2025年の『中秋の名月』はいつ? 秋の夜空を眺めよう
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「肉眼でも見えるかも」と国立天文台が予想する 『レモン彗星』とは2025年10月下旬ごろ、肉眼でも観測できる可能性があるという、『レモン彗星』。 grapeは、そんなレモン彗星について、国立天文台に取材しました。

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- 出典
- 国立天文台
突然ですが、あなたは『秋』のイベントといえば、どのようなものが思い浮かびますか。
自然の景色を楽しむ『紅葉狩り』や、仮装して盛り上がる『ハロウィン』などがメジャーでしょう。
中には、ススキや団子をお供えして月を眺める『中秋の名月』を思い浮かべる人も多いかもしれません。
2025年の中秋の名月はいつ?
平安時代に中国から伝わってきたといい、古くから日本で愛されている、中秋の名月。
そもそも中秋の名月は、明治5年まで日本で使われていた暦である『太陰太陽暦』の8月15日の夜に見える月のことです。
2025年の中秋の名月は10月6日で、国立天文台によれば、翌日の7日が満月とのこと。
中秋の名月と満月の日付がずれることはたびたび起こっており、次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは2030年なのだそうですよ。
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10月の満月の呼び名は?
毎月の満月には、アメリカの先住民が季節を把握するためにつけたとされる名称があり、2025年10月7日の満月は通称『ハーベストムーン』と呼ばれています。
10月は農作物が収穫される時期であったため、収穫を意味する『ハーベスト』がついた『ハーベストムーン』と呼んでいたそうです。
しかし、『ハーベストムーン』が9月の満月を指す年もあります。
これは、昼と夜の長さがほぼ同じになる『秋分の日』に近い満月を『ハーベストムーン』と呼ぶためです。
10月の満月は、冬に備えて狩猟を行う季節であることから『ハンターズムーン』と呼ばれる年もあり、2026年と2027年は『ハンターズムーン』、2028年は『ハーベストムーン』になるとのこと。
また、豊作を願う『ハーベストムーン』には、『許容』や『無償の愛』といった意味合いがあるとも言われていますよ。
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肌寒さも時折感じるようになってきた、2025年9月30日現在。
同年10月6日には、大切な人とゆっくり月を眺めて、秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
そして、同月7日には、祈りを込めてきれいな満月を楽しんでみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]