『心霊スポット巡礼ツアー』に行った結果　写真に写ったものに寒気が

人が通らない某陸橋

暗い坂道を車で上ること数分…とあるレジャーホテルの付近に到着した。そのすぐ隣にあるのが、４つめのスポットの陸橋である。

橋の下は高速道路が走っており、ライトも煌々と光っている。こんなに賑やかな場所に幽霊が出るのだろうか…。

…と思いきや。橋を渡った我々は驚愕した。

この橋は途中から、急に灯りひとつない獣道になっていたのだ。

橋の向こうは、先ほど訪れた斎場がある。本来この橋は斎場に向かうための歩行者専用の橋だったが、なぜか突然橋の建設を中止した。斎場目指して、成仏できない霊たちが毎晩この橋を渡るのだとか…。

…と、ここでメンバーの体調が悪化

次のスポットに向かう途中、斎場で気分が悪くなったメンバーの体調がさらに悪化。横浜市青葉区にある『こどもの国』の付近でコンビニ休憩をとることになった。

知る人ぞ知る話だが、こどもの国は戦時中『旧陸軍田奈弾薬庫補給廠』という弾薬庫だった。

弾薬を製造・保管していたため、ここは危険な場所でもある。重要な施設は攻撃される可能性が高いからだ。

そのため、こどもの国周辺にはいくつか防空壕が存在する。もちろん中に入れないよう塞がれてはいるが、入り口は目にすることができる。

賑やかで子どもの笑顔が絶えないこの場所には、悲しい過去が存在していた。

気持ち悪くなったメンバーはトイレで嘔吐してしまったようだが、気分は少しばかりマシになったようだ。普段車酔いしないにも関わらず、なぜこんなにも気持ち悪くなってしまったのだろう…。

交通事故多発の某峠

お次は、なぜか事故が多発している峠道だ。ここでは過去にバイクや車の事故が相次ぎ、現在は車両の立ち入りを禁じられている。

幽霊の目撃談もとても多く、なかでもどこからかバイクの音が聴こえてくるというのはよくある話なのだとか。

この道は街灯がまったくないうえ、隣には広い墓場がある。「幽霊が出る」と言われてもまったく不思議はない。

実際に事故がおこった現場に到着。命日が近いらしく、草むらのなかに赤い花が手向けてあった。我々も慰霊碑に手を合わせる。

後日、ツアーの様子を録音しておいたボイスレコーダーを聴いていると、この後「キーン」という謎の甲高い音が録音されていた。いったいなんの音だったのだろう。

次のスポットに向かう途中、水子を供養する場所を通る。両サイドにお地蔵さんがズラリと並んでおり、異様な光景だ。

次のスポットで、我々は『嫌な空気』をひしひしと感じるように…