パイナップル缶の汁、飲む?捨てる? 『Dole』のおすすめは… By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング 公開:2025-08-04 更新:2025-08-04 果物缶詰 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ パイナップルの缶詰に入っている液は、甘くておいしいですよね。 この液のファンは少なくないようで、中には「果肉を食べた後に全部飲む」という人もいるのだとか。 では、パイナップル缶に入っている液とは、どのようなものなのでしょうか。 パイナップルの缶詰でおなじみの、株式会社ドール(以下、『Dole』)に取材しました。 パイナップルの缶詰の液の正体は… ――パイナップルの缶詰に入っている液の正体は? パイナップルの缶詰に入っている液は『シラップ』です。砂糖水を煮詰めた液が、『シラップ』となります。 『シラップ』は農林水産省が定めている正式名称で、『シロップ』と同じ意味で使われています。 ――『シラップ』は1種類しかない? 実は、砂糖には、果物の甘みや風味を底上げする役割があり、果物のおいしさをさらに引き出す役割を担っています。 缶の裏面を見ていただくと『エキストラライトシラップ、ライト・シラップ、ヘビー・シラップ、エキストラヘビーシラップ』の表記があり、これにより甘さ(糖度)が分かります。 『Dole』では缶詰の各果物別に『シラップ』を決めており、例えばすっきりした甘さを求めるミカン缶詰は14%(ライト・シラップ)、濃厚な甘さを求めるモモやパイナップルの缶詰はそれぞれ18%(ヘビー・シラップ)など、果物のおいしさが引き立つように工夫しています。 ――『シラップ』はなぜおいしい? 缶詰に入っている『シラップ』をおいしいと思う秘密は、それぞれの果物の液が溶け出しているからではないかと思います。 果物は水分を豊富に含んでおり、『シラップ』に漬かり、缶に詰められて保存される間に、それぞれの果物のおいしさが液に染み出します。 そのため、缶詰に入っている『シラップ』は、果物のおいしさが溶け出した液といっていいかもしれません。それで、おいしく感じていただけるのでしょう。 画像提供:株式会社ドール 『フルーツカップ』でも工夫している! 『Dole』では「『シラップ』以外の液に関しても、さまざまな工夫をしている」とのこと。 缶詰ではありませんが、コンビニエンスストアなどでプラスチック容器に入った『フルーツカップ』を見かけることがあるでしょう。これに使われている液も、実は特殊なものです。 例えば『スウィーティオゴールド缶』では「芳醇な甘みのパイナップル果汁が、熟成パインのおいしさを引き立てるよう設計している」とのこと。 ※『スウィーティオゴールド缶』は2025年現在、一次販売休止中です。 画像提供:株式会社ドール 『フルーツカップ』のこだわりについて、以下のように教えてもらいました。 『Doleフルーツカップ198g』(『至福のマンゴー』『贅沢ピーチ』『満足フルーツミックス』)の液部は、砂糖不使用・果汁100%です。 果汁にはフルーツのピューレをミックスし、濃厚で飲みごたえのある『液(果汁)』と『果肉』が、どちらも主役といえる当社こだわりの商品です。 ピューレにも秘密があります。例えば『満足フルーツミックス』のピューレには、流通や加工の過程で『規格外』となってしまう『もったいないバナナ』と『もったいないピーチ』を、『至福のマンゴー』のピューレには『もったいないマンゴー』を、『贅沢ピーチ』には『もったいないピーチ』を活用。 いずれもフルーツそのもののおいしさをお届けしながら、フルーツロスの削減にも貢献する商品と自負しています。 パイナップルの缶詰に入っている液がおいしいのは、糖度を工夫して最適なものとし、果肉の成分も染み出ていることが理由かもしれません。 「今まで缶詰・フルーツカップの液は飲んだことがなかった」という人は、一度飲んでみてはいかがでしょうか。 [文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部] 梨の切り方を変えるだけで激変!子供も喜ぶ『手づかみデザート』にいつもの梨が変わる!斬新な切り方と、冷凍梨の楽しみ方を実際に試してみました。 『幸水』『豊水』だけじゃない!今、本当においしい梨をプロが紹介東京多摩青果株式会社が解説した『梨の品種の違い』に注目が集まっています。 取材協力 株式会社ドール Share Post LINE はてな コメント
パイナップルの缶詰に入っている液は、甘くておいしいですよね。
この液のファンは少なくないようで、中には「果肉を食べた後に全部飲む」という人もいるのだとか。
では、パイナップル缶に入っている液とは、どのようなものなのでしょうか。
パイナップルの缶詰でおなじみの、株式会社ドール(以下、『Dole』)に取材しました。
パイナップルの缶詰の液の正体は…
――パイナップルの缶詰に入っている液の正体は?
