山本由伸が日本人16年ぶりのMVP! ドジャースがワールドシリーズ連覇達成
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
- 出典
- shoheiohtani






2025年11月2日、カナダのオンタリオ州トロントにあるロジャース・センターで、アメリカのプロ野球チーム『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』と『トロント・ブルージェイズ(以下、ブルージェイズ)』によるワールドシリーズ第7戦が開催。
試合は延長11回の末『ドジャース』が5対4で勝利し、球団史上初となるワールドシリーズ連覇を果たしました!
『ドジャース』が球団史上初のワールドシリーズ連覇 MVPは山本由伸
先発登板した大谷翔平選手が3回に3失点するなど、リードを許す展開となった『ドジャース』。
その後、チームは同点に追いつくと、9回裏、前日の試合で先発登板した山本由伸選手がマウンドに上がります。
11回表、ウィル・スミス選手のホームランで勝ち越した『ドジャース』は、その裏も山本選手が続投。
96球を投げた前日から異例の『連投』になった山本選手でしたが、見事『ブルージェイズ』を無失点に抑え、胴上げ投手になりました!
この日の勝利を含め、ワールドシリーズで3勝を記録した山本選手は、2009年に『ニューヨーク・ヤンキース』でプレーした松井秀喜さん以来、日本人選手として16年ぶりのワールドシリーズMVPに選ばれています。
大谷翔平選手の今年の活躍を振り返る
山本選手や、世界一を決めるトーナメント戦『ポストシーズン』で抑え投手として躍進した佐々木朗希選手といった、日本人選手の活躍が目覚ましい『ドジャース』。
中でも、今シーズンも話題にこと欠かなかった、大谷選手の1年を振り返ります。
日本での開幕シリーズで『今シーズン第1号』
今シーズンの大谷選手は、3月18日に日本の東京都文京区にある『東京ドーム』で開幕を迎えました。
『ドジャース』は『シカゴ・カブス』との開幕シリーズを、日本で2日間開催。
同日の試合で2安打を打った大谷選手は、翌19日の試合で今シーズン第1号となるホームランを放ちます!
日本中のファンの期待に応える活躍で、大谷選手の『2025年シーズン』はスタートしました。
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第1子誕生で『父親リスト』入り
4月19日、大谷選手は妻である真美子さんの出産に備えて、メジャーリーグにおける産休制度である『父親リスト』に入ります。
翌20日、大谷選手は自身のInstagramで第1子が誕生したことを報告。
嬉しいニュースに、世界中から祝福の声が集まりました。
出典:shoheiohtaniのInstagramのスクリーンショット
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663日ぶりに『二刀流』復活
打者として順調にホームランを重ねていく、大谷選手。
6月17日の『サンディエゴ・パドレス』との一戦では先発投手として登板し、663日ぶりに『二刀流』に復帰しました。
ケガによる手術とリハビリを経て、マウンドに戻って来た、大谷選手の姿にファンは興奮。
この試合は1回で降板しましたが、登板を重ねるごとに投手として投げるイニングを増やしていきます。
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日米通算300号本塁打を達成
同月25日、『コロラド・ロッキーズ』との試合で日本人選手3人目となる、日米通算300号本塁打を達成。
オールスター前の前半戦を、リーグトップの32本塁打で折り返します。
7月15日のオールスター戦ではリーグ最多の票を獲得し、5年連続5度目の先発出場を果たしました。
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メジャーリーグ通算1000本安打を達成
8月7日に行われた『セントルイス・カージナルス』戦では、先発投手として4回1失点8奪三振、打者としてホームランを放つ大活躍。
この試合のホームランで、『シアトル・マリナーズ』などで活躍したイチローさん、松井秀喜さんに続き、日本人選手として3人目となるメジャーリーグ通算1000本安打を達成しました。
イチロー、松井秀喜に続く快挙達成! 大谷翔平の記録に「すごすぎる」
さらに、同月27日には『シンシナティ・レッズ』を相手に5回1失点9奪三振の快投で、749日ぶりの勝利投手に。
本格的に『二刀流』復帰を果たしていきます。
本塁打王を逃すも『2年連続50本塁打』に到達
9月16日、『フィラデルフィア・フィリーズ』戦で、メジャーリーグ史上6人目となる、2年連続50号本塁打を達成。
同じ試合で、メジャーリーグ史上初めてとなる『50本塁打50奪三振』も達成し、またしても歴史に名を刻みました。
同月28日、レギュラーシーズン最終戦となる『シアトル・マリナーズ』戦では55号本塁打を記録し、自身が持つ『ドジャース』の球団最多本塁打記録を更新。
トップに1本差となり、惜しくも2年連続の本塁打王とはなりませんでしたが、投打にわたる活躍で『ドジャース』の4年連続ナ・リーグ西地区優勝に貢献しました。
ポストシーズンで異次元の活躍
「ポストシーズンから本番」と言われるほど、リーグ戦を終えた後の『ポストシーズン』が重要視されている、メジャーリーグ。
そんなプレッシャーがかかるポストシーズンでも、大谷選手は記録的な活躍を見せました。
ワールドシリーズ進出がかかった『ミルウォーキー・ブルワーズ』とのリーグチャンピオンシリーズ第4戦に『1番・投手』で先発した大谷選手は、初回に3者連続で三振を奪います。
すると、直後に打者として本塁打を打ち、メジャーリーグ史上初となる『投手による先頭打者本塁打』を記録。
投手として7回途中無失点10奪三振、打者として3本塁打という、目を疑うような大活躍で『ドジャース』の2年連続となるワールドシリーズ進出に貢献しました。
ワールドシリーズでは、第3戦で2本のツーベースとホームランを打った後、4打席連続で敬遠。1試合で9出塁という、ポストシーズン記録を打ち立てます。
大谷選手は、第7戦を含めた2試合で先発登板するなど、世界最高峰の舞台で『二刀流』として躍動しました。
2年連続世界一に輝いた『ドジャース』 来シーズンは?
前人未到の記録を打ち立て続ける大谷選手をはじめ、3人の日本人選手がチームの柱となって活躍する、『ドジャース』。
世界で力を発揮する姿に、多くの人が元気をもらっていることでしょう。
来シーズンの『ドジャース』がどのような野球を見せてくれるのか、今から楽しみですね!
[文・構成/grape編集部]