ナスを調理すると黒くなるのはなぜ? 『JAにったみどり』に理由を聞いた
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ナスを調理している際、煮汁が紫色になったり、ほかの食材が紫色になったりすることがありますよね。
ナスの皮と同じ紫色をした、この成分はなんなのでしょうか。また、どのような効果があるのかも気になるところ。
本記事では『ナスの皮から出る紫色の成分』について紹介します。
ナスの紫色はアントシアニンの一種!
そもそも、ナスの皮から出る紫色の成分はなんなのでしょうか。
国内有数のナス生産地である、群馬県みどり市の『JAにったみどり』によると…。
ナスの紫色はアントシアニンの一種である『ナスニン』という成分です。酸化物質による体内への悪影響を軽減するとされています。
また、ナス由来のコリンエステルは、高血圧改善機能があるという報告もされています。
煮汁が紫色になったり、ほかの食材が紫色になったりするのは、ナスニンが溶け出したことが原因です。身体にもよい影響を与えるので、安心して食べましょう。
おいしいナスを選ぶポイント
ちなみに、露地栽培の夏秋ナスは、『JAにったみどり』では11月半ばまでが収穫季節とのこと。まだまだおいしいナスが楽しめるそうです。
おいしいナスを選ぶポイントとしては、以下が挙げられるといいます。
・色鮮やかでツヤがあること。
・重量感があり、ヘタの切り口がみずみずしいこと。
ナスは焼きナスや麻婆ナスといった定番メニュー以外にも、『ラタトゥユチーズ焼き』や『かば焼き風』『冷菜』などさまざまな料理で楽しめます。
『JAにったみどり』でもおすすめのレシピを紹介しているので、参考にしてみてください。
撮影:grape編集部
ナスの皮から出る紫色の成分は、ナスニンというアントシアニンの一種でした。
アントシアニンは抗酸化作用のあるポリフェノールの1つなので、おいしくナスを食べつつ、身体によい成分を摂取しましょう!
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]