パイナップルの缶詰に入っている液は『シラップ』です。砂糖水を煮詰めた液が、『シラップ』となります。
『シラップ』は農林水産省が定めている正式名称で、『シロップ』と同じ意味で使われています。
――『シラップ』は1種類しかない?
実は、砂糖には、果物の甘みや風味を底上げする役割があり、果物のおいしさをさらに引き出す役割を担っています。
缶の裏面を見ていただくと『エキストラライトシラップ、ライト・シラップ、ヘビー・シラップ、エキストラヘビーシラップ』の表記があり、これにより甘さ(糖度)が分かります。
『Dole』では缶詰の各果物別に『シラップ』を決めており、例えばすっきりした甘さを求めるミカン缶詰は14%(ライト・シラップ)、濃厚な甘さを求めるモモやパイナップルの缶詰はそれぞれ18%(ヘビー・シラップ)など、果物のおいしさが引き立つように工夫しています。
――『シラップ』はなぜおいしい?
缶詰に入っている『シラップ』をおいしいと思う秘密は、それぞれの果物の液が溶け出しているからではないかと思います。
果物は水分を豊富に含んでおり、『シラップ』に漬かり、缶に詰められて保存される間に、それぞれの果物のおいしさが液に染み出します。
そのため、缶詰に入っている『シラップ』は、果物のおいしさが溶け出した液といっていいかもしれません。それで、おいしく感じていただけるのでしょう。
画像提供:株式会社ドール
『フルーツカップ』でも工夫している!
『Dole』では「『シラップ』以外の液に関しても、さまざまな工夫をしている」とのこと。
缶詰ではありませんが、コンビニエンスストアなどでプラスチック容器に入った『フルーツカップ』を見かけることがあるでしょう。これに使われている液も、実は特殊なものです。
例えば『スウィーティオゴールド缶』では「芳醇な甘みのパイナップル果汁が、熟成パインのおいしさを引き立てるよう設計している」とのこと。
※『スウィーティオゴールド缶』は2025年現在、一次販売休止中です。
画像提供:株式会社ドール
『フルーツカップ』のこだわりについて、以下のように教えてもらいました。
『Doleフルーツカップ198g』(『至福のマンゴー』『贅沢ピーチ』『満足フルーツミックス』)の液部は、砂糖不使用・果汁100%です。
果汁にはフルーツのピューレをミックスし、濃厚で飲みごたえのある『液(果汁)』と『果肉』が、どちらも主役といえる当社こだわりの商品です。
ピューレにも秘密があります。例えば『満足フルーツミックス』のピューレには、流通や加工の過程で『規格外』となってしまう『もったいないバナナ』と『もったいないピーチ』を、『至福のマンゴー』のピューレには『もったいないマンゴー』を、『贅沢ピーチ』には『もったいないピーチ』を活用。
いずれもフルーツそのもののおいしさをお届けしながら、フルーツロスの削減にも貢献する商品と自負しています。
パイナップルの缶詰に入っている液がおいしいのは、糖度を工夫して最適なものとし、果肉の成分も染み出ていることが理由かもしれません。
「今まで缶詰・フルーツカップの液は飲んだことがなかった」という人は、一度飲んでみてはいかがでしょうか。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]