ゼラチンがない時どうする?代用できる食材5つとその特徴を解説
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ゼリーを作る時に、ゼラチンを切らして困った経験がある人もいるでしょう。
実は、ゼラチンの代用品は複数あり、食感や見た目、使い方に合わせて選べるようです。家にある、身近な材料で対応できるケースも少なくありません。
本記事では、ゼラチンの基本的な性質や代用品とその特徴、ゼラチンの代用品を使ったほうがよい場面について解説します。
ゼラチンの代用品を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
ゼラチンとは?
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ゼラチンとは、動物の骨や皮に含まれるコラーゲンを加熱して抽出した動物性の食品成分のことで、主な成分はたんぱく質だといわれています。
水に溶かして加熱すると、ゼラチンは50〜60℃で溶け出し、冷やすと固まって弾力のある食感になるのが特徴です。
ゼラチンはその透明感と口どけのよさから、ゼリーやムース、ババロア、マシュマロなどの洋菓子に広く使われる食材として知られています。
また、食感の改良や結着剤として、ハムやソーセージ、スープ、日本酒の製造にも用いられるなど、用途は多岐にわたるでしょう。
ゼラチンの代用になるもの5選
ゼラチンが手元にない場合でも、ほかの材料で代用できるようです。
ここでは、ゼラチンの代わりになるものを5つ見ていきましょう。
1.寒天
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寒天は、テングサやオゴノリなどの海藻から作られる植物由来の食材です。
ゼラチンよりも固まりやすく、常温でも形が崩れにくいという特徴があるといわれています。仕上がりはしっかりとしていて、歯切れのよい食感です。
一方で、透明感や弾力はあまりなく、仕上がりがやや白く濁るため、ようかんや杏仁豆腐、ところてんなどに適しています。
粉寒天、棒寒天、糸寒天などの種類があり、形状によって使い方が異なるため、用途に応じて使い分けるなどの工夫が必要です。
可食部100gあたり3kcalと低く食物繊維が豊富なため、健康志向の人に向いているでしょう。
ゼラチンと寒天の違いについては、以下の記事を参考にしてください。
『寒天』と『ゼラチン』の違いって?特徴や用途をご紹介
本記事では『寒天』と『ゼラチン』の違いを分かりやすく解説。それぞれの特徴や用途、使用上の注意点などをまとめています。「レシピにゼラチンと書いてあるけれど、家に寒天しかない」など困っている人はぜひ参考にしてください。
2.アガー
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アガーは粉末状の食材で、海藻由来の『カラギーナン』や、マメ科の植物から抽出される『ローカストビーンガム』が原料だといわれています。
『カラギーナン』は、紅色や紫色の海藻である紅藻類から抽出される多糖類であり、『ローカストビーンガム』は、地中海沿岸で栽培または自生しているマメ科の植物から抽出された多糖類です。
なお多糖類とは、ブドウ糖など複数の単糖がつながってできた成分であり、炭水化物の1つを指すのだとか。
ゼラチンよりも透明度が高く、つるんとしたツヤのある仕上がりになります。常温でも固まりやすく、暑い季節でも溶けにくいため、ゼリーやプリンなどに使いやすい素材といえるでしょう。
食感はゼラチンよりやや硬めで、寒天よりはやわらかいという中間的な弾力があります。
無味無臭でほかの食材の風味を邪魔しないため、果物入りのデザートや色を生かしたゼリー作りにおすすめです。
ただし、アガーはダマになりやすいため、砂糖と混ぜてふりいれながら溶かしましょう。
3.片栗粉
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片栗粉は、とろみづけで使われることが多い食材ですが、加熱後に冷やすことでゼラチンの代用にもなります。
プリンや和菓子系のデザートに使うと、もちもちとした独特の食感に仕上がるのが特徴です。
ただし、ゼラチンのようなぷるんとした弾力や透明感は出ないため、さっぱりとしたゼリーなどには向いていないかもしれません。
加熱してとろみをつけた後に冷やすという手順で固めるのが基本で、手に入りやすく、家庭でも手軽に使えるのがメリットといえるでしょう。
4.マシュマロ
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マシュマロにはゼラチンが含まれているため、溶かして使うことで代用が可能なようです。
ジュースや牛乳と一緒に加熱して溶かし、冷やせば簡単にゼリー風のデザートを作れるため手間がかかりません。あらかじめ表面の粉を水で洗ってから使うと、仕上がりがなめらかになるといわれています。
もともと甘みが強い傾向にあるため、マシュマロをゼラチンの代用として使う場合は、レシピの砂糖の量は控えめに調整するとよいでしょう。
マシュマロを使ったゼリーの作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。
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また、マシュマロと同様にグミにもゼラチンが含まれているため、代用品として使えるのだとか。詳しくは関連記事で紹介しているため、ぜひご覧ください。
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5.葛粉(くずこ)
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葛粉(くずこ)は、クズという植物の根から採れるでんぷんで、葛もちなどに使われる食材です。
火を入れると粘りが出て、冷やすとぷにゅっとしたやわらかい食感になるといわれています。ゼラチンのような弾力とは異なりますが、独特のなめらかさが特徴です。
分量を調整すれば、もちもちした食感にも、つるっとした食感にも変えられるでしょう。
ジュースなどの液体に溶かして加熱し、冷やすだけの簡単な工程で使用できるのもポイントです。
ゼラチンの代用を使ったほうがよいケース
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ゼラチンでは固まらない食材を使いたい時は、前述した代用品を選ぶと失敗を防げるでしょう。
例えば、パイナップルやキウイなどには、たんぱく質を分解する酵素が含まれているといわれています。
ゼラチンは動物由来のたんぱく質でできているため、これらの果物と組み合わせると、ゼラチンが固まらないことがあるそう。
このような場合には、たんぱく質を含まない寒天やアガーなどに置き換えるのをおすすめします。
ゼラチンの代用になるものは5つある
ゼラチンはぷるんとした食感や透明感が魅力の凝固剤ですが、代用できる素材も豊富です。
寒天やアガーは植物性で扱いやすく、ゼラチンよりも固まりやすいという特徴があります。また、片栗粉やマシュマロ、葛粉なども用途に合わせて使えば、仕上がりの違いを楽しめるでしょう。
特に、パイナップルやキウイなどゼラチンが固まりにくい食材を使いたい時は、寒天やアガーなどの代用品を選ぶことで失敗を回避できます。
それぞれの特徴を理解して使い分ければ、ゼラチンがなくてもおいしいデザート作りが可能でしょう。身近な材料を上手に活用し、目的や好みに合わせた調理を楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]