「熱中症予防で飲んではダメ」 誤解されがちな『ドリンク』が? By - grape編集部 公開:2025-07-03 更新:2025-07-03 ドリンク夏注意喚起熱中症 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 全国各地で最高気温が30℃を上回る日が続いている、2025年7月現在。 暑くなってくると、気を付けなければならないのが熱中症です。特に、こまめな水分補給は欠かせませんよね。 熱中症を予防する飲み物としては、麦茶やスポーツドリンクなどを思い浮かべるでしょう。 大量に汗をかいた場合は、水分と一緒に塩分を補給することが必要なため、ナトリウムやカリウムが含まれているスポーツドリンクが適しているそうです。 また、中には脱水症に効果的とされる飲み物『経口補水液』で、水分補給をする人もいるかもしれません。しかし、この経口補水液の飲み方については、注意が必要です。 消費者庁が『経口補水液』に注意喚起 消費者庁によると、経口補水液は、熱中症予防として、日常的に飲んだり、大量に飲んだりすることは適さないといいます。 そもそも、経口補水液は、脱水症のための食事療法として用いられる、病者用のドリンクです。 国の制度で定められた『特定用途食品』のマークが付いており、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水時の水・電解質の補給のために使用するものとされています。 ドラッグストアなどでは、スポーツドリンクなどと並んで売られているケースがありますが、経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムが約3~4倍多く含まれているとのこと。 健康な人が、普段の水分補給のドリンクとして飲むものではなく、むしろ過剰に摂取すると、血圧や心臓に負荷をかけてしまう恐れもあるそうです。 消費者庁の注意喚起を受けて、ネット上ではさまざまな意見が上がっていました。 ・スポーツドリンク代わりに飲んでいる人もいるけど、気を付けたい。 ・水分補給は重要だけど、過剰な塩分と糖分には注意したいよね。 ・ダメだったなんて知らなった。正しい知識は大事ですね。 ・これはびっくりした。誤解している人は多いと思う。 熱中症による脱水症の治療には、有効とされる経口補水液。 必要なのかどうかは、むやみに自分で判断せずに医師や薬剤師、管理栄養士などに相談するようにしましょう。 [文・構成/grape編集部] 【交通違反】「街路樹で見えない標識」は無効? 弁護士に聞いた主張が通る条件本記事では草木や汚れなどによって、標識が見えなかった場合の対処法を弁護士に取材して紹介しています。 「絶対にしないで!」 ついやってしまいがちなガソリンスタンドでのNG行為本記事ではガソリン給油時の注ぎ足し給油について、NGな理由を解説しています。 出典 消費者庁 Share Post LINE はてな コメント
全国各地で最高気温が30℃を上回る日が続いている、2025年7月現在。
暑くなってくると、気を付けなければならないのが熱中症です。特に、こまめな水分補給は欠かせませんよね。
熱中症を予防する飲み物としては、麦茶やスポーツドリンクなどを思い浮かべるでしょう。
大量に汗をかいた場合は、水分と一緒に塩分を補給することが必要なため、ナトリウムやカリウムが含まれているスポーツドリンクが適しているそうです。
また、中には脱水症に効果的とされる飲み物『経口補水液』で、水分補給をする人もいるかもしれません。しかし、この経口補水液の飲み方については、注意が必要です。
消費者庁が『経口補水液』に注意喚起
消費者庁によると、経口補水液は、熱中症予防として、日常的に飲んだり、大量に飲んだりすることは適さないといいます。
そもそも、経口補水液は、脱水症のための食事療法として用いられる、病者用のドリンクです。
国の制度で定められた『特定用途食品』のマークが付いており、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水時の水・電解質の補給のために使用するものとされています。
ドラッグストアなどでは、スポーツドリンクなどと並んで売られているケースがありますが、経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムが約3~4倍多く含まれているとのこと。
健康な人が、普段の水分補給のドリンクとして飲むものではなく、むしろ過剰に摂取すると、血圧や心臓に負荷をかけてしまう恐れもあるそうです。
消費者庁の注意喚起を受けて、ネット上ではさまざまな意見が上がっていました。
・スポーツドリンク代わりに飲んでいる人もいるけど、気を付けたい。
・水分補給は重要だけど、過剰な塩分と糖分には注意したいよね。
・ダメだったなんて知らなった。正しい知識は大事ですね。
・これはびっくりした。誤解している人は多いと思う。
熱中症による脱水症の治療には、有効とされる経口補水液。
必要なのかどうかは、むやみに自分で判断せずに医師や薬剤師、管理栄養士などに相談するようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]