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トマトの食べすぎには要注意!食べすぎた場合の症状や身体への影響を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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トマトの食べすぎには要注意!食べすぎた場合の症状や身体への影響を解説

※写真はイメージ

トマトにはリコピンやβカロテン、ビタミンCなど、身体によい栄養がたくさん詰まっているといわれています。

しかし、食べすぎには注意が必要です。食べすぎると身体が冷えたり消化不良を起こしたり、病気のリスクが高まる可能性があるとされています。

「トマトは好きだけどリスクは避けたい」という人に向けて、トマトを食べすぎた場合の影響について詳しく解説。

また、ダイエット中や妊娠中の食べすぎに関する疑問についても説明しています。健康的にトマトを食べたい人は、ぜひ参考にしてください。

トマトを食べすぎるとどうなる?

トマトを食べすぎるとどうなる?

※写真はイメージ

トマトにはリコピンやβカロテン、ビタミンCなど、身体にとって嬉しい栄養素が含まれるとされています。

しかしトマトを食べすぎると、身体にさまざまな影響があるといわれているため、食べる量には注意が必要です。

ここでは、トマトを食べすぎてしまった場合の影響をまとめました。

身体が冷える

東洋医学では、夏野菜であるトマトは、水分補給のほかに身体の熱を冷ます作用があるとされています。

トマトに多く含まれている水分が身体を冷やすほか、カリウムによって利尿作用が働き、尿が排出されるとともに体内の熱も放出されると考えられているようです。

トマトは暑い夏にはぴったりの野菜ですが、食べすぎると胃腸の機能が低下し、消化が悪くなりお腹を壊してしまうおそれもあるため注意しましょう。

消化不良や便秘になる可能性がある

トマトの皮には、消化吸収されにくい食物繊維が含まれているとされています。

そのため、皮ごと食べる頻度が多ければ消化不良になり、下痢や便秘を引き起こすおそれもあるでしょう。

手のひらなどが黄色くなることがある

βカロテンを豊富に含む食べ物を過剰摂取すると、手のひらなどが黄色くなることがあるようです。

例えば「ミカンを食べすぎると手のひらが黄色くなる」と聞いたことはないでしょうか。これは、ミカンに含まれるβカロテンによるものと考えられています。

トマトもミカンと同様にβカロテンが豊富に含まれているため、食べすぎると手のひらが黄色くなることがあるようです。

トマトの食べすぎはもちろん、野菜ジュースを毎日飲む習慣がある人にも起こることがあるのだとか。

なお、βカロテンによって手のひらが黄色くなっても、健康には問題はないようです。

尿路結石などのリスクがある

トマトは、シュウ酸を含む野菜でもあります。

シュウ酸はホウレンソウやコーヒーにも含まれている成分で、過剰摂取で尿路結石や胆石ができてしまうリスクがあるようです。

そのため、トマトを食べすぎると上記の病気を引き起こす可能性がある点に注意しましょう。

蕁麻疹やかゆみが出るケースもある

トマトには『アセチルコリン』『ヒスタミン』『セロトニン』などの化学物質が含まれているといわれています。これらは仮性アレルゲンの原因物質であると考えられているようです。

トマトを食べて蕁麻疹やかゆみが出た場合、これは食物アレルギーではなく『仮性アレルゲン』と呼ばれ、アレルギーのような症状を引き起こしている状態の可能性があります。

トマトを食べるたびに症状が出るとは限りませんが、気になる場合は医療機関を受診しましょう。

スギ花粉症の人はアレルギー症状が出ることがある

トマトには、スギ花粉に含まれるアレルゲンに似た構造のたんぱく質が含まれているといわれています。

そのため、スギ花粉症の人がトマトを食べると、アレルギー症状を引き起こすおそれがあるようです。

ただし、すべてのスギ花粉症の人がトマトを食べてアレルギー症状が出るとは限りません。

トマトを食べる際の1日当たりの目安

トマトを食べる際の1日当たりの目安

※写真はイメージ

トマトの1日当たりの推奨摂取量は決められていませんが、トマトに含まれるリコピンは、一般的に15~20mg程度が推奨されています。

リコピンは、トマト100g中におよそ3mg含まれているようです。単純計算で、1日にトマトを500g摂取してもリコピンの含有量は15gとなるため、推奨量の範囲内といえるでしょう。

しかし、ほかの野菜からもリコピンを摂取することを考えると、トマトは1日200g程度にするとよいかもしれません。

トマト以外にリコピンを含んでいる野菜は、スイカや金時人参、フルーツでは柿、ピンクグレープフルーツ、ピンクグァバなどといわれています。

ちなみに、農林水産省によると、100g以上が大玉トマト、約30~60gが中玉(ミディ)トマト、約10~30gがミニトマトと分類されているそうです。

大玉トマトとして知られる『桃太郎』は200~220gあるため、大玉の場合は量を少し控えめに食べるとよいでしょう。

トマトの食べすぎによる影響を避けるための食べ方

前述の通り、トマトを食べすぎると身体が冷えたり、消化不良や便秘になったりする可能性があります。これは、トマトに含まれる水分やカリウム、皮に含まれる食物繊維が原因とされているようです。

