家の食パン、全部これでいい! 管理栄養士が教える『簡単おやつ』の作り方
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クリスマスケーキの話題が飛び交う12月。
甘くておいしいケーキが食べたいけれど、「クリスマス当日まで待とう!」と、我慢することもあるでしょう。
そんな時は食パンを使って簡単にできる『プチケーキ風』がおすすめです。
本記事では、管理栄養士の資格を持つ筆者が、カルシウムやビタミンCが摂れるレシピを紹介します。
食パンで作る『プチケーキ風』のレシピ
用意する材料と分量は以下の通りです。
【材料(1人ぶん)】
・食パン 1枚
・マスカルポーネ 30g
・イチゴ 2粒
・キウイ 2ぶんの1個
・ハチミツ 小さじ1杯
筆者は耳まで白いタイプの食パンを使いましたが、お好みのもので大丈夫です。
まず、食パンは四等分に切り、イチゴはへたを除いて縦に半分に切り、キウイは皮をむいて半月切りを4枚用意します。
食パンの上にマスカルポーネを4ぶんの1ずつのせていきます。
イチゴとキウイを2切れずつのせたら、仕上げにハチミツをかけます。
あっという間にでき上がりました!パンのふわふわ感、果物のジューシーさ、マスカルポーネのまったり感が相性抜群。見た目もかわいいですね。
『プチケーキ風』で使用した材料の栄養は?
ここからは、『プチケーキ風』で使った材料に含まれる栄養価や、エネルギーを抑えたい時のコツなどを解説します。
マスカルポーネについて
一見生クリームに見えますが、こちらはマスカルポーネというフレッシュチーズです。
文部科学省の『食品成分データベース』によると、100gあたりのエネルギーとカルシウム量を生クリームと比較すると、以下のようになります。
・エネルギー
マスカルポーネ 273kcal
生クリーム(乳脂肪) 404kcal
・カルシウム
マスカルポーネ 150mg
生クリーム(乳脂肪) 49mg
マスカルポーネのほうがエネルギーは低く、カルシウム量が多いことが分かります。
実はマスカルポーネは同じフレッシュタイプのカッテージなどのチーズに比べると、脂質が多くエネルギーも高い食材。
それでも同じ量の生クリームを使うよりは低カロリーで、骨の材料となるカルシウムを摂ることができます。
果物について
マスカルポーネなどのフレッシュタイプのチーズはクセがなく、果物と組み合わせたり、スイーツに使ったりしてもおいしいです。
今回はイチゴとキウイの2種類の果物と一緒に使いました。
『食品成分データベース』で、イチゴとキウイの100gあたりのビタミンC量を確認すると、以下のようになります。
・ビタミンC
イチゴ 62mg
キウイ(緑) 71mg
ビタミンCは皮膚などのコラーゲン合成に欠かせない栄養素。多く含む果物などを食生活に取り入れて、しっかり摂れるようにしたいですね。
エネルギーを抑えたい時は?
「甘いものは食べたいけれど、カロリーの摂り過ぎは気になる…」という人もいるでしょう。
『食品成分データベース』によると、ハチミツ小さじ1杯(7g)のエネルギーは23kcalです。
ハチミツをかけると甘くおいしく仕上がりますが、エネルギーを抑えたい場合は、量を減らしたり、かけないで食べたりするとよいでしょう。
また、マスカルポーネの代わりにカッテージを使うと、エネルギーを減らすことができます。
『食品成分データベース』によると、カッテージ100gあたりのエネルギーは99kcalで、マスカルポーネよりもずっと少ないことが分かります。うらごしタイプはなめらかで、パンにも塗りやすいですよ。
エネルギーを抑えたい時には、これらの工夫を取り入れながら、プチケーキ風のレシピを楽しんでみてはいかがでしょう。
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[文・構成/grape編集部]
小泉明代
フリーランスの管理栄養士、料理研究家。
レシピ開発や記事執筆、撮影の調理、フードスタイリングなど、食や栄養に関するさまざまな業務をおこなう。
健康的でおいしい料理や献立、手軽に栄養摂取できる工夫などを発信している。