日本の台風の名前はなぜダサい?台風の名前の決まり方とは
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日本の台風の名前はダサいといわれることもあるようです。日本では台風の呼び方として『台風1号』のように数字で呼ばれるほか、『コグマ』のように名前で呼ばれるケースがあります。
名前を聞いた時にダサいと思ったりその理由を知りたかったりする時は、名前の決まり方を知っておくといいでしょう。
本記事では、日本は台風の名前がダサいといわれることがある理由として考えられる要因や、名前の決まり方などについてご紹介します。日本が付けた台風の名前の由来を知りたい人は参考にしてください。
日本の台風の名前がダサいと考えられるのはなぜ?
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『ダサい』という感覚は人によって異なるため、日本が付けた台風の名前がダサいといわれる理由は一概には断定できないでしょう。
理由と考えられるものを挙げるとするならば、他国と比較した時に、日本が付ける台風の名前は雰囲気が少し異なるように感じられる場合があるためかもしれません。
気象庁によると、台風の名前は1999年までアメリカが付けていました。
しかし、2000年以降は、北西太平洋と南シナ海の領域にある日本を含む14の国などが加盟している『台風委員会』により、加盟国内で使われている固有の名前がアジア圏の台風の名前として使われるようになったそうです。
日本を含む各加盟国から10個、計140個の名前が提案され、台風委員会の領域で台風が生じると1つ目から順番に使われていきます。
台風委員会での台風の名前一覧
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気象庁によると、2025年7月時点での台風委員会の加盟国がそれぞれ付けた名前の一覧は表の通りです。
なお、この表は引退したり変更されたりした台風の名前が含まれている可能性があります。最新の情報は気象庁のウェブサイトなどでご確認ください。
表中の国の並びは、命名の順番です。
2.アンピル
3.コンレイ
4.クローサ
5.ナクリー
6.メイサーク
7.クロヴァン
8.チャンスー
9.トローセス
10.ネサット
2.ウーコン
3.インシン
4.バイルー
5.フンシェン
6.ハイシェン
7.ドゥージェン
8.ディアンムー
9.ムーラン
10.ハイタン
2.ジョンダリ
3.トラジー
4.ポードル
5.カルマエギ
6.ノウル
7.スリゲ
8.ミンドゥル
9.メアリー
10.ツァンザリー
2.サンサン
3.マンニィ
4.レンレン
5.フォンウォン
6.ドルフィン
7.チョーイワン
8.ライオンロック
9.チンマー
10.バンヤン
2.ヤギ
3.ウサギ
4.カジキ
5.コト
6.クジラ
7.コグマ
8.トケイ
9.トカゲ
10.ヤマネコ
2.リーピ
3.パブーク
4.ノンファ
5.ノケーン
6.チャンホン
7.チャンパー
8.ナムセーウン
9.オーンマン
10.パカー
2.バビンカ
3.ウーティップ
4.ペイパー
5.ペンニャ
6.ペイロー
7.インファ
8.マーロウ
9.ムイファー
10.サンヴー
2.プラサン
3.セーパット
4.ターファー
5.ヌーリ
6.ナンカー
7.チャンパカ
8.ニヤトー
9.マールボック
10.マーワー>
2.ソーリック
3.ムーン
4.ミートク
5.シンラコウ
6.ソウデル
7.ニパルタック
8.ソロブル
9.ナンマドル
10.グチョル
2.シマロン
3.ダナス
4.ラガサ
5.ハグピート
6.ナーラ
7.ルピート
8.アムヤオ
9.タラス
10.タリム
2.チェービー
3.ナーリー
4.ノグリー
5.チャンミー
6.ケナリ
7.ミリネ
8.コザリ
9.ホードゥー
10.ポリ
2.クラトーン
3.ウィパー
4.ブアローイ
5.メーカラー
6.アッサニー
7.ニーダ
8.チャバ
9.クラー
10.カーヌン
2.バリジャット
3.フランシスコ
4.マットゥモ
5.ヒーゴス
6.アータウ
7.オーマイス
8.アイレー
9.ロウキー
10.ラン
2.チャーミー
3.コメイ
4.ハーロン
5.バービー
6.バンラン
7.ルックビン
8.ソングダー
9.ソンカー
10.サオビエン
名付けられる順番は、カンボジアの1つ目の名前の次は中国の1つ目といったように、台風が1つ発生するごとにあらかじめ決めている名前が国順に適用されます。
例えば、台風1号から順番が始まるとすると、1号は『ダムレイ』、2号は『ティエンマ』、3号は『キロギー』になるでしょう。
なお、大きな被害をもたらした台風の名前は、引退してその台風以降使われなくなるケースがあるそうです。引退した名前の代わりには、原則としてその名前を付けた国が新たな名前を提案するといわれています。
日本の台風の名前は星座に由来している
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日本が提案している名前は星座由来のものです。なかにはウサギやコイヌといった、台風のイメージから離れた名前もあると感じる人もいるでしょう。
気象庁によると、これらの名前は、特定の個人や商品などを連想させない『中立性』、利害関係が生じにくい『自然の事物』、そして人々に親しまれている『天空に関連するもの』という観点から選ばれたそうです。
日本人にとっては単語の意味が分かりやすく、かつ強い風や雨を引き起こす台風のイメージと異なるためダサいと感じる人もいるかもしれません。
しかし、ほかの国の命名の中にも、台風のイメージとは異なるものがあるようです。例えば、マカオの『バビンカ』はプリン、韓国の『ノグリー』はタヌキの意味を持ちます。
このように、台風の名前だからといって、必ずしも風や雨、天気に関する言葉が選ばれるとは限りません。
台風になぜ名前を付けるのか
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台風に名前を付ける理由は、人々の防災意識を高めるためとされています。単に『台風〇号』と呼ぶよりも、名前を付けて呼べば、台風への注目度が高まり、より強く印象に残るでしょう。
その結果、台風の接近や被害への関心が高まり、早めの避難や備えにつながりやすくなると考えられています。
また、台風委員会の加盟国内で相互理解を深め、各国の文化を尊重したり連帯を強化したりする目的もあるそうです。
日本の台風の名前は中立的で親しみやすい名前として選ばれたもの
日本の台風の名前がダサいといわれることがあるのは、災害を引き起こす台風のイメージと、付けられた名前の印象がかけ離れているためかもしれません。
しかし、ほかの国もプリンやタヌキを意味する単語を使用しているなど、台風のイメージと結び付きにくい単語を選択しているところもあるようです。
台風の名前がイメージと異なるのは、台風委員会の加盟国内で見ても珍しくないのかもしれません。
※この記事は、一部気象庁のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]