『心霊スポット巡礼ツアー』に行った結果 写真に写ったものに寒気が

By - いとう舞香  公開:  更新:

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車を進めていくと、いつの間にやら人里離れた獣道に入っていた。

周囲に灯りはほとんどなく、聞こえてくるのはカエルの大合唱と猫がケンカする鳴き声のみだ。

人里離れた某池

到着したのは、田んぼに囲まれた場所。細い道の先には、光ひとつない分かれ道があった。

「どっちの道が嫌な感じします?」

霊体験のあるメンバーに聞くと、『嫌な感じ』がするのは2枚目の道らしい。

「ではこっちに行きましょう」

『嫌な感じ』がする道に進むことになった。やはりそうなるのか…。

懐中電灯は3つあるものの、光の当たっていない場所は本当に何も見えない。こんなに真っ暗な道を歩いたのは人生で初めてかもしれない。

2つの道は、柵で厳重に囲まれた大きな池の隣に伸びている。どうやら昔、この池で男の子が溺れてしまったらしい。

噂では、夜中になると子どもの遊ぶ声が聴こえたり、白装束の女性が現れたりするのだとか…?

「さっきの2つの道、参加者の方に嫌な感じがする道を尋ねるとだいたいこっちが選ばれるんです。 なんででしょうね…」

まったく霊感のないメンバーすら、こちらの道が嫌だと感じたそうだ。やはり、この道には『なにか』がいるのだろうか…。

気を取り直して次のスポットに向かうが、偶然にも通った地はメンバーのひとりが幼い頃住んでいた場所だった。しかもこの地にまつわる、くらい過去話のおまけ付きだ。

「まさか、いつも遊んでいたあの公園で恐ろしい事件が起こっていたなんて…」ショックを受けていた。そして、住んでいた地が一気に過疎化していたことにも驚きを隠せなかった様子。何か、霊による影響でもあるのだろうか…。謎は深まるばかり。

女の子が彷徨う某トンネル

先ほどの場所よりはいささかマシだが、またもや静かな場所に着いた。暗い道を進んでいくと、ガード下にT字路があるらしい。

Tさんはその場に留まり、参加者4人で道を進んでいくことになった。懐中電灯があるとはいえ、少し不安だ。

Tさんの話によると、ある日交通事故で女の子が亡くなって以来、謎の交通事故が頻発するようになった。なにも障害物はない、ただのまっすぐな道なのにも関わらず…だ。

危険視した自治体が道を塞いだのだが、カーブミラーに女の子の姿が映ったり、どこからか男性の声が聴こえたり、石垣に女性が佇んでいたり…と、事故現場では今でも幽霊の目撃情報が絶えない。

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道は不自然に塞がれている。この『不自然さ』は、心にじわじわと恐怖感を与えてくる。

今まで行ったスポット以上に、なんだかこの場所は寒気がした。昔、女優の高橋ひとみさんがロケで訪れた際は、途中で気持ちが悪くなりリタイアしたそうだ。

「出る」と言われていた場所付近で録音していたボイスレコーダーを聴いていると、誰かわからない笑い声が収録されていた。いったい誰の声だったのだろうか…。

悲鳴が響き渡る廃墟

いよいよ最後のスポット。すべてが謎に包まれた、2階建ての倉庫だ。

ここでは2階から謎の悲鳴が聴こえる怪奇現象が相次ぎ、今ではあまり人が立ち入らないらしい。

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階段を上り、中へ入っていった我々…そこで見たものは…!?

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