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八王子駅構内の看板 『八』の字をよく見ると…「すごいセンス!」

By - しぶちゃん  公開:  更新:

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八王子駅の看板の写真

撮影:grape編集部

私たちの身の回りにあふれる看板。施設の情報や経路などを知ることができ、日常生活を送る上で欠かせないモノの1つでしょう。

よく目にするものだからこそ、思わずクスリと笑ってしまうようなユニークな看板に巡り合うこともありますよね。

東京都八王子市にあるJR八王子駅構内の看板にも、遊び心が感じられる工夫が施されています。

なんの変哲もない駅名標かと思いきや、『八』の字をよく見ると…。

八王子駅の看板の写真

撮影:grape編集部

八王子駅の看板の写真

撮影:grape編集部

え、ブーツを履いている!

ブーツを履くことで、アニメのキャラクターのようにも見える『八』の字。どこか親しみやすさが感じられるデザインですよね…。

「八王子から靴を履いて、どこへ遊びに行くだろう」と想像力がかき立てられる人もいるかもしれません。

八王子駅の『ブーツ看板』は2025年10月現在、SNSで話題に。「面白い!遊び心を感じる」「かわいいし、おしゃれ!センスがすごい」といった声が上がりました。

一体、駅のユニークな看板はどうして掲示され始めたのでしょうか。grapeは、企画した同市に取材を行いました!

駅のユニークな『ブーツ看板』 企画した八王子市に取材すると…

取材に応じてくれたのは、同市広報プロモーション課の担当者。

八王子駅の『ブーツ看板』は、JR東日本との共同企画だそうです。『八』の字がブーツを履く看板は、駅の北口、南口、 改札横の3か所に設置されています。

ユニークな看板の企画を始めた経緯について聞くと、このように答えてくれました。

八王子市の「自分らしいみちをあるいていこう!」というブランドメッセージを発信したいと考え、2019年8月から、ロゴマークであるブーツを駅名標の『八』の文字に履かせる企画を始めました。

都市のにぎやかさと、豊かな自然の心地よさが共存する同市。それぞれの暮らし方に合わせて、自由に人生を歩むことができるまちの魅力を、駅の利用者たちに伝えたいという思いから生まれた企画だったのですね。

2021年冬からは、ブーツのデザインを季節ごとに変化させる『シーズンサプライズ』の企画を展開。ハロウィンやクリスマスなど、多彩なデザインの看板を掲示しています。

八王子駅の看板の写真

提供:八王子市

八王子駅の看板の写真

提供:八王子市

季節感が伝わり、看板を見た人の心が明るくなりそうですよね。

また、姉妹都市である北海道苫小牧市や栃木県日光市とコラボした看板も企画しています。

八王子駅の看板の写真

提供:八王子市

こちらは、両市と姉妹都市になってから半世紀になるのを記念した2024年のイベント『三都絆祭』の開催時に掲示した看板。

ブーツには、各市を象徴する動物や歴史遺産、食べ物などがあしらわれています。姉妹都市同士の強いつながりを感じられるデザインでしょう。

『八』の字がブーツを履く看板は八王子駅だけでなく、八王子市の市役所玄関にも掲示されていますよ。

八王子市役所の看板の写真

提供:八王子市

担当者によると、季節ごとに変化する看板の写真をSNSに投稿する人は多く、「いつ新しいデザインに変わりますか」という問い合わせも多数寄せられているそう。

駅の『ブーツ看板』が、八王子市のPRに大きな役割を果たしていることがうかがえます。

八王子駅の看板の写真

撮影:grape編集部

ユニークな看板企画の今後の展望を聞くと、次のように答えてくれました。

この企画を通じて「あなたのみちを、あるけるまち。八王子」というブランドメッセージを、多くの人に知っていただけていると感じています。

今後、地域のイベントなどと連動したデザインの看板も積極的に展開していきたいですね。

市内外の人たちに、八王子らしさやまちの活気を伝えるツールの1つとして、さらに発展させていきたいです。

通勤や通学、観光などで訪れた人に、ちょっとした癒やしや発見を与えている『ブーツ看板』。

これからも、八王子の玄関口のシンボルとして、多くの人の心を和ませ、街中を歩く楽しみを増やしてくれることでしょう!


[文・構成・取材/grape編集部]

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