵保存する際は、野菜室よりも温度の低いチルド室が適しています。

キッチンペーパーに包み、ジッパー付き保存袋やポリ袋に入れて空気を抜き、口を閉じて冷蔵保存してください。

冷蔵保存期間の目安は、次の通りです。

下処理方法 保存目安期間
皮付きで丸ごと 約1~2か月
薄皮を残して1かけずつ 約1か月
カット、すりおろし 約1週間

1週間以内にニンニクを使い切れる場合は、すりおろしたり、必要なサイズにカットしておいたりすると楽でしょう。

皮付きで丸ごとキッチンペーパーに包み、袋に密閉して冷蔵保存するのは手軽ですが、外皮を残して保存するとカビが生えやすいようです。

使いかけの場合は、薄皮を残してひとかけずつ分けて保存袋に入れるか、薄皮も剥いた場合はひとかけずつラップで包み、密閉した状態で保存してください。

冷凍保存

ニンニクが大量にある場合は、小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。

みじん切りなどにカットして冷凍保存すれば、凍ったまま調理に使用できて便利です。冷凍保存期間の目安を下記の表にまとめましたので、参考にしてください。

下処理方法 保存目安期間
外皮を剥いて丸ごと 約3か月
薄皮を剥いて1かけずつ 約2~3か月
薄切りやすりおろし 約1か月

冷凍保存は日持ちするものの、香りが飛びやすいといわれています。保存袋に冷凍した日にちを記載し、保存の目安期間に関わらず、早めに使い切ることがポイントです。

二ンニクのカビを予防するには保存方法を工夫しよう

カビの生えたニンニクは、カビの根が内部にまで侵入している場合があるため、食べずに処分したほうがよいでしょう。

1週間以内に使い切れる場合は冷蔵保存、使い切れない場合は冷凍保存することがおすすめです。

ニンニクを保存する際は、根菜用のネットなどに入れて風通しのよい場所に吊るしておくと乾燥しやすくなり、カビの発生をおさえられるといわれています。

使いかけの場合やすぐに使い切らない場合には、小分けにしてラップに包み、密閉した状態で冷蔵もしくは冷凍保存しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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