クッキングシートがなくても安心!家庭で使える代用品や注意点をご紹介
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「クッキーを焼こうと準備を始めたら、クッキングシートがなかったことに途中で気づいた」なんて経験はありませんか。
そんな時でも、クッキー作りを諦める必要はありません。実は、身近にあるものでクッキングシートを代用できる可能性があります。
ただし、なかには代用すると失敗してしまうものもあるため、注意が必要です。
そこで本記事では、クッキー作りに使えるクッキングシートの代用品や、使わないほうがよいアイテムをご紹介。さらによくある疑問をまとめました。
代用品を賢く使って、クッキー作りを成功させましょう。
クッキーを焼く際にクッキングシートを使うメリット
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クッキーを焼く際に、天板にクッキングシートを敷く人は多いかもしれません。
クッキングシートを敷くメリットは大きく2つあります。ここでは、その特徴を見てみましょう。
生地の『くっつき』を防止する
クッキーを焼く時にクッキングシートを敷くことで、生地が天板にくっつくのを防止できるようです。
この理由は、クッキングシートは『シリコーン加工』がされており、非粘着性に優れているためといわれています。
直接天板に生地をのせると、焼き上がりの際にはがれにくくなったり、形が崩れてしまったりすることがあるでしょう。
クッキングシートを使えば、焼き上がったクッキーを簡単に取り外すことができ、見た目もきれいに仕上がります。
また、使用後はクッキングシートを捨てるだけで済むため、後片づけも楽になるでしょう。
『耐熱性』に優れている
クッキングシートは『耐熱性』に優れていることから、オーブン調理を安心しておこなえる点もメリットです。
クッキングシートの耐熱温度は200~250℃、クッキーを焼く際のオーブンの温度は一般的に約180℃のため、安全に使用できるでしょう。
【クッキー作り】クッキングシートの代用品と使い方
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クッキー作りの際、天板に敷くクッキングシートの代用として使用できるものは、おもに3つあるようです。
続いては、クッキングシートの代用品や使い方についてご紹介します。
アルミホイル
クッキーを焼く際、クッキングシートの代用品として『アルミホイル』を使えるようです。
天板にアルミホイルを敷き、サラダ油やバターなどを薄く塗ることで生地がくっつくのを防ぎ、クッキーが取りやすくなります。
アルミホイルの耐熱温度は約600℃とされており、天板を洗う手間も省けるため、クッキングシートと同じように使用できるでしょう。
念のため、アルミホイルの耐熱温度を確認してから使用すると、より安心です。
油
クッキングシートの代用品として、サラダ油やバターといった『油』を使う方法もあるのだとか。
使用する際は、天板に油を薄く均一に塗り、その上にクッキー生地をのせ加熱します。
ただし、調理後に天板を洗う手間が発生するため、クッキングシートやほかの代用品がない時に活用するとよいでしょう。
シリコンマット
クッキングシートの代用品として『シリコンマット』も使用できるそうです。
シリコンマットの耐熱温度は約250℃と高く、生地もくっつきにくいといわれています。
天板に敷くだけでよいため、油を塗ったり天板を洗ったりといった手間も省けますよ。
さらに、繰り返し使えること、電子レンジにも使用できることから、料理を頻繁にする人にはおすすめの代用品といえるでしょう。
クッキングシートの代用品としておすすめしないもの
クッキングシートの代用品として適さないものもあります。
ここでは、クッキングシートの代用品としておすすめしないものと、その特徴をまとめました。
電子レンジ×アルミホイル
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電子レンジのレンジ機能で加熱する際は、アルミホイルの使用は危険なため避けましょう。
金属であるアルミホイルは電子レンジのマイクロ波を反射し、火花が散ったり、最悪の場合は発火や火災の原因になったりする恐れがあります。
ただし、電子レンジのオーブン機能であればアルミホイルを使用できるようです。
その理由は、オーブン機能は『マイクロ波』ではなく『ヒーターからの放射熱』を利用して加熱するためとされています。
調理の際は、レンジ機能とオーブン機能を間違えて使用しないよう注意してください。
オーブン×ラップ