これらの症状を避けるには、加熱したり皮をむいたりするとよいのだとか。ここでは、いくつかの対処法を紹介します。

なお、本記事で紹介する方法を実践していても、人によっては蕁麻疹やかゆみ、アレルギー症状が出る可能性があります。少しでも不安がある人は、トマトを食べすぎないようにしてください。

加熱する

加熱する

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トマトの水分によって身体が冷えるのを防ぐには、加熱するのがおすすめです。加熱して水分を飛ばすことで、摂取する水分量をいくらか減らせるでしょう。

なお、トマトに含まれるリコピンは加熱することで体内への吸収率が高くなるようです。加熱によって細胞壁が壊れることで、リコピンが吸収されやすくなるといわれています。

ゆでる

ゆでる

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トマトに含まれるシュウ酸は水溶性であり、ゆでることで減少させられるといわれています。

前述した通り、シュウ酸の過剰摂取は尿路結石などを引き起こすリスクがあるため、心配な人は次に紹介する湯むきを行うと一石二鳥でしょう。

ただし、ゆでたからといってシュウ酸をすべて取り除けるとは限りません。

シュウ酸による影響が気になる人は、『カルシウムと一緒に摂取する』の項で紹介する方法もお試しください。

皮をむく

皮をむく

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トマトの皮による消化不良を避けるためには、皮をむいてから食べるとよいでしょう。

トマトの皮を簡単にむくには、湯むきがおすすめです。湯むきは下記のように行います。

1.トマトを洗ってヘタを取り除く。

2.トマトの尻(ヘタの反対側)に薄く十字に切り込みを入れる。

3.沸騰させた湯にトマトを20秒ほど浸ける。

4.トマトの皮がめくれてきたら氷水に上げる。

5.トマトの皮をむく。

トマトを鍋に出し入れする際は、おたまなどを使って火傷しないように気を付けましょう。

カルシウムと一緒に摂取する

カルシウムと一緒に摂取する

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トマトに含まれるシュウ酸は、カルシウムと結合し、便として排出されるといわれています。このことから、尿路結石などのリスクを避けるには、一緒にカルシウムを摂取するのがおすすめです。

カルシウムを摂るためにサプリメントを摂取する方法もありますが、カルシウムを多く含む食品と一緒にトマトを楽しんでみてはいかがでしょうか。

カルシウムを多く含む食材には、牛乳やチーズなどの乳製品、小魚などが挙げられます。これらと組み合わせてトマトを食べれば、尿路結石などのリスクに配慮しつつトマトを食べられるでしょう。

トマトの食べすぎに関する疑問

トマトの食べすぎに関する疑問

※写真はイメージ

ここでは、それぞれの疑問に対する回答をご紹介します。

トマトを食べすぎると太る?

トマトは9割以上が水分であり低カロリーのため、食べすぎても太らないと考えられており、『トマトダイエット』と呼ばれる方法もあるようです。

トマトは果肉がしっかりとあるため、食べると満足感を得られるのだとか。

また、水溶性食物繊維によって血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できるといわれているようです。

しかし、本記事で紹介したように、トマトを食べすぎると体調不良につながるケースもあると考えられているため、食べすぎには注意しましょう。

妊婦はトマトを食べすぎてはいけない?

妊娠中の人は特に、トマトの食べすぎに気を付ける必要があるでしょう。

トマトは身体を冷やす作用があるほか、消化不良を引き起こす可能性もあります。下痢になってしまうと脱水症になることも考えられるため、食べすぎないように注意してください。

また、トマトが豊富に含む『βカロテン』を妊娠中に摂取することについて、心配に思う人がいるかもしれません。

その理由は、βカロテンが『ビタミンAに変化する』といわれていることにあるでしょう。

ビタミンAを過剰に摂取すると、胎児に器官形成異常などの先天異常が起こりやすいという報告があるのだとか。

しかし、トマトに含まれるβカロテンは、必要なぶんだけビタミンAに変化するといわれているため、その心配はないようです。一方で、ビタミンAを含むサプリメントや食品の過剰摂取には気を付けましょう。

トマトは身体によい栄養もあるけれど食べすぎには注意が必要

トマトを食べすぎると、身体が冷えたり消化不良を起こしたりと、健康に対してさまざまな影響を与えるおそれがあるため注意が必要です。

一方でトマトは、身体に必要な栄養がたくさん詰まっている野菜の1つでもあります。

暑い夏には食べやすいトマトをつい食べすぎてしまうかもしれませんが、調理方法を工夫しながら適量を守っておいしく食べましょう。

※この記事は、一部農林水産省のウェブサイトを参照しています。


[文・構成/grape編集部]

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