店主がお礼をいっても無言で帰る客 テーブルにあったメモ書きに「枠な人だね」「涙が出てきた」
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飲食店の珍メニューに「五度見した」 大きなピッチャーに「これでもか」と詰まっていたのは?おいしいものを食べたり、料理をしたりするのが大好きな、酒輪おん(@sakawa_on)さんは、愛知県名古屋市内でそんな『ドカ食い』にうってつけのメニューを見つけたといいます。…しかし、自分で注文したにもかかわらず、目を疑いそうになったという、酒輪さん。 なぜなら、テーブルに届いた一品は、想像をはるかに超えていたのですから!

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- 出典
- @kadoya1
飲食店には、さまざまな客が訪れます。
中には、店員に対して無愛想な態度をとったり、ちょっとしたことでクレームを入れたりする客もいるでしょう。
2025年7月31日、東京都墨田区の飲食店『かどや』の店主は、同店のXアカウント(@kadoya1)にエピソードを投稿。35万件もの『いいね』が付くなど、話題になりました。
ある日、中年の男性客が食事を終えて店を出ようとしたため、店主は「ありがとうございました」と声をかけたそうです。
しかし、客は店主のお礼の言葉に反応せず、無言で帰っていったといいます。
店主は「無愛想な人だな」と思いながら、その男性客が座っていたテーブルに向かうと、1枚のメモ書きを発見。料理へのクレームかと思いきや…。
ガンで声をなくしたので、この注文の仕組みは助かります。
光り物が好きなので、アジ、イワシの丁寧な仕事をありがとう。
声かけができないので、メモしました。
店員から「ありがとうございました」といわれたら、「ごちそうさま」と返すのが常識。
しかし、その男性客は、病気の影響で声を出すことができなかったため、お礼の言葉がいえなかったのです。
その代わりに、メモ書きを残すことで、感謝の気持ちを伝えることにしたのでしょう。
また、店主の店では、注文をする際は客が付箋にメモ書きをし、店員に渡すスタイルを採用していたので、男性客も注文をしやすい環境だったようです。
男性客が残した感謝のメモ書きに、X上では1000件を超えるコメントが寄せられ、多くの人が胸を打たれました。
・涙が出てきた。一生懸命、感謝の気持ちを伝えようとしてくれたんだね。
・私も病気で声帯を切除しました。「ありがとう」や「すみません」がいえない悲しさがある。そういう人もいるのだと知ってくれたら嬉しい。
・接客業をしている時、同じような経験をしました。次に来店された時には、全力で笑顔とジェスチャーで対応させていただきました!
・優しい世界。仕事ぶりまで理解している粋な人ですね。
店主は、男性客のことを無愛想な人だと思ってしまい「申し訳ない」と反省したといいます。そして、メモ書きを見て、嬉しい気持ちになったそうです。
世の中には、見た目が健常者と変わらなくても、障がいを抱える人が多くいます。店員と客という関係に関わらず、お互いに思いやりの心を持って接することの大切さを、改めて考えさせられますね。
[文・構成/grape編集部]