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オーブンに『ラップ』を使うことも避けましょう。
ラップの耐熱温度は約150℃とされており、オーブンで使用すると、耐熱温度を超えて溶けてしまうそう。
その結果、天板や型にラップが溶けて取れなくなったり、食品にくっついて食べられなくなったりするでしょう。
ワックスペーパー
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『ワックスペーパー』も、クッキングシートの代用には適していないようです。
ワックスペーパーの表面には『ろう』が塗られており、水や油をはじく性質から、防水や耐油性には優れているとされています。
しかし、耐熱温度は約60℃と低いため、オーブンの高温で紙が燃えたり、ろうが溶け出したりする可能性が高いでしょう。
牛乳パック
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『牛乳パック』も、クッキングシートの代用には使えなさそうです。
「牛乳パックをケーキの型の代用にできる」という意見があり、クッキングシートの代わりとして天板に敷けるのではと考える人もいるかもしれません。
しかし、牛乳パックの紙には『ポリエチレン』がラミネートされており、耐熱性は低く、100℃を超えると溶け始めるとされています。
加熱によってコーティングが溶け出し、食品に付着してしまう恐れがあるため、クッキングシートやケーキ型の代用品として使用するのは避けましょう。
クッキングシートの代用に関するよくある疑問と回答
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ここでは、クッキングシートの代用に関するよくある疑問とその回答をご紹介します。
オーブントースターでも同じように代用品を使える?
オーブントースターでは、クッキングシートの使用を避けることが推奨されているのだとか。
その理由として、オーブンとオーブントースターの加熱方式の違いが挙げられるようです。
トースター
大きさ
均一さ
オーブントースターはオーブンに比べて庫内が小さく、ヒーターで直接加熱するため、クッキングシートが熱源に近づきやすく発火の危険性があるとされています。
オーブントースターの場合は『アルミホイル』を使用できる場合もありますが、ヒーターに触れたり、トレーからはみ出したりすると危険なため、注意して使用しましょう。
代用品として使用する油はなんでもよいの?
クッキングシートの代用として『油』を紹介しましたが、クッキーを焼く際に天板やアルミホイルに塗る油には、下記の種類が使用できるとされています。
どの油を使う場合でも、焼きムラを防ぎ、余分な油が食材に吸収されないよう、薄く均一に塗ることがポイントです。
過去に使用したクッキングシートならあるけど使える?
使い捨てのクッキングシートを再利用するのは、避けたほうがよいとされています。
使用中に高温や油分によって劣化している可能性があるほか、衛生的にもよくないことが理由として挙げられるようです。
ただし、グラスファイバー製のクッキングシートであれば、繰り返し使用できる商品もあるのだとか。
丈夫で破れにくく、お手入れも簡単なため、お菓子作りなどでクッキングシートを頻繁に使う人は検討してみてください。
落し蓋としてクッキングシートを代用できる?
クッキングシートは、落し蓋の代用としても使うことができるようです。
鍋に入れる時は、シートを鍋の大きさに合わせて丸く切り、中央に小さな穴を開けることがポイント。4つ折りにしてから切ると、きれいな円形に仕上がるでしょう。
落し蓋を利用することで、煮汁が全体に行き渡り、食材に味が均一にしみ込みやすくなるようです。
なお、当ウェブサイトでは落し蓋の代用品について詳しく解説した記事も公開しています。関心がある人は、併せてご覧ください。
落し蓋の代用品6選!家にあるもので解決
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クッキングシートの代用品を使ってクッキー作りを楽しもう
クッキングシートが手元になくても、アルミホイルや油を薄く塗った天板など、身近なもので代用できるようです。
ただし、ワックスペーパーや牛乳パックなど、耐熱性の低い素材は危険性が高いため、使用は避けましょう。
電子レンジのレンジ機能とアルミホイル、オーブンとラップのように、使用してはいけない組み合わせについて理解することも大切です。
代用品を正しく選べば、くっつきや形の崩れを防ぎ、おいしいクッキーを作れるでしょう。代用品を賢く活用して、安全に手作りクッキーを楽しんでくださいね。
[文・構成/grape編集部]