ミュージシャンだった妻、出産中に亡くなる 最後の曲を聴かせてくれたのは、ネットの住人でした
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカのユタ州ソルトレイクシティに住む、シンガーソングライターのシャリーさん。
夫のジャレッドさんと2人で幸せに暮らしていました。
「子どもが欲しい」と考えていた2人は、シャリーさんの妊娠が分かると、歓喜します。
特にシャリーさんは、まだ見ぬ子どもに会えることを心から楽しみにしていたんだとか。
妊娠中に、子どものために曲も作っていたというシャリーさん。
しかし、残念ながら最愛の赤ちゃんに会うことなく、シャリーさんは出産中の疾患でこの世を去ってしまいました。
夫のジャレッドは掲示板に助けを求めた
シャリーさんは助かりませんでしたが、赤ちゃんは無事に産まれました。名前はジェームスくん。
ジャレッドさんは、妻の死に打ちのめされながらも、ジェームスくんの育児に忙しい日々を送っていました。
そんなある日、ふと、妊娠中に彼女が子どものために曲を作っていたことを思い出します。
シャリーさんのPCを開き、曲の入ったファイルをみつけますが、どうしても再生できません。しかし、妻の最後の曲をどうしても諦められないジャレッドさんは、海外掲示板のRedditに助けを求めます。
この投稿を見た中から、複数の人が「僕なら再生できるよ」と、ジャレッドさんにアプローチをして来ました。
そして、実際に自宅までやって来て、ファイルを変換。ジャレッドさんにも再生可能なファイルにしてくれたのです。
シャリーさんが残した最後の曲のタイトルは…
Baby Don’t Worry(何も心配しないでいいのよ、赤ちゃん)
会うこともできなかったジェームスくんへの想いを歌った、素晴らしい楽曲だったそうです。
掲示板のユーザーから多くのお悔やみの言葉が
ジャレッドさんの元には、Redditのユーザーから多くのコメントが届きました。
ジャレッドさんは語ります。
「愛するシャリーさんが命をかけて残してくれたジェームスくんを『僕のすべて』、シャリーさんが残してくれた最後の楽曲は『一生の宝物』なんだ」
「そして、楽曲を聴かせてくれたRedditユーザーに対し、本当に感謝しているよ」
名前も知らない人同士が、1つの場所に集うインターネットという世界。
問題が起こることもありますが、それでもこんなステキな話を聞くと「世の中捨てたもんじゃないな」と感じますね。