リンゴが変色しない? 塩以外の方法に「試したい」「そうだったのか」
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- 出典
- ibu_kurashi
リンゴの変色を防ぐ方法として、一般的なのが『塩水に浸ける』方法です。
しかし、「塩分が気になる」「子供が微妙な塩味を嫌がる」といった悩みを抱いている人もいるのではないでしょうか。
実は、リンゴの変色予防に使えるのは塩だけではありません。
『不器用でもできる家事ハック』をテーマに情報を発信している、いぶ(ibu_kurashi)さんのInstagramから、変色予防に役立つ意外な調味料とその効果について紹介します。
※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。
リンゴの変色予防には、砂糖やレモン果汁もOK
いぶさんが用意したのは、砂糖と塩、そしてレモン汁の3つです。それぞれの調味料を使って、リンゴを浸けるための水溶液を用意しましょう。
砂糖を使う場合は、水200ccに対して大さじ1杯ぶんが適量です。
塩の場合は、水200ccに小さじ5分の1杯を目安に投入してください。
レモン果汁は、水200ccに対して小さじ1杯ぶんを入れましょう。
調味料がしっかり溶けるまで混ぜたら、リンゴを浸します。
それぞれ15分間浸け込んだ後に取り出して、30分以上放置しました。
水溶液に浸けずに放置したリンゴは黄色みが強くなり、かなり変色しています。
一方で、砂糖水と塩水、レモン水に浸けておいたリンゴは、ほぼ変色していません。塩以外に、砂糖やレモン汁も活用できることが分かりました。
なお、浸けた後の味は、レモン水がやや酸味を感じるのに対して、砂糖水は若干の甘みを感じるようです。
「どれも大きな違いはない」としつつも、いぶさんが「結構好きな味」と伝えたのはレモン水に浸けたリンゴでした。
一方で、「コストパフォーマンスに優れている」という視点でおすすめしているのは、塩水を使った方法です。
使いやすさや味の好みは人それぞれなので、自分に合う調味料を選んでみてください。
リンゴが変色する仕組みとは?
リンゴが変色するのは、果肉に含まれるポリフェノールの一種、『タンニン』が酵素と結びついて酸化するためです。
味や食感に影響はありませんが、色味が変わることで見た目は悪くなってしまうでしょう。
塩水に浸けると、塩の成分がポリフェノールの周りに壁を作るため、酵素との結合を防げます。
砂糖にも同様の効果が期待できるでしょう。砂糖水による膜がリンゴの表面に形成され、酵素に触れにくくします。
レモン水の場合は、中に含まれているビタミンCが酵素と結びついて、変色を抑えられるでしょう。
いぶさんの投稿では触れられていませんが、実はハチミツを使う方法も、リンゴの表面に膜を張れるため、変色予防の効果が期待できるのだそう。
ただしハチミツには、1歳未満の乳児特有の病気、『乳幼児ボツリヌス症』のリスクがあります。
1歳未満の乳幼児にリンゴを食べさせる場合は、ハチミツ以外を使った方法で変色の予防を行ってください。
いぶさんの投稿には、以下のようなコメントが寄せられました。
・砂糖も使えるのですね!驚きました。
・いつもリンゴを大量にいただくので、困っていました。塩分が気になっていたので、砂糖も試してみます!
・毎日お弁当に持たせる時に使います。
砂糖水でほんのり甘みが付いたリンゴは、子供にもおすすめ。やや酸味があるタイプのリンゴも、「食べやすい」と感じられるのではないでしょうか。
見た目もきれいでおいしいリンゴを楽しむため、ぜひ変色予防策にもこだわってみてください。
[文・構成/grape編集部]