「君は誰なんだ!?」 ガソリンスタンドで突然、声をかけて来た黒人男性は…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
オーストラリアのニューサウスウェールズ州オルベリーに住むタイソン・クローリーさんは、大工としてさまざまな建築に関わっています。
クローリーさんは、ある朝、仕事に向かう途中、ガソリンスタンドに立ち寄ります。
車に給油し、仕事で使用するディーゼルも満タンに。アイスコーヒーを手に、カードで支払いを済ませようと、レジに並んだ時でした。
!!!
最近、新しい銀行口座を作り、お金をすべてその口座に移していたのですが、暗証番号が思い出せないことに気付いたのです。
クローリーさんは、「これかもしれない」という暗証番号を2回、支払用のATMマシンに入力しますが、どちらも正しい暗証番号ではありませんでした。3回間違えてしまうと、防犯上の理由からそのカードはロックされ、使用できなくなります。
そんな時、突然、見知らぬ黒人男性から声をかけられたのです。
見知らぬ男性からの意外な申し出に…
黒人男性はこう言ってクローリーさんに声をかけて来ました。
「代わりに支払いましょうか?」
支払いができないことで、「軽いパニックに陥っていた」と言うクローリーさん。
しかし、見知らぬ男性からのそんな申し出に「では、お願いします」とは答えられません。
しかも、支払金額は1万円を超えていました。いくら困っているとは言え、クローリーさんの返答は普通の大人であれば、誰もが当然のように口にする言葉でしょう。
とは言え、暗証番号は全く思い出せません。黒人男性は、再度こう言って声をかけて来ます。
「暗証番号が分からなくて支払えないのでしょう」
「大丈夫、僕が代わりに払いますよ」
実際、もう一度、暗証番号の入力をミスすればカードはロックされてしまう状態で、クローリーさんに選択の余地はありません。
こう言って親切な男性の申し出を受けることにします。
「ありがとうございます。
本当に助かります」
「お金は必ずお返ししますので、あなたの電話番号を教えてください」
すると、黒人男性はニコッと笑ってクローリーさんの支払いを済ませ、レシートにささっと何かを書いて手渡して来ました。
そして、ひと言、こう言って店を出て行きました。
「良い一日を!」
唖然とするクローリーさんがレシートを見ると…
クローリーさんはあっけにとられていました。
そして、我に返ってレシートを見ると…
「pass it on(私が支払います)」
ジョンという名前は書いてありましたが、電話番号は書いてありませんでした。
仕事に向かう間も、きちんとしたお礼もできなかったことを悔やんでいたというクローリーさん。
そして、ジョンさんと名乗る男性と一緒にセルフィを撮ったことを思い出し、今回の出来事を自身のFacebookで公にすることにします。
ジョンさんが誰なのか、まだ分かってはいないそうですが、「アメリカNHLのプロのホッケー選手ではないか」という情報も寄せられていると言います。
ちなみに、ジョンさんがレシートに書いた「pass it on」は「私が支払います」という意味のほかに、「親切をつなげよう」という意味合いにも読めます。
ジョンさんがどちらの意味で書いたかは分かりませんが、クローリーさんは後者の意味と捉え、「もしガソリンスタンドで支払いに困っている人がいたら、今度は僕が肩代わりをするよ」と語っています。
困っている人がいたから助けた
ジョンさんの行動は至ってシンプルですが、誰にでもできることではありません。
そして、親切を受けたクローリーさんが、同じような親切を別の人に行い、親切の輪が広がって行くとしたら、とても素晴らしいことなのではないでしょうか。